悪役皇女様はお菓子の家に住みたい、はFriedrich原作、maronpie作画の恋愛ファンタジー漫画です。
平民として育ったアナスタシアは精霊式を機に皇孫として皇宮に行くことになり、自分が転生前に読んだ物語の悪女になってしまったことに気づきます。
精霊にフェーブと名付けたアナスタシアは、ルールを決めようと提案します。
ここからは、悪役皇女様はお菓子の家に住みたい、の第9話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第9話】のネタバレ
「私たちのルールを決めましょ!」とアナスタシアは提案し、フェーブを揺さぶります。
「この感覚の大精霊の我に要求するなんて・・」とフェーブは反論しますが、アナスタシアは無視します。
「その1、鳥の姿の時は鳥らしく振る舞うこと。その2、絶対に今の姿以外に変身しないこと。その3、私のお洋服を破らないこと」とアナスタシアは言います。
「ルールじゃなくて一方的な要求・・うっ・・じゃないか・・」と目を回したフェーブは不満そうで、「あなたも要求があるなら言ってみて」とアナスタシアは問いかけます。
「その1、絶対に我を・・うっ、揺さぶるな」とフェーブはヨロヨロしながら言いますが、「それはあなた次第よ」とアナスタシアは言い返します。
「その2、お菓子は毎日作ること!毎日作ってて皆と一緒に食べろ!」とフェーブは要求します。
「毎日はイヤ」とアナスタシアが言えば、「じゃ3回・・こらっ!お菓子作りが好きなんだろ?なのになぜ毎日はダメなんだ?」とフェーブは問いかけます。
「それは大人には大人の事情っていうものが・・ 。私のお菓子が美味しいから毎日作れって言うの?」とアナスタシアは言い淀み、『厨房を貸すのは1度だけと言ったシェフ、特徴:顔が怖い。何だか怖そうなおじい様』とパベルミハイルのことを思い出します。
アナスタシアがお菓子を作るにはパベルに頼まないといけないですし、一緒に食べるにしても祖父は頼みにくい存在です。
「味は関係ない。それは我たちの偉大なる課業だからだ」とフェーブはドヤ顔をして、「お菓子を作って・・周りの人に食べさせることが?」とアナスタシアにはピンときません。
フェーブの思惑
『つまんない・・』と思うアナスタシアでしたが、「そうだ!必ずしもお菓子じゃなくていい。ふむ」とフェーブは考える様子を見せます。
「なんでそうしなければいけないの?」とアナスタシアが問えば、「我・・の力は・・感・・覚の力・・で、これを使えば精霊と人間が交流できるんだ」とフェーブは急にオロオロとします。
どうやらフェーブには別の思惑がありそうです。
「つまりあなたは私を通じて力を使い、そして私のお菓子を食べた人は自分の精霊と会話ができるようになるってこと?」とアナスタシアが言えば、「そうだ!」とフェーブは同意します。
「・・要するに皆を仲良くさせたい・・ってこと?」とアナスタシアは不審に思いながら問いかけ、「それ以上に偉大な・・意味が・・ある・・かも・・」とフェーブは言い淀みます。
「えーい!時間が経てば我の偉大な意図が分かるだろう。くそぉ!我が姫のために・・」と何やら開き直ったフェーブはプンプンと怒り出します。
「私のために?」とアナスタシアが聞けば、「もういい!さっさと我の寝床を用意しろ」とフェーブは言います。
「3番目のルールはそれなのね?」とアナスタシアは考え込み、『皇帝からご褒美をもらったらそれを売って鳥かごを買おう』と思います。
「姫様!アナスタシア殿下、皇帝、皇帝陛下が!」と、そんなアナスタシアの部屋の扉が勢いよく開き、メイドのリースが駆け寄ってきました。
皇帝陛下の指示
リースは満面の笑顔であり、『これも精霊の影響かしら?何だか表情に今の気持ちが全部現れてるみたい・・』とアナスタシアは観察します。
「皇帝陛下が!陛下がこれから・・」とにっこり笑うリースに、『まさか・・違うわよね・・?』とアナスタシアはイヤな予感がします。
「これから姫が成人するまで皇宮で暮らしながら勉強するようにとおっしゃっていました!」とリースは喜びのあまりアナスタシアを抱き上げます。
『どうしよう!?結局こうなるの!?運命は・・いや、原作は変えられないのかしら?』とアナスタシアは青ざめますが、リースは「本当によかった!そうでしょう?」と喜ぶばかりです。
「おっと私ったら嬉しくてつい。お腹空いてますよね?まず食事の準備をしてから私は姫様の新しい部屋を片付けに行きますね」とリースは持ち上げたアナスタシアを下ろしますが、アナスタシアはぼんやりして聴いていません。
『私・・このまま死ぬの?いくら私が運命から逃れようとしても、私は結局アレクセイ皇太孫の恨みを買ってカルノ・ノイシュテッターの手で殺されるの?』とアナスタシアは恐れます。
「それに皇太孫殿下の隣の部屋だなんんて!皇帝陛下は姫様のことを大切に思ってるようですわ」と言うリースの言葉は、アナスタシアの耳の入りません。
リースはぼんやりしているアナスタシアをどんどん着替えさせます。
「お洋服も着替えましょ〜!万歳〜して!しかも、皇太孫殿下自らお部屋を準備してくださるそうですよ!」とリースは嬉しそうです。
やがて一通りの準備がなされ、「あらまぁ、姫様にピッタリお似合いですわ!」とリースは満足げに言いました。
「姫様、顔色が悪いですけど・・。もしかしてお洋服が気に入らないんですか?他のお洋服にしましょうか?」と反応の薄いアナスタシアにリースは問いかけます。
「ん?いいえ、気に入ったわ!リース最高!」とアナスタシアは慌てて言って、「それならいいんですけど・・。では、私は部屋の用意に行って来ます。休んでてくださいね、姫様」とリースは言って部屋を出て行きました。
アナスタシアの憂鬱
「ん。行ってらっしゃい、リース」とアナスタシアは見送ったあと、ため息をつきます。
「あっそうだ!残ってるブラウニー!憂鬱な時は甘いものが1番!」とアナスタシアはブラウニーを取り出しますが、「・・いや・・散歩にしよ・・」とトボトボと歩き出します。
『成人するまで皇宮で勉強しろって?その前に殺されちゃうわ!原作のアナスタシアみたいに!・・でも、気を落とさないで希望を持ってみよう。今すぐ何か起こる訳じゃないし!まだ誰も私のことを憎んでない。・・少なくとも、今のところは・・』と、アナスタシアは考えます。
いつしかアナスタシアは廊下を抜けて、野外に出て今ました。
「なぜなんだ!!」と大きな声が聞こえて。アナスタシアは足を止めます。
怒っている男の子
「なぜ僕じゃない!?なぜつまらない獣と契約した痩せっぽちが残るんだ!」とイライラした様子で叫んでいるのは、金髪で青い瞳の男の子でした。
「あの・・皇孫殿下、申し訳ありませんが・・」と使用人らしき男性が言いますが、「陛下にもう一度話してくれ。僕の精霊は、僕の雨の精霊は・・」と男の子は文句を言い続けます。
『あれほど残りたがってるなら、あの子を残したらいいのに。どうして私を・・』とアナスタシアが考えていると、「小癪な奴!人間の急所はここだ!ここを攻撃すればぶっ倒れるんだ」と物騒なことを言いながらフェーブがブローチから飛び出して来ました。
「フェーブ、勝手に出て来ちゃダメよ!」とアナスタシアが小さな声で言っていると、男の子がアナスタシアの存在に気づいて睨みつけて来ました。
「お・・お前!僕がこの日のためにどれほど準備したことか!なぜXXなんかが・・!」と男の子は文句を言いますが、その言いがかりにアナスタシアは戸惑うばかりです。
「皇族の品位も忘れて!ヘンテコなXXなんかと契約したくせに一体どんな手を使って・・」と叫んで暴れる男の子を使用人が宥めますが、収まりがつきません。
「あっ、皇孫殿下!」と抑える使用人の手から逃れた男の子は、アナスタシアに向かって来ました。
「何をぼうっとしているんだ!あいつ姫を攻撃しようとしているじゃないか!」とフェーブは警告しますが、『私にどうしろって言うのよ!!』とアナスタシアは固まります。
やがて突撃して来た男の子とアナスタシアはぶつかり、止まります。
なんとアナスタシアは男の子の口にブラウニーを押し込んでいました。
男の子は状況が分からず固まり、アナスタシアはとりあえずにこっと笑います。
男の子はごくりとブラウニーを飲み込んで、「お・・お前!僕に何を食べさせたんだ!」と顔を真っ赤にして叫ぶのでした。
第10話に続く>>
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悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第9話】の感想
フェーブは何かを企んでいるようですが、アナスタシアのためのようですね。
アナスタシアが皇宮にいることになった理由はパペルショコラのせいでしょうか。
男の子にブラウニーを食べさせたことで何が変わるのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪役皇女様はお菓子の家に住みたい」の第9話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪役皇女様はお菓子の家に住みたい」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。