「小説の中の悪女皇帝になった」はmiraenavi原作、S.Yang作画、のファンタジー漫画です。
安原めぐみは、小説を読むことが趣味のごく平凡な会社員。
ある朝、彼女は読んでいた小説のキャラクター、ユリアになってしまいました。
小説では、自身が命を奪われることを知っているつぐみは、未来を変えるために動きます。
ここからは「小説の中の悪女皇帝になった」第32話のネタバレです。ご注意ください。
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小説の中の悪女皇帝になった【32話】ネタバレ
部屋には美男子たちとつぐみのみの状態です。つぐみは『さて…この後はどうすればいいかしら』と、悩んでいます。
つぐみは、美男子たちに手を出すつもりはありません。『まったくはた迷惑な奴らだ。』と、フェーズといいスチェータといい、余計な計らいをする腐った貴族たちに、さらに怒りが湧き出るのでした。
よく耳にするアルハラなるもの
つぐみは腹を決めます。まずは部屋を見渡し、この状況を乗り切る作戦を考えます。部屋にはウイスキーが置いてありました。
つぐみは『ユリアになってからはウイスキーは口にしないと決めていたのに、それにしてもスチェータ男爵もやるわね。』と思い返します。
食事の時もスチェータはずっとつぐみにワインを飲ませていました。さらに強いお酒を部屋に置いているところを見ると、よっぽどつぐみを酔わせたいようです。
アルコールで皇帝の暗殺を企ててると捉えていいくらいの強いお酒を見て、つぐみは『この手だけは使いたくなかったけど…あれを破るのしかないのかしら。』と、ある作戦を決行しようとします。
『あれ』とはつぐみが8年間社員をしている間、これだけはしないようにと決めていたことです。
その一つは上司として仕事では厳しくしても絶対お酒は勧めないことです。フェーズに似たパワハラ上司が良くやっていたことでした。そのためつぐみは絶対部下にはしないと決めていたようです。
『だったのにこれしきのことで8年間も守ってきたルールを破ることになるとは…』とつぐみは悩んでいますが、心の中で『ああ、私はクズだよ!』と叫び腹を括ります。
そして美男子たちに「お前たち今夜をこのまま過ごすだけではもったいないと思わないか?」と声をかけます。
何を言い出してるのか分からず戸惑っている美男子たちに、つぐみは「皇帝の体に触れるまたとないチャンスなんだぞ?」とかなり大胆に続けます。
「そこでだ、私とゲームをしないか?」と提案するつぐみに「ゲ…ゲームですか?」とやっと美男子のうちの一人が口を開きます。
つぐみは「難しいことではない、実に簡単なゲームだ。」とつぐみはゲームについて説明します。
ルールはただつぐみと飲み比べをすればいいだけです。しかし、どうやら美男子たちはお酒が苦手らしく戸惑っています。
つぐみは「私に勝った者には褒美をはずむぞ。」とお構いなしに進めますが、心の中では『よ…よかった…!全員弱いお酒にしようね。』と彼らを気遣っています。
とりあえずは、既にワインを飲んでいるつぐみでも勝てそうです。
さらにつぐみは念のため、会社員時代に習得した技を使います。その名も「オン・ザ・ロック」です。
要するにウイスキーに入れる氷の量を調節し、相手にとんでもない量を飲ませるという技です。
つぐみの氷の投げ入れ方や派手に氷をたたき割る演出に、美男子たちは怯えてます。
技のお披露目が終わると、つぐみのグラスには岩の様な氷と少しのお酒が、美男子たちのグラスには砕け散った今にも溶けそうな大きさの氷が2、3個と、お酒がたっぷり入っています。
完全なるアルコールハラスメントにつぐみは『まさか私があの部長のような真似をすることになるとは…』と心を痛めながらも乾杯をし、ゲームを開始するのでした。
もう一つの不安
しばらく経ち、ゲームはつぐみの勝利に終わったようです。つぐみは酔いつぶれた美男子たちをベッドに運び、毛布を掛けてあげます。
服のはだけ具合から『彼らの服は服としての機能を果たしているのか?』と疑問を浮かべますが、とりあえず彼らが一杯目で酔いつぶれてくれたことに安心します。
つぐみはこれからのことを考えます。先ずはスチェータにはできるだけ良いように言い、そしてなぜまともに酒も飲めない者を、ここに連れてきたのかも調べる必要があります。
しかし、それよりも心配なことはユーストのことです。演技もあるのでしょうが、かなり怒っていたユーストの表情をつぐみはとても気にしています。
つぐみはユーストの部屋まで向かい、辿り着くと扉に手を当て気配を探ります。ユーストは一人で、今は扉近くの壁にもたれかかっているようです。
つぐみは扉を開き、ユーストに「疲れているのか?」と声をかけます。
つぐみの突然の訪問に、ユーストは驚きそして少し心配そうな顔で「…陛下。」と呟くのでした。
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小説の中の悪女皇帝になった【32話】の感想
久しぶりに部長が出てきましたが、今回はさすがに部長の存在が役に立ったのではないでしょうか?
なんにせよ、つぐみの武器は会社員時代の経験なので今回も不本意ながらもピンチを切り抜けました。
とはいえつぐみが疑問を抱いたように、お酒も飲めない接待も慣れていない者をなぜスチェータは読んだのでしょう?ただの人材不足でしょうか?
結果としてつぐみは助かりましたが、何かありそうな予感です。
そして一番の問題はユーストです。前回怒っているというよりも相当なショックを受けていたようでした。
お互いの不安は解消されるのでしょうか?次回も楽しみにしています!
まとめ
以上、小説の中の悪女皇帝になった【32話】のネタバレと感想をご紹介させていただきました。
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