こちらではピッコマ漫画 お兄ちゃんたちに気をつけて!【第25話】のネタバレ&感想をご紹介しています。
エルンスト公爵家の養子となった少女、ハリ。3人の義兄たちから良く思われず、辛い日々を過ごし、27歳でようやく他家へ嫁ぐことになった。
やっとこの家から出ていける・・・そう喜んだのもつかの間、目が覚めるとなぜか幼少期に時間が巻き戻っていて―!?
ケンカもひと段落ついて、にぎやかな食卓を囲むエルンストとバスティーエの両家。謹慎が解けたキャベルは父と一緒に狩りに行けることに。屋敷内に平和が戻ったかと思いきや、エーリッヒやキャベルにからまれるハリだった・・・
ここからは、お兄ちゃんたちに気をつけて!【第25話】のネタバレになりますので、ご注意ください。
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お兄ちゃんたちに気をつけて!【25話】のネタバレと感想
いつまでオレのこと無視する気だ、とそっぽを向いているハリに突っかかるキャベル。
いい加減にしろ、と弟をたしなめるユージン。
「兄さんもなんか言ってくれよ」
「ハリが嫌がってるだろ」
頼みの綱の兄ですら自分の味方をしてくれないことに大ショックを受ける。
そして、兄さんなんか嫌いだ!と拗ねて駆け出していく。
その背中をあほだこいつ・・とでも言いたげな表情で見送るハリ。
いつの間にかハリの前に立っていたユージンは、バスティーエ兄妹のことを聞いてくる。
一緒に遊んでると楽しい、と答えるハリ。
「そうか、もうすぐでお別れなのが残念だな」
“待って、今別れたら次はいつ会えるの?ま、まさか20年後?”
はたと不安につつまれる。
しかしユージンは、すぐにまた会えるから心配するなと言う。
“そうは言っても子どもの頃にあの兄弟と遊んだ記憶はないんだけど”
記憶と違う現象が起こるようになったのは、ユージンがエルンスト夫妻と何かを話した後からだったと考えるハリ。
“もしかしてユージンが原因・・・?”
「距離が遠くて頻繁には会えないだろうが文通でもするといい」
向こうもハリを好いているからこの縁は途切れないだろう、というのだ。
ハリの頭をなでて優しく諭すように語りかける。
「だから心配するな」
いったいこのところユージンはどうしてしまったのかと焦るハリであった。
初めてのごめん
なぜ毎日ヨハネスと遊ぶのか、あいつだってお前の兄じゃないだろと不満をぶちまけられるハリ。
“またお前か”
心底うんざりしたため息をつく。
「ヨハン兄さんのことが好きだし、一緒に遊んでて楽しいから」
それじゃあオレは!?今まで遊んでやっただろ、と不平をたらす次男。
“何なのこの人・・・”
そしてハリはこれまで自分がキャベルから無理やり遊び相手をやらされて、いつも傷だらけになっていたことを語りだす。
「私のこと一度でも気遣ってくれたことあった?」
自分は静かな遊びが好きだったが、兄さんは一度も意見を聞いてくれたことがない、と非難した。
痛いところを突かれて、どんどん小さくなっていく次男。
「それでも私は兄さんの遊びの誘いを一度も嫌だって言わなかった」
そうだ、お前は一度も嫌だって言わなかっただろ、とキャベル。
「それは私がそれほど、キャベル兄さんのことが好きだったから」
本当に?と驚き、あのなよなよしたあいつよりもか?ときいてくるキャベル。
「もちろん」
けれどバスティーエ兄妹の前で、“妹じゃない”と言われてすごく傷付いたから、もう兄さんのこと嫌いになった、と告げるハリ。
カミナリを受けたかのごとくショックを受けるキャベル。
「ヨハン兄さんはね、いつも必ず私の意見を聞いてくれるわ」
「もしなにか悪いことしたらすぐに謝ってくれる」
それぐらいオレにもできる!と言い張るキャベル。
“かかったわね”
ニタリとするハリ。
「私、もう頑固な兄さんと遊ぶの疲れちゃった」
キャベルは焦って、そんなにお前が弱いだなんて知らなかったと弁解する。
「知らなかったら謝らなくてもいいってこと?」
ハリの鋭い指摘に、ついに初めての謝罪を口にするキャベル。
「今まで謝ったことがなくてやり方が分からないんだ」
顔を赤らめながら、ばつの悪そうな表情を浮かべた。
「でもオレのせいでお前がケガしたのは悪いと思ってる」
二人のたわいないやり取りは続くのであった。
バスティーエ一家との別れ
両家の数年ぶりの交流は良い雰囲気で終わりを迎えることになった。
「今度バスティーエ邸にご招待いたします」
お姉ちゃん遊びに来てね、とルイーゼ。
ハリ、とヨハネスが近付き、プレゼントを渡してきた。
「えっと・・・これプレゼント」
“こ これはめちゃくちゃ高価な通信機じゃない!”
もしよければ、たまに連絡してくれると嬉しい、とヨハネス。
こんな高価なものを・・・というエルンスト夫人。
すると、息子から自分の数年分の誕生日プレゼントの代わりに買ってくれと頼まれたと笑って話すバスティーエ氏。
バスティーエ夫人も、前よりヨハネスが明るくなり自分たちも嬉しい、子どもたちだけでもたまに連絡を取り合うのも悪くない、とにこやかな表情。
「も もし僕と連絡するのが嫌なら他のことに使ってもいいから」
どこまでも紳士的な態度のヨハネス。
「嫌なわけないじゃない!」
ありがとうヨハン兄さん、と嬉しそうに笑うハリを見て頬を染めるバスティーエ家の長男。
「兄さんが先に連絡してね?」
恥ずかしそうにうん、と答える。
名残惜しそうに別れるバスティーエ兄妹たちを、手を振って見送った。
「友達が二人もできていいね」
バスティーエ一家が帰った後、ユージンが声をかけてきた。
通信機があれば顔を見れるしよかったな、と微笑む。
「今日のおやつは好きなものを用意してあげるわ、食べたいものを言ってみなさい」
夫人の呼びかけに、それぞれ答えていく3人の兄たち。
「ハリは?」
夫妻が眩しいほどの笑顔を向けてくる。
「食べたいものがあるならなんでも言ってみなさい」
ハリは騒がしい毎日を悪くないと思えるようになっていた。
ときにはやかましくて鬱陶しいこともあるこの日常を。
「私はなんでも好きです」
そんな甘いことを考えていたハリをあざ笑うかのように、1年後エルンスト夫妻が亡くなるのであった。
>>26話に続く
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お兄ちゃんたちに気をつけて!【25話】の感想
最後の最後に全部気持ちが持っていかれてしまう25話でした。
改めさせるのは絶望的かと思われたキャベルの行動にも、良い変化の兆しが現れてきたというのに・・
今回の話で印象的だったのは、ヨハネスとのお別れのシーンです。数年分のプレゼントを我慢できるほど、ハリと連絡が取りたかったのですね。
きっとお互い運命の相手に出会ってしまった、ということでしょう!!
それにしても、いったい夫妻に何が起こるのでしょうか?次回読むのが怖いですが、とても待ち遠しいです!
まとめ
今回ご紹介したのは、ピッコマで独占配信されている「お兄ちゃんたちに気をつけて!」の第25話になります。
他の漫画配信サービスでは読むことはできません。
本作品はピッコマにて1日1話無料配信されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね!