お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
メフィストの強力な呪いにかかってしまったランスロットを救う為、夢莉は交渉に乗って皇女殿下について行くことにします。
茨が夢莉の腕を掴み皇女殿下の元に引き寄せると、皇女殿下は「決心したようね。それじゃあ行きましょうか?」と夢莉の手を取りました。
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お嬢さんの執事【37話】のネタバレ
「待って!」と言って夢莉は皇女殿下の手を払い、「…?やっぱり行かないとでも言うんですか?」と皇女殿下は夢莉を睨みました。
「取り引きには応じますけど、順序が違うと思います。ランスロットの呪いを解くのが先で、私がついていくのはその後です」と夢莉は言います。
夢莉の要求
皇女殿下は呆れた様子で溜め息を吐き、「レイナウト令嬢まだご自分の状況がわかっていないようですね。あなたは私に何かを要求できる立場ではないんですよ?」と説明しました。
「それはあなたの方でしょ?」と夢莉は言うと、カンデンティアの力で剣を作り、皇女殿下に刃を向けます。
「目の前でランスロットの呪いが解けるのを見届けるまで、私はここを動くつもりはありません。あなたを殺して私に得るものがなくなったとしても…剣で切られるのはさすがにあなただって苦しいはずです。違いますか?シエラ皇女、あなたならよくわかるでしょう。私にもう他の方法がないなんて思わせないで!」と夢莉は忠告しました。
「…わかってる。そんなことわかってるわよ。十数年間生きてきた自分の体ですもの。それなのに…何なの?この慣れない感覚は…?」と皇女殿下は夢莉の気迫にゾッとしてしまいます。
皇女殿下が手を伸ばすと、ランスロットの頬からメフィストの魔力が消えていきました。
「ランスロット…!大丈夫?」と心配する夢莉に、「これでいいでしょう?次はあなたの番ですよ」と皇女殿下は催促します。
まだ少し苦しそうにしながらもランスロットは「ダ…ダメですよ、お嬢さん」と夢莉を引き止めます。
「でも…」と言う夢莉の手に茨が巻き付きました。
「まだ頬が熱いわ。お願いだから今は無理しないで。そんなに心配ならメフィストから受けた傷をすべて治して、万全の状態で私を迎えに来ればいいでしょ?」とランスロットに言い聞かせながらも、夢莉の体は茨に引かれていきます。
「待ってるわ」と笑ってみせたのを最後に、夢莉の体は完全に闇に飲まれました。
皇女殿下に連れて行かれた先
「…いったいどこまで歩かなきゃいけないの?ドレスは動きにくいし、足も痛いんです!ピョ~ンとひとっ飛びで連れて行くことはできないんですか⁉」と夢莉は抗議を上げます。
「うるさいわねっ!あ…あなた今自分がどういう立場かわかってる?」と皇女殿下に聞かれ、「そうねぇ…脅迫された上に拉致されて人質になってる状況…でしょ?」と夢莉は答えました。
「よくわかってるじゃない!そうよ拉致されてこれから悪魔のところに連れて行かれる身なのよ⁉」と怒りながら言う皇女殿下に、「悪魔って言ってもしょっちゅう会ってるから、もう隣のオジサンみたいに思えてきたわ!」と夢莉も返します。
「着替えと靴、それから食事も用意してください。このドレスはランスロットとの婚約式のためのものです。悪魔と会うために着ていきたくはありませんから。じゃなかったら行かないわよ」と言われ、皇女殿下は仕方なく着替えを探し始めました。
「まったく…どうして私がこんなことまで…どこの馬の骨かもわからない偽物のくせに堂々としすぎてて、いつの間にか彼女のペースに巻き込まれてしまう…私とはまったく違うのに、ランスロットの奴はどうしてそれに気がつかないの?」と皇女殿下が頭の中で文句を並べていると、ランスロットと夢莉の幸せそうな様子が頭をよぎりました。
「は…私ったら何を考えているのかしら…」と皇女殿下は頭に手を当てました。
皇女殿下の用意した服に着替えた夢莉は「あ~これでやっと楽になったわ。それで…どうして私を呼んだわけ?悪魔さん」とメフィストに話しかけます。
「ははっマナの祝福を受けた者がいると話がしにくいからな」と笑いながら話すメフィストに、「元気そうね」と夢莉は残念そうに言いました。
「ほう心配してくれたのか?体を貸してくれた奴のおかげだよ」と話すメフィストに夢莉は冷たい視線を送りながら「向こうは満身創痍のようだけどね」と返します。
「まぁ奴へのお返しとしてはこのくらいがベストだろ。それより…あんたが気にしてる男は他にいるんだろ?」と近寄ってきたメフィストに、「そういえば…うちのランスロットによくも怪我をさせてくれたわね…」と夢莉は睨みつけました。
「ねぇ、私の役目は終わったんだし、もう帰っていいかしら?」と皇女殿下が聞くと、「あぁもちろんだ。約束通りカンデンティアの適合者を連れて来てくれたから…」と答えたメフィストが手を振ります。
皇女殿下の体とメフィストへの体に何か力のやり取りが行われた後、「…四番目の部屋」とメフィストが呟き、皇女殿下は一目散に駆け出しました。
「あんなに急いじゃって…四番目の部屋っていったい何なの?」と夢莉が聞くと、「さぁな。おそらく…自分の願いが叶ったかどうか確かめに行ったんだろう」とメフィストはニヤリと笑みを浮かべます。
「願いって何なのよ?」と夢莉が更に質問すると、「それは秘密だ。あんたにも秘密があるようにな。そうだろ?西條夢莉」とメフィストは夢莉の本当の名前を口にしました。
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お嬢さんの執事【37話】の感想
夢莉を連れて来る条件で願った皇女殿下の願いは何なのか、メフィストが怪しげな笑みを浮かべていましたが、ちゃんと叶っているのか気になります。
また、目の前で夢莉が攫われたランスロットはどんな行動に出るのかも気になります。
メフィストに正体を知られた夢莉はどうするのか、次の話も楽しみです!
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の37話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。