その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。
交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。
晩餐会からの帰り道、酔っ払った専属執事のナインがメリッサに抱きついてきたのでした。
ここからは、その悪女に気をつけてください、の第34話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
その悪女に気をつけてください【第34話】のネタバレ
抱きつかれた反射で殴ろうとしたメリッサでしたが、ナインであることに気づいて踏みとどまります。
真っ赤な顔で眠そうな目をした専属執事のナインは、後ろから抱きついたままメリッサの背中に顔を擦り寄せていました。
『これは・・俗にいうあのバックハグ?』、と動揺するメリッサでしたが、その酒臭さに我に返ります。
おまけに、肩口に乗せられた頭の重量は酔っ払いゆえに加減を知らず、かなりの重さでした。
誰か助けて、と周囲を見回していると、侍女のヨナを発見しました。
「ヨナ!」と呼びかけたところ、ヨナは振り返ります。
ギラギラのヨナ
その姿は、サングラスをかけ、イヤリング、ネックレス、ブローチ、ブレスレッドに指輪と質素な侍女姿の上半身に金銀宝石の宝飾品を目一杯身につけてギラギラと輝きを放っていました。
「ど・・どちらさま?」と思わず言うメリッサに、「何を仰っているんですか。酔ってます?」とヨナは相変わらず淡々と返事をします。
「い・・いや、そのジャラジャラしたの何なの・・」とメリッサが問えば、「魔術師の方たちと賭けをして勝ち取ったんです」とヨナは答えます。
そんな会話をしている間にも、後ろから抱きついたままのナインがさらに力強くしがみつき、メリッサが苦痛の声を上げます。
ヨナに助けを求めますが、金の指輪に傷がつくと拒否されます。
そんなヨナに文句を言いながら、メリッサはなんとか手伝ってもらってナインを引きずるように運び、ナインの部屋の寝台へと移動させました。
メリッサとナイン
やることがあるので、とヨナは早々に撤退します。
メリッサも自分の部屋に戻ろうとしましたが、寝苦しそうなナインを見て思いとどまります。
この子のためを思って脱がすだけ!、とナインが寝やすいように靴やジェケットを脱がしていると、どこか背徳感を感じてしまうのでした。
そんなメリッサを、ナインは急に抱き締めます。
起きたのかと驚いたメリッサでしたが、ガタガタと震えているナインに気付き、悪い夢でも見ているのかな、と推測します。
頭をなで、「よしよしいい子ね」と、メリッサはナインを寝かしつけるのでした。
落ち着いたところで自分の部屋に戻ったメリッサでしたが、『今の・・誰かに見られてたら誤解されるのも無理はないんじゃ・・』、と一人真っ赤に悶えます。
『いや!何考えてんの!早く寝よっと』と、メリッサは考えを頭から振るい落します。
悪夢にうなされるワンコをなだめただけなんだから、と自らに言い聞かせるのでした。
メリッサの出発
翌日、真っ赤な顔で謝罪しながら、ヒロインのユーリは帰路につくメリッサを見送っていました。
なぜなら、ユーリは晩餐会で、自分だけではなくエリザベス家や魔術師たちがやらかした失態について、最後まで正気を保っていたメリッサに聞いてしまったからです。
何も失望はしていない、とメリッサはユーリに伝えましたが、ユーリは謝罪ロボットになってしまったのでした。
そんなに謝るなら今後の晩餐会には招待しない条件でチャラにしてあげたい、と酔っ払いだらけの酷い晩餐会を思い出してメリッサは考えます。
メリッサの帰路
メリッサ、ヨナそしてナインは馬車置き場に移動しますが、まだ少し距離があるようでした。
「いつ着くの?」とメリッサがヨナに聞いていると、「すいません!やっぱり私が送ってさしあげ・・」とどこからか着いてきたユーリが飛び出してきました。
そんなユーリに帰るように宥めながら、メリッサはもう一つ発生している問題の元凶に目をやります。
昨晩の失態を知ってから、未だ真っ赤な顔でナインは俯いたままでした。
執事失格だと落ち込むナインは、メリッサがいくら大丈夫といっても聞き入れません。
どうしようかと悩んでいると、ふと、メリッサはナインのジャケットに狼の毛がついていることに気付きました。
ナインが狼人間であることは、あまり周囲にバラしたくありません。
メリッサは、ナインにそれをふるい落とすように指示しました。
ナインがジャケットを振るうと、くしゅん!、と木陰から音がしました。
くしゃみをした人物
メリッサはナインとヨナを見ますが、二人とも首を降ります。
まさかと思い、「ジェイク?」、とメリッサは犬アレルギーの弟の名前を呼びかけますが、返事がありません。
「ナインもう一回」と、毛を振るわせると再びクシャミが聞こえます。
「出てきなさい」とメリッサが言えば、渋々と言った様子で弟のジェイクが出てきました。
何の用よ、とメリッサが問いかけてもジェイクは答えません。
しかし。メリッサには理由に検討がついていました。
「あんた、ユーリさんのことつけにきたんでしょ」と、メリッサはとても嫌そうな顔で言うのでした。
第35話に続く>>
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その悪女に気を付けてください【第34話】の感想
酔っ払いのナインとメリッサのやりとりが可愛らしいですね。
ヨナのお金への執着は相変わらずですが、まさか魔術師から巻き上げるとは驚きです。
エリザベス男爵家の晩餐会は、魔術師が酔っ払うからはっちゃけすぎですね。
ユーリを追いかけてきたらしい弟ジェイクの登場に、メリッサはどう対応するのでしょうか。
次の話も楽しみですね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第34話のネタバレと感想をご紹介しました。
「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。