「小説の中の悪女皇帝になった」はmiraenavi原作、S.Yang作画、のファンタジー漫画です。
安原めぐみは、小説を読むことが趣味のごく平凡な会社員。
ある朝、彼女は読んでいた小説のキャラクター、ユリアになってしまいました。
小説では、自身が命を奪われることを知っているつぐみは、未来を変えるために動きます。
ここからは「小説の中の悪女皇帝になった」第17話のネタバレです。ご注意ください。
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小説の中の悪女皇帝になった【17話】ネタバレ
朝、つぐみはまだゴロゴロしています。連日の働きによって疲れが出たみたいで、今日はゆっくりしたいようです。しかし、頭は疲れているのに、このユリアの体はとても元気なため、二度寝することもできません。
つぐみは同時に考え込みます。前日のフェーズ一行との戦いの事です。
あの時、ユーストと稽古していたとはいえ、実戦で剣を使うのは初めてでした。それにも関わらず、フェーズたちの大勢の援軍を見ても、不思議なくらい緊張しませんでした。
『まるで頭と体が別々になったような…』剣を振り回す瞬間、浮かれた気持ちもなく、それでいて「これは勝てる」という絶対的な自身がありました。つぐみはこの件でどことなく違和感を感じてます。
『実は自分の中にユリアが残っていたり、もしかすると彼女に操られているんじゃ…』と不安がよぎります。しかし、余計なことは考えても仕方ありません。
ただでさえ、つぐみには問題が山積みです。戦争が終わって一年が経とうとしていますが、フェーズの所為で情報が不安定になっていることや、それに何より、フェーズと手を組み戦争を仕掛けようとしていたイターン王国の存在についてです。小説の通りならユリアの没後、戦争を引き起こし続けた王国です。
今はつぐみの活躍により小説と状況が変わりユリアは生きているため、勝手に動くことはありませんが、まだつぐみには不安があります。前代未聞の魔女、ダイアナの事です。彼女は人を操る能力を持つ、イターン国王の娘です。
つぐみは何としても戦争だけは避けたいようです。フェリックスに調べさせ、誰が信用できるのかを今後、考えていかなくてはなりません。
ここで、つぐみはハッとします。今日は休むと決めていたのについつい仕事の事ばかり考えています。
『もう休むわ!』とつぐみはベッドに潜り込みますが、ここで面談の要請が来ます…
貴族たちの謝罪
面談の要請者たちは、かつてユリアと信頼し合ってましたが、その後のユリアの堕落により側を離れていった貴族たちでした。今日はそのことについての謝罪と罰を与えてほしいとの要請でした。
つぐみは「お前たちが剣を向けたのは私ではなくフェーズ公爵が作り出した皇帝であったのだろう?」と声をかけます。
しかし、それでは自分たちのしたことを許せない彼らは「部下として義務を果たせなかったことも、また事実です。」とやはり罰を請います。
それについては、つぐみも考えています。「明日から、帝国のために力を尽くしてもらうぞ。」彼らに与えた罰は、山積みの仕事の手伝いでした。
フェーズの悪行の処理に現在、ベヌースの手を借りたとしても人手が足りていません。特に信用できる人材が足りていないため、彼らは打って付けでした。
皆は「我々を信用してくださるのですか?」と涙目です。
つぐみが「誰しも一度くらいは失敗はある、だが二度目はない、その時は見逃してやれないぞ」と言うと彼らは「肝に銘じておきます!」心強く返事をします。
皆の士気が上がってる中、『それならさっそくこの場で任命しよう。』と朝考えていたベヌースを宰相にしようと思っていたことを実行します。
小どんでん返し
「では、この場で宰相を決めるとしよう。シリル・ベヌース伯爵お前だ。」とつぐみが命じると皆はざわつきます。
彼らは「よりによって他国出身の若造を…?」と初めは納得できていない様子でしたが、しかし『陛下には忠誠を誓った、きっと考えがあって決断されたはず…我々のやるべきことは陛下を信じ従うこと…』と次第に納得し皆の気持ちが一つになりベヌースに注目します。
そんな皆の注目の中、ベヌースの出した答えは「私を宰相に任命することは賢明な選択ではないと思いますが。」でした。
その言葉によりつぐみはショックを受け、周囲の皆も今度は『何!?』で心が一つになるのでした。
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小説の中の悪女皇帝になった【17話】の感想
せっかく皆が、他国出身であるベヌースを『ユリアが推薦するのなら…』と受け入れ始めたのに、相変わらずのベヌースでしたね。
その自分をしっかり持っているところが、仕事にもつながり頼りがいのある人物像を作っているのかもしれません。
とはいえこの空気の中、あんな風に断られるとは、つぐみは予想できなかったでしょうね。
以前「忠誠は期待しないで欲しい」といったような発言をしていましたが、未だにその気持ちは変わっていないのでしょうか?
やることは沢山、ベヌースはこんな調子、魔女についても心配があるつぐみはこれから先、上手いこと問題を解決していけるのでしょうか?
次回も楽しみにしています。
まとめ
以上、小説の中の悪女皇帝になった【17話】のネタバレと感想をご紹介させていただきました。
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