お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
夢莉をメフィストの元に連れて来た皇女殿下はベスティーア公爵が眠る部屋へと走っていきました。
夢莉が皇女殿下の願いをメフィストに聞くと、「それは秘密だ。あんたにも秘密があるようにな。そうだろ?西條夢莉」とメフィストは夢莉の本当の名前を口にします。
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お嬢さんの執事【38話】のネタバレ
「今…何て…?」と夢莉が聞き返すと、「おいおい。もう忘れちまったのか?20年以上も呼ばれてた名前じゃないか西條夢莉」」とメフィストはもう一度夢莉の名前を呼びました。
夢莉はここでは呼ばれたことのない自分の名前に一瞬耳を疑います。
「聞きたいことがいっぱいあるって顔してるな~」と茶化すメフィストに、「どうやって私の魂をこの体に入れたの?」と夢莉は問いました。
シャルロッテが皇女殿下になった経緯
メフィストは「そうせかすなって時間はたっぷりある」とはぐらかしますが、「私がランスロットを置いてまでおとなしくここに来たのは、あんたと縁を切るためなの。ちゃんと話さないならこのまま帰るわよ」と夢莉は睨みます。
「おっと強がらなくてもいい。ここは俺の空間、そしてあんたは自分の足でここに来たんだろ。ここでは微量なマナでも吸収できるんだ。もう十分に感じてると思うが」とメフィストは目を細めました。
何も言い返せない夢莉にメフィストは「だけど教えてやるよ。俺はあんたとも遊びたいんだ夢莉」と言って過去を話し始めます。
少し前までのシャルロットはベスティーア公爵に婚約を破棄され、食べることすら拒み、心身ともに弱っている状態でした。
ベスティーア公爵が皇女殿下と婚約することを知ったシャルロッテは「絶対に許さない!彼が私のものにならないことより、他の人のものになってしまうだなんて、そんなの耐えられない!」と怒りに支配されます。
剣の正義まで掲げても阻止できなかったシャルロッテが自害しようとした時、シャルロッテの深い欲と絶望は闇を呼び、メフィストはそれに応えて契約を持ちかけました。
魂を要求したメフィストでしたが、シャルロッテに断わられます。
「一度は捨てようとした命じゃないか。どうして今になって嫌がるんだ?願いが叶わなくてもいいのか?」とメフィストが聞くと、「もう状況が変わったの。彼を私のものにする方法ができたから。私がシャルロッテ・レイナウトじゃないまま彼を手にすればいいのよ」とシャルロッテは答えました。
夜中の自室で一人泣いている皇女殿下の前にシャルロッテは現れました。
皇女殿下は無能な王権と無力な自分自身のせいで、自身の立場酷く絶望していました。
シャルロッテは皇女殿下とほんのわずか会話し、皇女殿下が望んでいるのは安らかな眠りだと思わせて悪魔との契約を結ばせます。
夢莉が呼ばれた理由
そこまで話を聞いた夢莉は「これじゃあ誰が悪魔なのかわからないわね」と呟きました。
メフィストは夢莉の言葉に笑い、「どうしてだ?ちょうどよかったじゃないか。安らぎを求める者は眠らせ、その体を欲する者には望むどおり与えてやったんだ」と言います。
「何がちょうどいいの?他の空いたところの代わりに私が呼ばれてきたんでしょ?なんで私だったの?」と夢莉は聞きました。
「全ては計画通りと言いたいところだが、あんたとは信頼関係を築きたいからな、正直に言うよ。あんたが予想していた通りあれは俺の意思ではない。ただ魂が抜けて空っぽになった体とたまたま波長が合っただけだ。そしてその魂は周囲の人物についてほぼ完璧に理解していた…かなりの偶然だったんだ。奇跡か神のいたずらってとこかな」とメフィストは説明します。
「何よ!結局はあんたも何も知らないってことでしょ?来るんじゃなかった。時間の無駄だったわね」と言って夢莉は踵を返しました。
「本当に偶然来ただけなの?ということはある日突然元の世界に戻ることになってもどうにもできないってことじゃない。私はもう元の世界には戻れないのよ。ランスロットがあんな顔して待ってるんだから!!」と夢莉は別れ間際のランスロットの顔を思い出しながら部屋の扉へと向かいます。
夢莉が開けようとした扉をメフィストが手を押し当て、開けられないように邪魔をします。
「何をするの?」と夢莉が聞くと、「行かない方がいいと思うぜ?本題はこれからだ」とメフィストは夢莉を止めようとします。
「バカバカしい。悪魔のくせに神のいたずらだなんて、そんな意味のわからない曖昧な話なら聞くだけ無駄よ」と反論する夢莉に、「それは本当にそうとしか言えないんだ」とメフィストは返しました。
「あんたの魂の始まりはこの世界じゃない」と言ってメフィストの手から溢れた闇にはビルなどが建ち並ぶ風景が映し出されます。
闇から見える風景が街の中へと移っていくと、そこには横断歩道を渡っている夢莉の兄の姿がありました。
少し痩せた兄の様子が気になる夢莉に、「記憶ってのは不思議なもんだな。うんざりと思ってたことでも一度波が引くと、懐かしい記憶はより輝いて見えるんだからな。どうだ夢莉、戻りたくないか?」とメフィストは問いかけました。
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お嬢さんの執事【38話】の感想
本物の皇女殿下は一体どうなっているのか気にはなっていましたが、シャルロッテが悪魔と契約を結ばせて眠らせたとは思っていなかったので驚きました。
兄が気になっている様子の夢莉が、メフィストの「戻りたくないか?」という問いかけにどう答えるのか、次の話も気になります!
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の38話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。