「小説の中の悪女皇帝になった」はmiraenavi原作、S.Yang作画、のファンタジー漫画です。
安原めぐみは、小説を読むことが趣味のごく平凡な会社員。
ある朝、彼女は読んでいた小説のキャラクター、ユリアになってしまいました。
小説では、自身が命を奪われることを知っているつぐみは、未来を変えるために動きます。
ここからは「小説の中の悪女皇帝になった」第20話のネタバレです。ご注意ください。
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小説の中の悪女皇帝になった【20話】ネタバレ
ユーストを見かけたつぐみはつい、物陰に隠れて彼を見つめます。よくよく見ると絵画のように整っている顔をしています。
つぐみは急に小説で読んだ過去を思い出します。それはまだ幼いユーストが初めてユリアに忠誠を誓った時のことです。
ユリアはユーストにちゃんとした剣の代わりに、身に着けていた短剣を渡しました。実戦では使えなかったその剣を、彼はお守り代わりに常に持ち歩いていました。何故か急にそのことが脳裏に浮かびます。
そこでつぐみは思い出しました。『ユーストはユリアのことが好きだったっけ』
ユーストは、ユリアのためなら何でもやる人物でした。堕落したユリアを見て苦しみながらも、反逆をなかなか決心できなかったのも、長い間心の底に抱いていた想いが大きかったからです。
しかし、ユーストが想いを寄せているユリアはもういません。
つぐみは複雑な心境です。この一か月間で恋愛感情はさておき仲良くなってきた気はしますが、ユーストが向けている好意は、つぐみではなく憑依先のユリアなのですから。
複雑な気持ち
つぐみは少し、ため息をついてその場を去ろうとします。その時ユーストとバッチリ目が合います。かなり内心焦っているつぐみは、何とか平常心を取り戻そうと必死です。
そんなつぐみに、ユーストは駆け寄り、優しい笑顔で挨拶します。ユリアにだけ見せるあの笑顔です。つぐみは心が痛くなります。
なんとか落ち着きを取り戻し、つぐみはユーストに問いかけます。「休日なのに何をしてたんだ?」
「最近こいつを世話できてない気がして…」と馬の世話の話をしようとするユーストの懐から短剣が落ちます。さっきつぐみが思い出していたあの短剣です。『やっぱりね…』とユーストのユリアへの気持ちをそのことで再確認します。
気を取り直して、つぐみは話を続けます。「こういうのは普通、見習い騎士がすることではないのか?」
そう聞かれたユーストは「休みの日でも世話した方が、より私に懐くでしょう」と答えます。そして最後に「陛下もよくされていたではありませんか。」と付け加えます。
つぐみは『本来の彼女ならね…』と複雑そうに心でつぶやくのでした。
消された(?)記憶
話は切り替わりユーストはつぐみに今日はどうしたのか尋ねてきます。
つぐみは、城の外を見回りがてら、イースターのお祭りを覗いてみるつもりだという旨を答えると、ユーストはならば自分を護衛にと打って出ます。つぐみが「部下の休みを奪う皇帝にはなりたくない」と断ってもユーストは頑なです。
どうやら2年前に起こった事件が、ユーストを心配性にしているみたいです。そういえば、最近もフェーズに薬を盛られてたことが発覚してからも、ユーストとフェリックスは、過保護のようになっていました。
しかし、何故だか、何回も小説を読み返したのにもかかわらず、つぐみは2年前、何があったのか思い出すことができません。
『何かがおかしい…』と考えるつぐみの脳内に何者かの声が入ってきます。
「眠りなさい…あなたの…記憶…」つぐみの頭でその声が響くとつぐみは頭痛を起こし、その場に倒れてしまうのでした。
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小説の中の悪女皇帝になった【20話】の感想
ラブコメ展開かと思いきや、つぐみは今ややこしい状況ですね…
ユーストの想い人はつぐみではなく、つぐみの入ってる相手ユリアです。もうこの時点で恋愛感情よりも罪悪感が生まれますね。つぐみはユリアとして生きることを受け入れたので、『うまくやるつもり』と思っていますが、少し寂しそうです。
本人は、恋愛感情を抜きとして考えているつもりですが、少しづユーストに惹かれているようです。この先二人はどうなるのか楽しみです。
とか思っていたら急展開です。つぐみの頭が割れそうです。『眠りなさい、あなたの記憶…』その声の主は、つぐみが不安視していた「魔女」に関係しているのでしょうか?
ユーストの事で胸は痛むわ、頭も割れそうわで、つぐみは散々です。一体、次々に襲い掛かる問題にどう挑んでいくのか、次回も楽しみにしています。
まとめ
以上、小説の中の悪女皇帝になった【20話】のネタバレと感想をご紹介させていただきました。
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