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その悪女に気を付けてください【第69話】のネタバレ・感想|ピッコマ

その悪女に気をつけてください ネタバレ

その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。

交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。

予想通りピーコックからお茶会の招待状を受け取ったメリッサは、作戦を開始するのでした。

ここからは、その悪女に気をつけてください、の第69話のネタバレになりますので、ご注意ください。

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その悪女に気をつけてください【第69話】のネタバレ

お茶会の当日は素晴らしい秋晴れであり、青く澄んだ空の下で気持ちの良い風が吹いていました。

メンバーはメリッサ、侍女のヨナ、専属執事のナイン、そして侍女のヘイニーです。

「ヘイニー、緊張しないで。家族のことは私がなんとかするから。奴の指示通りに動いてちょうだい」とメリッサは言いますが、「でも・・!」とヘイニーは戸惑います。

それはメリッサに毒を盛れということであり、ヘイニーは拒否しようとします。

「でもじゃないの。それが私への唯一の償いよ」とメリッサは言い、「・・ありがとうございます」とヘイニーは悲しそうに頭を下げます。

『見ろ、あの悪魔のような顔!隣にいる女のあの顔を見ると、彼女にもきっと嘘をついたんだろう』と、そんなメリッサとヘイニーを観察するモノがいました。

『お前の悪行も今日で終わりだ!』と決意するソレは、メリッサのすぐそばにいるのでした。

出発

馬車に乗って一行は出発しました。

メリッサが御者に聞けば、2時間ぐらいかかるとのことでした。

『さあ、始まりだ』と、ソレは決意します。

「本日は特別にお嬢様が可愛がられていた俊足の馬を選んだので、もっと早く着くかもしれません」と御者は笑い、「2時間なら近い方ね。わざと近くの別荘に招待し・・」と言いかけたメリッサは気づいてしまいます。

「まさか・・その馬って・・。狩り大会で私が乗ったあの馬・・?」と、嫌な予感にメリッサは冷や汗が出ます。

「ええ、そうです。黒馬のハラグロ!」と御者は良かれと思って選んだようですが、メリッサは驚愕します。

今日のハラグロは御者が見たこともないほど大人しくしていました。

屋敷で最も性格が悪いと言われていたハラグロをメリッサが手なずけたと思った御者は、何を任せても構わないと託されたハラグロを馬車に起用したのでした。

メリッサは口をあんぐりを開けてハラグロを見つめ、ハラグロはニヤリと振り返ります。

ハラグロは、「ジェイクの髪の毛かじらせてあげる」という約束を反故にしたメリッサを恨んでいました。

『嘘つき人間め。あの時の借りを返してやる!』と、ハラグロは馬車を急発進させました。

「どぅあぁ!このイカれた馬がぁあっ!!」とメリッサは叫びますが、馬車は止まりません。

馬車はそのまま猛スピードで走り続けるのでした。

到着

ヘイニーは吐きそうな顔で地面にしゃがみ込み、メリッサの顔色も良くありません。

犯人であるハラグロもやっと立っているような有様ですが、顔は満足げです。

相方の馬は疲労から地面に倒れ込んでいます。

『くっそぉ、ハラグロ・・。まさかこの時代にレーシングカー体験をさせられるとは・・。アクセルべた踏みで逆走中の生きる車に乗せられた感覚・・!』と、メリッサは感じました。

メリッサが水を求めると、ナインが心配そうに水差しを渡します。

ナインは暴走中の馬車の中でメリッサを支えていたにも関わらず、元気そうに見えました。

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『ガタイいいし、イケメンよね・・。体がしっかりしてるから平気なのかな』と、メリッサは思わずナインに見惚れます。

しかし、『いやいや、今大事なのはそれじゃない!』と、メリッサは気を引き締めます。

ここは敵地なのです。

「他のみんなは?」とメリッサが尋ねれば、「もう少ししたら落ち着くはずです」とナインは答えます。

ヨナと御者もまた、地面にへたり込んでいました。

メリッサが屋敷を見上げると、そこには金持ちなのをひけらかすような外観が見えました。

ユーリに受け取ってもらえなかったローズジュエリーが、あちこちに草木のように飾られています。

「あっ、早く到着されたのですね!遅れて申し訳ありません」と、慌てた様子で執事らしき使用人が駆けてきます。

その様子から新人だろうとメリッサは思い、中に入れるかと尋ね、執事は了承します。

その執事はヘイニーとチラリと視線を交わすのでした。

ピーコックの屋敷

屋敷の内部にはあらゆる美術品に高価なインテリア、そして室内温室がありました。

「早かったですね。お久しぶりです」と登場したピーコックの服装もまた派手なものであり、『綺麗っちゃ綺麗だけど・・こいつはやりすぎ。金持ちアピールできないと死ぬの?』とメリッサは呆れます。

「別にあんたに会いたくてとかじゃないけど、ちょっとした事情があって早く着いたの」とメリッサは笑い、「ハハ。そんなのわかってますよ。お元気そうで何よりです」とピーコックも笑います。

2人の表面上は穏やかですが、お互いの心の内では罵り合っているのでした。

お茶会の開始までまだ1時間もあり、2人は先に席についてユーリを待つことにしました。

しかし当然ながら2人でいても会話はなく、ただただ沈黙が流れます。

そうして待っていると、「ごきげんよう」と、ユーリが到着しました。

2人が先に座っているのを見て、「あれ?もしかして私時間を勘違いしてました?」とユーリが尋ねます。

「ユーリ!来てくれてありがとう!」とピーコックは立ち上がり、「いいえ!早くこちらへ!」とメリッサも立ち上がります。

それはほぼ同時であり、2人は気まずくなりました。

メリッサもピーコックも、沈黙は苦痛でありユーリを待ち侘びていたのです。

「アハハ。おふたりとも気持ちがはやってたみたいですね」とユーリは笑って、メリッサの隣にピッタリと座ります。

「ハハッ・・まぁ」と、それを見た向かいに座るピーコックの顔は引き攣ります。

「本日はありがとうございます。おふたりに参加いただき嬉しい限りです」と、それでも優雅にピーコックは言います。

『「おふたり」ね。そのわりに、異常なくらいひとりだけを見つめてるけど』と、メリッサはピーコックを観察します。

ユーリはそんなピーコックの視線を感じてか、居心地悪のそうな顔をするのでした。

第70話に続く>>

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その悪女に気を付けてください【第69話】の感想

誰がメリッサを恨んでるのかと思えば、ハラグロでしたね。

1人だけ元気なナインは、さすが狼人間です。

ピーコックをどうやってこらしめるのか、メリッサの行動に期待です。

次の話も楽しみです。

まとめ

今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第69話のネタバレと感想をご紹介しました。

「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。

他の漫画配信サービスでは読めません。

今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。

応援していきたいですね。