「小説の中の悪女皇帝になった」はmiraenavi原作、S.Yang作画、のファンタジー漫画です。
安原めぐみは、小説を読むことが趣味のごく平凡な会社員。
ある朝、彼女は読んでいた小説のキャラクター、ユリアになってしまいました。
小説では、自身が命を奪われることを知っているつぐみは、未来を変えるために動きます。
ここからは「小説の中の悪女皇帝になった」第11話のネタバレです。ご注意ください。
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小説の中の悪女皇帝になった【11話】ネタバレ
「諸君。忙しい中集まってくれてありがとう。本日諸君を呼んだのは他でもない、間違ったことを正すためである。」つぐみは会議を始めます。
「今まで私はフェーズ公爵を信頼し内政を任せてきた。しかし彼の動きに怪しい点があるとの告発があり、これを正そうと思う。」つぐみは冒頭から会議の核心を突きます。
もちろんフェーズ側の貴族たちは野次を飛ばします。「今までフェーズ公爵は陛下に誠心誠意尽くしてきたではありませんか!」
しかしそれはつぐみの一睨により下火になります。
つぐみは続けて「ベヌース公爵、彼が本日フェーズ公爵の告発を要請した。」とベヌースを証言台に上がらせます。
ベヌースの口を借りて告発することにより、ユースト側に、フェーズを切り捨てることや、ユリアが変わったことをアピールするのがつぐみの狙いです。
焦ったフェーズは、なぜ、罪人の発言に耳を傾けるのですか!」とうろたえますが、つぐみは「私はお前を信じたい。」「お前の身の潔白をこの場で証明してほしいのだが、難しいだろうか?」と話を前に進めます。
ベヌースが、告発を始めます。「フェーズ公爵は帝国歴264年。皇帝陛下により内政を任されて以来犯した罪は以下の通りです。」
積年の恨みの矛先
つぐみは会社での出来事を思い出していました。見やすくまとめた資料を部長に「これ一枚だけなの?なめてる?」とけなされたことです。
その時からつぐみは、『今に見てろ、バカでもわかるように作りプレゼンテーションの神になってやる。』と思い仕事に費やしていました。その経験が今、会議に活かされています。
最初は要点まとめ。次のページからは詳細説明。さらにフェリックスの魔法のおかげでスライドを出し、まるで本物のプレゼンのように見せることができています。
そのプレゼンから続々と、フェーズの罪の証拠が出てきます。全ての証拠を読み上げたベヌースは「これらの内容により私はこの場で、帝国の父たる皇帝陛下にフェーズ公爵を告発します。」とまとめ終わりました。
決着
会議室はざわめいています。そんな中つぐみは立ち上がり、「お前を信じていたのに、これはどういうことだ?」とフェーズに詰め寄ります。
必死に言い訳をするフェーズに、つぐみは剣を抜きます。「噓を申す者ほど口数が多いといったな?」
ハッとし、慌てて口をふさぐフェーズは、手が剣先に当たってしまい血を流します。
「うわぁ!ま…まさかここで私を殺すのでは…!」と自分で切ったことを棚に上げて、大げさに騒ぐフェーズにつぐみは苛立ちを覚えます。
「お前が処理した文章は穴だらけだった、汚いことをするのならもっと賢くすべきだったな。」と言い捨て、フェーズの逮捕を周りの者に命令します。
そして会議室の皆に知らせます。「彼の処分は3日後、裁判で決定する。」
会場はまたも、ざわつきます。裁判など、戦争以来初めてのことだったからです。
その裁判は、ユリアが暴君ではないことを証明し、腐敗したものを炙り出すために行うものでした。
そしてつぐみは締めくくります。「本日よりフェーズ公爵が持っていた権限を全て回収する。これ以上帝国で下手な真似をするものを、このまま野放しにしておくつもりはない。」
そのつぐみの姿を、ただただユーストは見つめているのでした。
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小説の中の悪女皇帝になった【11話】の感想
キマりましたね!絵に描いたようにつぐみのプレゼンで、フェーズ逮捕へと運んでいきました。
ひとまず、皇帝の変わりようを目の当たりにした反逆軍は、明日の反逆を実行するべきなのか、疑問に思うのではないでしょうか?
しかし最後のユーストの眼差しが気になります。真顔でしたが驚く様子にも、疑問に思うようにも見える、ただ一点を見つめる顔…
少なくとも『よし、明日は予定通り反逆だ』という表情ではありませんでしたが、前日からの混乱が続いている中、いったい彼は何を思うのでしょうか?
このまま順調に進むのか、次回も楽しみです。
まとめ
以上、小説の中の悪女皇帝になった【11話】のネタバレと感想をご紹介させていただきました。
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