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悪女が恋に落ちた時【第21話】のネタバレ・感想|ピッコマ

悪女が恋に落ちた時 ネタバレ

「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。

主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。

カインの愛おしい笑顔を見た主人公は、後回しにしていたカインの問題を解決しようと決意したのでした。

ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第21話のネタバレになりますので、ご注意ください。

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悪女が恋に落ちた時【第21話】のネタバレ

カインは自らの半生を振り返ります。

虐げられる運命に生まれ、大切なものも守ることができず、寂しさを埋めるため簡単に心を許してしまいました。

そんな自分自身を、カインは許せませんでした。

自責の念に駆られれば駆られるほど、皇太子に対する憎しみも増しました。

カインにとってルペルシャ皇女は、皇太子にダメージを与える一番いい切り札にすぎませんでした。

皇女を利用すれば望む結末が見られるとカインは考えていました。

しかし、ふとした皇女の眼差しに、カインはそこに母を見てしまいました。

忘れ去りたかったか弱い母の姿です。

そんな皇女を見ているうちに、放っておくことも利用することもカインにはできないでいました。

しかし、実際に近くで見た皇女は想像とは全く違う人物でした。

まるで陽だまりのようだとカインは感じており、そんな彼女が月のように笑っている姿を見ていると胸の奥が妙に熱くなるのでした。

カインの気持ち

夜中にルペルシャ皇女を庭で見かけた時、カインは戸惑いました。

幻かとも思いましたがどうやら本物のようで『なぜこんな時間に』訝しみます。

「時間経つの早いな・・早く皇宮の外に出ないと」と、皇女はつぶやきます。

その辛く悲しそうな横顔に、『まあ当然か・・。いくら強くて明るいお方でも、大丈夫なはずはない』とカインは考えます。

それほど、カインから見て病は深刻で絶望的でした。

『皇宮の外か・・。そういえば以前、ブランチェットに行きたいと言っていたな』とカインは思い出します。

ブランチェットは皇宮の近くの町であり、多くの市場もありました。

ロックスとリフリーは人が多くて騒がしいと外出に反対し、唯一ユジンだけが皇女を味方していました。

身体のケアができる人も少ないから市場は危険だと、カインもその時は思ったのでした。

「皇女様・・」と話しかけると、「会えて嬉しいわ。公爵」と皇女は陽だまりのよう笑みを見せます。

先程の悲しい顔と全く異なる顔に、カインはやや戸惑います。

「公爵はどこかで怪我したり死んではいけません。いいですね」と突然言われ、「皇女様、それはどういう意味ですか?」と尋ねます。

「た、ただ言ってみただけです。私のそばでいつまでも元気でいて欲しくて」と、慌てたように皇女はやや笑みを歪めます。

カインは怪我をしたこともなく、命を落とす心配もない存在でした。

なので、そんな優しさは理解し難いものでしたが、胸には沁みました。

そのため、長い間胸の奥に秘めていた皇太子に対する恨みつらみを、昔話という形で皇女に話してしまいました。

それは衝動的な行動で、いっそ皇女の興味が自分から離れてしまえば良い、といった行動でした。

自分には皇女が気にかけるような価値はないと、そうアピールした気でいました。

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しかし、皇女は「その子は今すぐ離れるべきだと思います。本当の友達はそんなものを欲しがりませんから」と言いました。

カインにとって予想外の答えでしたが、妙に納得するものでした。

カインは、皇太子を恨む自分自信が間違っているのだとずっと思っていたのです。

しかし、皇女にそう言ってもらえたことで、カインの気持ちが動きました。

「皇女様。何があっても皇女様のお望み通りになるでしょう」とカインは皇女に深々と一礼します。

皇女の温かい言葉でカインの心は軽くなっていました。

皇女の命ある限り、側で仕えると誓うのでした。

主人公の作戦

早朝、主人公は気合を入れていました。

「よし!そろそろカインの攻略開始よ!」と、主人公は声を出して両拳を握りしめます。

カインがアリエルに惚れ込まないために伝えるべき言葉を、先に言ってしまおうというのです。

今日は記憶が戻って血を吐く日でした。

今まで早朝に血を吐いたことがないため、作戦の決行を早朝にしたのです。

カインを探すために庭を捜索していた主人公は、途中で誰かが「ちょっと待った!」と言ったような気がして立ち止まりました。

しかし、立ち止まっても何も見つけられなかったためそのまま歩き続けます。

やがて、修練をしているカインを見つけます。

「どうしてこんな時間に?」と問うカインに、主人公は「悪夢を見たせいで全然眠れなくて」と答えます。

心配するカインに大したことないと伝え、カインの方こそ何をしていたのかと尋ねます。

修練をしていたとの予想通りの回答に、早朝から探し回った甲斐があると主人公は心の中でガッツポーズをします。

剣術ではなく心を鍛えていた、というカインに「心を鍛えるなんて何か悩み事でもあるんですか?」と主人公は尋ねます。

重大な問題ではありません、と困ったように言うカインに、「もし心が苦しいなら、ゆっくり休んだほうがいいのではと・・思っただけです」と主人公は伝えます。

原作のアリエルは、カインに「苦しいのにどうして修練するんです?休んでくださいカイン!」と言うのです。

深く考えた言葉ではなく、たまたま口から出た言葉でした。

しかし、カインはこの言葉に救われるのです。

カインは幼い頃から孤独に慣れてしまっていました。

ずっと、周りからはわからない苦痛に耐えていました。

そんなカインに主人公は微笑みながら「公爵、休んでください。実は前からあなたに伝えたかった言葉です」と言うのでした。

第22話に続く>>

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悪女が恋に落ちた時【第21話】の感想

カインはなかなか抱えているものが複雑で、寂しげですね。

カインには幸せになって欲しいとたしかに感じます。

森の中で主人公に声をかけたのは誰だったのでしょうか、気になりますね。

主人公がアリエルの代わりにその言葉を言ったことで、話がどう変わるか楽しみです。

まとめ

今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第21話のネタバレと感想をご紹介しました。

「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。

他の漫画配信サービスでは読めません。

今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。

応援していきたいですね。