「小説の中の悪女皇帝になった」はmiraenavi原作、S.Yang作画、のファンタジー漫画です。
安原めぐみは、小説を読むことが趣味のごく平凡な会社員。
ある朝、彼女は読んでいた小説のキャラクター、ユリアになってしまいました。
小説では、自身が命を奪われることを知っているつぐみは、未来を変えるために動きます。
ここからは「小説の中の悪女皇帝になった」第35話のネタバレです。ご注意ください。
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小説の中の悪女皇帝になった【35話】ネタバレ
つぐみは「帝国の主人、皇帝陛下にご挨拶申し上げます。」とスリーピーススーツに身を包んだ貴族たちに敬礼をされています。
一体どうしたというのでしょう。
つぐみ自身も『こ…これはどういうこと⁉』と困惑しています。
ことの始まり
遡ること数時間前、つぐみがフェリックスのおかげで男たちを片付け、やっと眠りにつき目覚めた時のことです。
つぐみが、今日はフェリックスに世話されながらゆっくりと過ごそう、と思いがらお茶を飲んでいるとドンドンとドアを叩く音が響きます。
ドアを叩いているのはスチェータです。スチェータはドアの向こうから大声で「陛下!今から狩場へ行きませんか⁉」と誘っています。
つぐみは頭を抱えながら『迷惑だってことがわかんないのかしら…』とイライラしています。
しかし、以前のユリアであれば喜んで向かうだろうと判断したつぐみは「もう準備が整ったのか!」と喜んだフリをして返事をします。
すると、スチェータは「ええ!陛下のためです!遅らせるわけにはいきません!」と嬉しそうに答えます。その姿からは、ユリアに気に入られたいことが見え透いています。
スチェータは「ではさっそく参りましょう!馬車も準備できております!」と目を輝かせながらつぐみを案内します。
つぐみが案内されたのは、豪華極まりない煌びやかな馬車でした。つぐみは『ここまであからさまだとは…贅沢していることを隠す気は少しもなさそうね。』と若干引きながらも推察します。
とはいえ、のんびりするのにはちょうどいい馬車です。
そしてつぐみが贅沢な馬車に乗って、のんびり目的地に着くと突然「皇帝の主人、皇帝陛下にご挨拶申し上げます!」と貴族たちに囲まれます。
ここで、冒頭のシーンに辿り着きます。
豪華な狩場と貴族たち
つぐみが目にしているのは、来る場所を間違えたのではないか?と思うくらいの豪華な狩場でした。『城でもここまではやらないわ。』とつぐみは完全にドン引きです。
しかし、腐敗した貴族を喜び迎えることこそ放蕩した皇帝の証拠です。「こ…ここまで歓迎してくれるとは!」と、つぐみは無理して高笑いします。
スチェータも、その貴族たちの中に混じり「この大陸の唯一の主人、皇帝陛下にお会いできて光栄でございます。」と敬礼をします。
つぐみはしばらく黙っています。つぐみの様子からスチェータは『感動のあまり言葉も失ったか!』とニヤついています。
しかし、そんな考えもつぐみはお見通しです。『間を空ければ空ける程、自分たちに感服したあまり言葉を失ったと思うでしょうね。』と考え、わざと黙っていたのです。
そしてつぐみは「全員顔をあげよ、お前たちの顔が見てみたい。」と貴族たちに声をかけます。
顔を上げたスチェータは満面の笑みです。『あそこまで喜んでいるところを見ると、わざと自分の味方になる者だけを呼んだのね。』と確信し怒りが込み上げてきます。
スチェータはそんなつぐみの怒りも知らずに「陛下に一目お会いでき、みな感激しております。」とヘラヘラしています。
するとつぐみは「そうかそうか、今まで気にかけてやれずすまなかったな。この「エンビダ」地域にこれほどの中心がいるとわかっていればもっと早く来たものを。」と言うつぐみの「エンビダ」という言葉にスチェータはピクッと反応します。
その様子からつぐみは『シリルの調査通りだわ。』と何かを確信します。つぐみは以前ベヌースから、スチェーテ地域の貴族たちはエンビダ伯爵と犬猿の仲であることを聞いていました。つぐみはそこを突いたわけです。
スチェータは「と…とんでもありません!こうやっていらしてくださったではありませんか!ここ『スチェーテ』をお気に召していただけただけでも光栄です。」とやはりスチェータはあくまでも皇帝をもてなしているのは我が土地だということを強調します。
他の貴族たちも「男爵の言う通りです陛下!」「陛下に楽しんでいただけるのならそれだけで十分でございます。」とスチェータに賛同します。
しかし、隙があれば「陛下それより、我々が準備したものをご覧いただけませんか?」と優秀な猟犬や、狩り子、そして優秀な職人により作られた弓を、各々が自分たちの持ってきたものを使うよう、つぐみに勧めてきます。
全員が自分たちの主張をしており、まったくまとまりがないとつぐみは感じています。スチェータの表情も不満で歪んでいます。
そんな状況ですが、つぐみは『勝手にやってくれてて本当に助かるよ。どうやらこの芝居も無意味にはならなそうね。』と考えて、良しとしています。どうやら考えがあるようです。
ここで、つぐみは大あくびをします。貴族たちはびっくりし、「申し訳ございません!」「ここまで疲れていらっしゃってお疲れのはずなのに…」と、次々に謝罪します。
その貴族たちの様子に、つぐみは『わがままな皇帝のイメージも悪くはないわね。』と思います。そしてつぐみは何かを伝えたいような視線で、スチェータの方をちらっと見ます。
すると、そのつぐみの視線に気づいたスチェータは「くつろげる場所へご案内します!」と明るい顔で提案します。
つぐみは「やはり男爵ほど私をわかってくれる者はいないな!」とスチェータを褒めます。するとスチェータの表情は、ますます明るくなります。
そんなスチェータの表情を余所につぐみは『ここまで牽制しあうとは…さすが寄せ集めの集団だわ。』と呆れています。
そしてスチェータは豪華なテントにつぐみを案内します。つぐみは「とても気に入ったぞ今夜もぐっすり寝れそうだな。」とここでも褒めます。
そしてつぐみは、テントの中にあるソファに座ると『またクズ皇帝になる時間か…』とモードを切り替えます。
つぐみはギロッとスチェーテを睨むと「ところで男爵、私に話したいことでもあるのかね?」と急に言い出します。
あまりのつぐみの変貌ぶりに、スチェータは「はい…?」と頭が追い付かず、無の表情になるのでした…
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小説の中の悪女皇帝になった【35話】の感想
今回はフェーズたちの様な貴族たちがわらわらと出て来て、なんだか懐かしい気分になりました。しかし、こんなに沢山はいりませんね。
もちろん、つぐみもうんざりしています。
本当は今日、つぐみはゆっくりするつもりでしたが、さすがの対応力ですね!
何やらまた何か計画があるようですが、無の表情になったスチェータにいったい何を言い出すのでしょうか?
今回は色々なスチェータの表情が楽しめました。次回も楽しみにしています!
まとめ
以上、小説の中の悪女皇帝になった【35話】のネタバレと感想をご紹介させていただきました。
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