「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
カインはヘレイスを未だ警戒していましたが、皇女には笑顔を見せるのでした。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第32話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪女が恋に落ちた時【第32話】のネタバレ
主人公は、面接官として席に座っていました。
今日は、以前に募集した商団経営者の最終面接日です。
侍女のエマによって選別された最終候補者は全部で5人いました。
その中には幸いなことに、目的とするイビエン令嬢も入っていたのでした。
「私を補佐したいと思った理由は?私の噂を知っていたら普通応募しないのに」と主人公が言うと、他の質問でスラスラと答えていた人も口を閉ざしてしまいました。
それを見て、主人公は皇女の世間での評判が未だに悪いことを感じます。
「どうして誰も答えないんですか?」と問いかけつつ、主人公は『まあ合格者はイビエン令嬢って決まってるけど〜!』と考えるのでした。
誰もが口を開こうとしない中、モジモジしながらも発言を始めたのはイビエンでした。
「あの・・正直言いますと、私がここまで来るのは無理だと思っていました」と、イビエンが話すと、「それはなぜですか?」と主人公は問いかけます。
イビエンの気持ち
イビエンも、皇女の悪い噂は聞いていました。
氷のような冷たい皇女と聞いていましたが、実際に見た皇女は目つきこそ鋭いものの、その目に怒りや軽蔑心は感じられません。
そんな皇女の態度に、イビエンはほっとしていました。
「私が女だからです」とイビエンは答え、『しかし私が選ばれるだろうか?』と不安にも感じていました。
「帝国には素晴らしい女性秘書がたくさんいますよ?」と皇女は言い、「皇女様は、私が女でも問題ないのですか?」とイビエンは確認します。
皇族の秘書はほとんどが男であり、皇女も男の秘書を探しているとイビエンは思っていたのでした。
「皇女と同姓であることが有利に働くかもと思う反面、女であることが仇になるかもしれないとも思いました」とイビエンが言うと、「あなたは正直ものですね」と皇女は言います。
出過ぎた発言をしてしまったかとイビエンは思いましたが、予想に反して皇女は気にしていないようです。
「では私の噂についてどう思っているか聞かせてください」と皇女に問われ、イビエンは「所詮噂は噂なので」と答えます。
「なるほどわかりました」と皇女は言うと、他の4人の候補者を帰してしまいました。
皇女と二人きりで部屋に残されたイビエンは、両手を強く握り締めます。
『何としてでも合格しないと。女だからと後継者にもなれず、無理矢理に結婚させられる。そんな人生を歩むくらいなら死んだ方がマシだ』とイビエンは決意します。
面接会場に来るまでに見た侍女たちの皇女を慕う姿から、街で聞いていた氷の皇女の噂はデタラメなのではないかとイビエンは感じていました。
「あなたに決めました。イビエン卿」と皇女は笑います。
卿と呼ばれ、その相手を尊重する皇女の態度にイビエンは感動し「ありがとうございます!死ぬ気で頑張ります・・!」と勢いよく頭を下げるのでした。
「では早速契約書を作成しましょう」と皇女に言われ、イビエンは何の話かと疑問に思います。
イビエンは今回公募された秘書の業務内容として、ある商団の最高経営者を任されると言うことは聞いていました。
皇女は、最初は共同経営だけれど1年後にはイビエンに任せると話します。
理由を尋ねるイビエンに、「私はもうすぐ遠く離れるからです。でも契約内容は心配しないでください。あなたにとって有利なものにする予定です」と皇女は答え、懐から取り出した何かの薬を飲むのでした。
イビエンの抗議
面接からしばらく経ったある日のことでした。
「皇女様!!もう一度考え直してください!」と、扉から飛び込んできたのはイビエンです。
その勢いに、主人公だけではなく、そこに居合わせたユジンとカインも戸惑います。
「こんな契約恐れ多すぎます・・!皇女様に不利です!」とイビエンは叫び、その不穏な単語の数々にカインとユジンは主人公を見ます。
過保護なカインとユジンに余計なことを聞かれないうちにと、主人公はイビエンの両手を掴んで言い含めるように話し始めます。
「申し訳ないと思うならその分結果で誠意を示してください。私はそれだけで十分です」と主人公が笑えば、イビエンはその寛大な心に感動するのでした。
『私のためにもそうしてちょうだい』と主人公は考えつつ、ふと口から垂れてきた血を拭います。
今日は記憶が戻る日でもありました。
イビエンはその血に気がつくと、「絶対に成果を出してみます!」と強く主人公に宣言するのでした。
戻った記憶
主人公は14番目の記憶を見ていました。
小さな皇女はミニサイズの皇女宮の模型を前に座り込んでいます。
隣には、大きくなった白い犬、リシャが控えていました。
「エマ、これは何?」と皇女が問うと、「これは犬小屋です」とエマが答えます。
「じゃあリシャの家?」と問いかけながら、主人公はそばに置いてあったメッセージカードに手を伸ばします。
手紙を読んだ皇女は「エマ。リシャを他の人にあげてきて」と唐突に言います。
「え?」と驚くエマに、「この犬小屋と一緒にリシャを捨ててきて」と皇女は告げるのでした。
夢はそこで終わってしまいました。
『何今の夢・・。一体・・』と、目を覚ました主人公は混乱します。
『何があったの?』と、皇女が急に犬を捨てる決心をした経緯がわからずに困惑するのでした。
第33話に続く>>
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悪女が恋に落ちた時【第32話】の感想
イビエンは真っ直ぐな性格で、思惑通りにイビエンを保護できた主人公は嬉しそうですね。
女だからとやりたいことができなかったイビエンは、与えられたチャンスを得てどこまで伸びるのでしょうか。
主人公が今回取り戻した皇女の記憶は意味深で、中途半端ですね。
次の話も気になります。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第32話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。