逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
図書館で今後についての調べごとしていたエルドリアは、偶然、愛人のロビアと遭遇するのでした。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第28話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第28話】のネタバレ
机にうつ伏せで眠っていたエルドリアは気配に目を覚まして「・・ロビア?」と、名前を呼びます。
エルドリアにキスするかのように顔を近づけていたロビアは、すぐに身体を起こして体勢を正し、顔を背けて咳払いをします。
「こんなところで居眠りされている姿を他の者に見られては困るでしょうから、起こして差し上げようとしただけです」と、ロビアは言います。
エルドリアは『変な独り言とか言ってなかったよね』と心配し、ロビアは『俺・・何のつもりで姫様にあんなこととを・・』と狼狽していましたがお互い気付きません。
「図書館にはよく来られるのですか?」と尋ねられ、「頻繁には来ないけど・・時々ね」とエルドリアは答えます。
第五司書室を使っている間は誰も出入りしないように、と司書らに命じていたはずでしたが、ロビアと出会ってしまいました。
『今後はここでの行動にも気をつけなくちゃ』と、ロビアとの思わぬ遭遇にエルドリアは考えます。
「姫様とここでお会いするのは本当に久しぶりですね。覚えていらっしゃいますか」とロビアは言いますが、憑依前のことなので主人公にはわかりません。
「さあ・・。あまり思い出せないわ」と言えば、「・・それでは、俺と初めて会った湖のことは覚えていらっしゃいますか?まさかそれさえもお忘れではありませんよね?その湖がとても美しいと仰っていたではありませんか」とロビアは言います。
「湖・・は覚えてるわ」となんとか言いますが、「・・そうですか?」とロビアは訝しげです。
『これ以上分からないと言ったら変に思われそうだからとりあえず覚えてるって言ってみたけど・・詳しく聞かれたらどうしよう・・!』と、エルドリアは内心焦ります。
「あの・・ロビア。ここ話すよりも一緒の食事でもどう?」と、話題を逸らすためにエルドリアは提案するのでした。
食事会
「一緒に、ですか」と、やや苛立たしげにロビアが言います。
卓には、エルドリア以外に、愛人のナドリカがいました。
「・・皆で一緒に食事するのも楽しいでしょう?」とエルドリアは努めて自然に言います。
本当は、ナドリカと食事の約束をしていたのを忘れていたために3人になってしまったのでした。
ロビアとナドリカの間には微妙な空気が流れており、どうしてこんなに険悪な雰囲気なのはエルドリアにはわかりません。
ナドリカは、プレイヤーのユーリと親しくしていたロビアを、姫様を裏切った者、と怒りを持って見ていました。
ロビアは、奴隷出身のナドリカを、卑しい奴隷の分際で、と下に見ていました。
3人の会話はギスギスして弾みません。
エルドリアは、ロビアは意外と優しいけどやたら口調が辛辣だと感じていましたが、そんな素直じゃないところもロビアらしくて可愛いとも思っていました。
拗ねたようなロビアがテーブルの肉を不必要にフォークで突き刺していると、ナドリカが吹き出すように笑い、ロビアは無表情に近いながらも威圧的な視線で見返します。
再び雰囲気が悪化し、エルドリアはナドリカが怖がるのではないかと思いましたが、意外にもナドリカは負けずに視線を返しています。
「あなたたちケンカでもしたの?」とエルドリアが問うと、ナドリカは固まり、ロビアは「どうしてそんな面倒なことをしなければならないんですか」と答えます。
「愛人同士の寵愛争いとか?」とエルドリアが問えば、ロビアは「そもそもこの者と俺では格が違います」と淡々としています。
一方のナドリカは真っ赤になって、「絶対に違います!本当に!」と慌てます。
「本当に嫉妬していたのね?可愛いわね、ナドリカ」と、その様子にエルドリアは笑顔になるのでした。
エルドリアと侍女
部屋に戻ったエルドリアは、以前にナドリカを辱めて、宮を追い出された宮人たちの現在の動向を侍女のヘスに尋ねます。
特に変わりないがある噂が流れている、とヘスは言います。
皇女が彼らを殺さずに生かした理由が、苦しむ姿を見ながらなぶるためだ、という噂です。
報告を聞いたエルドリアは、着替えば侍女のデイジーにやってもらうと伝え、ヘスを下がらせます。
愛人のエクロットは、そんな彼らを皇室を軽んじたとして、命を奪った方が良いと言っていました。
しかし、エルドリアそんな噂を流しておいて、二度と同じような真似ができないように牽制しておくことにしたのでした。
ヘスが下がった後、エルドリアはこの間の尾行の報告をデイジーから聞きます。
麻薬を管理していたヘスは、エルドリアの指示通りに、厨房の倉庫に隠してあった麻薬を全て宮の外に運び出したようでした。
「これでもう安心ですね!」とデイジーは無邪気にエルドリアに尋ね、『褒めてもらいたがってる子犬みたい』と思いながらエルドリアはそれを労います。
デイジーにお礼をいって下がらせ、エルドリアは一人ベッドで考えます。
秘密の捜索の難航
『奪われたものは皇女の寝室にある』、とゲームウィンドウに出現してからずっと、エルドリアはそれを探していました。
しかし見つからず、麻薬が隠されているのかもと思いついたのですが、それも違ったようでした。
この捜索の話は、ナドリカやデイジーにも話せませんでした。
どうすればいいの、とエルドリアは途方に暮れます。
ユリエルを城外に追い出してから、あれほど毎日見えていたゲームウィンドウが見えなくなってしまいました。
自らの死という危険は遠ざかりましたが、相変わらずゲームから脱出する方法は見つかっていません。
『誰がこんな私の味方になってくれるのだろうか』と、目を瞑りながらエルドリアは思案するのでした。
ある男の脱出
青空の下、男が嬉しそうに荷物を背中に担ぎます。
「一年ぶりの脱出だな」と、一人つぶやくのは、元皇室騎士団の副団長、そして、ついこの間まで皇女のハーレム騎士団の一員だったシガーでした。
第29話に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第28話】の感想
ロビアは細かいところまで覚えていそうですから、憑依前の記憶のない主人公は大変ですね。
ロビアとナドリカの対立はどこか微笑ましく見えます。
侍女のヘスはまだ何か秘密を知っていそうで気になりますね。
侍女のデイジーは、相変わらずナドリカみたいにひたすら真っ直ぐです。
最後に出てきたシガーがどう絡んでくるのでしょうか。
次の話も楽しみですね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第28話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。