全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
ドルーアは原作とどんどん乖離していく現実に混乱するのでした。
ここからは、全ては勘違いだった、の第28話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第28話】のネタバレ
「予知夢がエドガー閣下の弱点を見せてくれればいいのに」とアリスは言って、「運が良ければ見れるでしょうね」とドルーアは答えます。
「今までは私が避けるべき危険は必ず夢で見たの。次も見ると思う」とアリスは言って、『ノクターンは悪党で私に執着してるし、アリスが私の友達である以上・・何か起きるだろうな』とドルーアは推測します。
「ドルーアは騎士についてよく知ってるの?」と急にアリスは話題を変えて、「ん?」とドルーアは疑問に思います。
「私は首都に来て間もないからよくわからないんだけど、他の騎士達もクレイモア卿みたいに堅い言い方なの?」とアリスが聞いて、「うーん・・似てるけど、アーロンはもっと丁寧ではっきり言う感じかな」とドルーアは答えます。
『なんで急にアーロンについて聞くの?ひょっとして・・』とドルーアはアリスが気づいたのかと思いますが、「あなたと婚約して親しいみたいだけど言い方がちょっと堅いから。リモランドの騎士達は近しい人達には気さくに話すの」とアリスは言います。
「あ・・まぁね・・クレイモア家の人だからかな?」とドルーアは答えて、『ただの好奇心かな』と思います。
「やっぱりそうかな?そういえば、ボルナイン侯爵令嬢のお茶会はどうする?」とアリスは尋ねて、「あ・・それが・・」とドルーアは言い淀みます。
シェリル・ボルナインからお茶会の招待状が届いたのは、数日前のことでした。
ノクターンとアリスの婚約が取りやめになってすぐに届いた招待状だったので、ドルーアはその意図が見え見えでうんざりして返事もしていませんでした。
婚約破棄の原因をドルーアと絡めて色々と言ってくることは容易に想像できました。
『ボルナインも私が来ることは全然期待していなはずだ』とドルーア思っていました。
「ボルナインもね、ノクターンに洗脳されれたんだって」とドルーアが言えば、「ええっ!?」とアリスは驚きます。
「ノクターンから直接聞いたの。前から言おうと思ってたけど忘れてたわ。やっぱり気になるからお茶会に行ってみようと思ってるの」とドルーアは言うのでした。
ノクターンからの贈り物
ある日ドルーアの元にノクターンからの贈り物が届き、メイドのサディが持ってきました。
「ノクターンからのプレゼント?」と、ドルーアは不思議そうな顔で白水晶に見える宝玉を手にします。
『アリスから貰ったものより大きくてキラキラしている。こんなものを贈った理由は、私がどんな聖物を準備しても効かないという警告なの?私への執着も終わってないようね。もう怖くはないけど未だにノクターンが理解できない』と、ドルーアは考えます。
ドルーアはノクターンが何を考えているのか全く分かりませんでした。
『なんで今更私が特別だと言うのか。なぜアリスに近づいて、なぜ婚約を破棄したのか。何を計画してどんな未来を描いているのか・・。疑問だらけだけどもうそんなことは知りたくもない。ノクターンはアーロンを殺そうとしたことを認めたし、それによってアリスの夢は本当になった』と、ドルーアはパタンと宝石箱を閉じます。
『思い出なのか、未練なのか。分からない友情はどん底に墜落した』とドルーアは考えて、「サディ、これ全部片付けてくれる?」と宝石箱をサディが抱える箱に投げ入れます。
その箱にはノクターン関連のものがまとめてあり、その箱をもって部屋を出て行くサディをドルーアは見送り、『もう二度と・・。ノクターンに関するものを見る日はないだろう』と考えるのでした。
アーロンの選択
また別の日、アーロンは日中にエドガー公爵邸を堂々と訪問しました。
「アーロン・クレイモアだ。エドガー閣下とお約束があるから門を開けろ」とアーロンが言えば、「確認いたします」と門兵が答えます。
舞踏会が中止になったあの日に、アーロンはノクターンと約束をしたのです。
アーロンはその時のことを思い出します。
月の照らす庭園で、アーロンはノクターンを挑発しました。
「できることならやってみろと・・?」とノクターンは聞き返して、「はい。できることならやってみてください」とアーロンは答えます。
アーロンは危険を冒してでも公爵を試してみたかったのです。
『応接室で僕が公爵の力に負けて血を吐いた時、ドルーアが無事だったのは本当に公爵が意図したことなのか。だとしたらエドガー公爵は、ドルーアをどう思っているのか。公爵がドルーアに見せている執着が、大切に思うからなのか、所有欲なのかはっきりしなければならない』と、アーロンは考えます。
「なんでこんなことをするのか分からないけど、その間に腕が上がったようですね?」とノクターンが挑発的に言えば、「剣ではなくドルーアを信じます。もし僕がここで殺されたらドルーアは誰を疑うと思いますか?」とアーロンは問いかけます。
ノクターンは驚いた様子を見せ、「あの日、閣下が僕を殺そうとまで考えていたことは知っています。しかし本気ではなかったでしょう。僕がこうして生きているから。ドルーアの言葉に衝動的に行動したのではありませんか?」とアーロンは問いかけます。
「・・だから僕がバローズを気にしてあなたに何もしなかったと?面白い推測だな。しかしあなたみたいに弱点がバレている人はもっと気をつけなきゃいけないのに」とノクターンが反撃すれば、「リモランド令嬢にも同じく何もできないでしょう」とアーロンも応戦します。
アーロンは、アリスに対する気持ちをノクターンに隠すことはしないようでした。
そして、ノクターンはアリスにも手出ししないと確信を持っているようでした。
「もうその名前を隠す気はないようですね。あれはただのミスです。あなたがバローズと婚約しているから殺さなかった訳ではありません。僕は今まで誰も殺していないし、これからもそうするつもりだから。しかし不幸は死以外にもたくさんあるので安心しないように」とノクターンは言います。
踵を返して歩き去るノクターンの後ろ姿を見ながら、『公爵の言葉は殺伐としていて目つきも厳しかったが、僕には全く手を出さなかった。明らかに、ノクターン・エドガーはドルーアを気にしていた』と、アーロンは判断します。
「近いうちにエドガー公爵邸にお伺いします。僕とドルーアが婚約したのが気に入らなかったのなら、門を開けてくださったほうが・・」とアーロンは話しかけると、ノクターンはその言葉が気に入らず、振り返って睨みつけると魔法が発動します。
ノクターンの攻撃
「う・・うっ!!」とアーロンは苦しみ始め、『突然手に燃えるような痛みが・・!!』と呻きます。
「あなたのような分際であの子との婚約を口にするのか」とノクターンは冷ややかな笑みを浮かべて、「くっ!う・・うっ・・」とアーロンは苦しみ、身につけていた白水晶がバチバチと光を放ちます。
すると急激に痛みが引いていき、『これは呪い・・?アリスがくれたペンダントが魔法を防いでくれたのかな・・』とアーロンは考えます。
膝をついていたアーロンのすぐそばまでノクターンが近づくと、その手を踏みます。
「勘違いしないでください。クレイモア卿。あなたに選択肢はない」とノクターンは言いますが、「ドルーアがなぜ僕と婚約したのかお分かりですか?」とアーロンは負けじと問いかけます。
「それはそこそこ条件が合って・・」と言いかけるノクターンに、「閣下のせいです!」とアーロンは言うと殴りかかります。
ノクターンは避けることなくそれを受けると、「そうか・・ペンダントがあったんだな・・」と呟きます。
アーロンが魔法を受けても動ける理由をノクターンは理解したようでした。
「詳しいことは公爵邸で話します」とアーロンが言えば、「中に入れるとは言ってませんが?」とノクターンは返します。
「ドルーアも僕との婚約に未練がある訳ではありません。破談のことなど話があるので公爵邸に伺います」とアーロンが強気で言えば、「ふっ・・わかりました」とノクターンは応じます。
『承諾した!?』とアーロンは驚き、その直後に蹴り上げてきたノクターンの攻撃を受けてしまいます。
崩れ落ちて呻くアーロンを置いて、「さっきのお返しです」と言ってノクターンは去っていくのでした。
『そして今日ついに、エドガー公爵邸を訪れた』と、アーロンは思い返します。
「閣下が承諾されました」と使用人が言って、アーロンは中に案内されました。
『本館の応接室へ行く道じゃない。僕を別館に案内している。最初から公爵を完全には信じてなかったがここまで来た』と考えながら、アーロンは腰につけた剣の感触を確かめます。
『ドルーアのために。ドルーアには心の借りがあるから。ドルーアのおかげで、アリスにまた近づけるようになったから』と、アーロンはドルーアのために行動していたのでした。
第29話に続く>>
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全ては勘違いだった【第28話】の感想
ドルーア側とノクターン側の意識のすれ違いは正されて行くのでしょうか。
アーロンはどこまでも真面目で実直で行動的ですね。
全員が幸せになって欲しい思ってしまいます。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第28話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。