「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
ブランチェット街に出かけた主人公は、美味しいお酒を目指して月光庭園に向かうのでした。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第24話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪女が恋に落ちた時【第24話】のネタバレ
原作でお酒が美味しいと書いてあったため、主人公は月光庭園に向かいました。
「お酒を飲んでみたくて」と月光庭園に向かう理由を聞かれた主人公が言うと、「そうですか。では喜んでお付き合いいたします」とユジンは笑うのでした。
主人公は一人カウンターに向かい、一番人気の月光酒を頼みます。
その間に、ユジンとカインは話し合っていました。
二人の想い
「庶民が皇女様に気づくことはないでしょうが、自ら注文されるのは危険かと・・」と、カインは皇女の方を気にかけながらつぶやきます。
「それだけ嬉しいのでしょう。初めての外出ですから」と、ユジンは嬉しそうな皇女の顔を見ながら答えます。
「おそらく今まで体調の急変を恐れ、外出を控えていたのでしょう。この日をどれだけ心待ちにしていたか・・」と言いながら、ユジンはメイド長の言葉を思い出していました。
「最近皇女様の血を吐く量が増えたように思います」と、彼女は心配そうに言っていました。
「巷で出回っている噂は絶対皇女様の耳に入らぬよう・・」とカインが囁いていると、「二人とも〜!運ぶの手伝ってくださ〜い!」と主人公が嬉しそうにカウンターから叫ぶのでした。
幸せな時間
机の上に、夕焼けに浮かぶ月のような綺麗なお酒が3つ並んでいました。
『甘くて苦い香り!お酒なんていつぶりだろう・・』と主人公はグラスを手に取って眺めます。
「リシャ、フードがズレてますよ」と、ユジンが手を伸ばして主人公のフードを直します。
「あっ、ボルタン卿・・!」と答え、『ユジンも優しい!』と主人公のテンションが上がります。
「ところでこの際ですし、私も名前で呼んでください」とユジンが言い、「な、名前ですか?」と主人公は目を輝かせます。
「はい。私の正式名はユジン・デ・ボルタンなのでユジンと呼んでください」とユジンは笑い、「リ、リシャ。わ・・私もカインと呼んでください」とカインもそれに便乗します。
それを聞いた主人公はあまりの嬉しさに涙ぐみ、「ううっ・・。分かりました。ユジンとカイン、ありがとう」と伝えます。
そんな皇女の姿を、二人は寂しげな顔で見つめていました。
ルペルシャ皇女は、他人と友達のように過ごすことさえ許されませんでした。
皇女という恵まれた立場に見えて、ささいな事も自分の思い通りにできない人生でした。
ユジンもカインもそれを分かっていたため、主人公のそんな言葉を、本人以上に深い意味で感じていたのでした。
「リシャ・・」とユジンが言葉をかけようとした瞬間、「皇族が死ぬだと!?嘘つけ!」と誰かの言葉が飛び込んできました。
巷の噂
それは少し離れたところに座る2人の男の会話でした。
皇宮で働いている知り合いから聞いたのだと、話し手の男性は主張します。
「あの極悪皇女がもうすぐ死ぬらしい。その証拠に血も吐いてるんだってよ!」との言葉に、『あーあ、せっかくのいい雰囲気が台無しね』と主人公は軽く気落ちします。
一方のカインとユジンは、表情を硬くしてその客を睨みつけます。
「くだらない!そんな話信じられるか」と聞き手の男は鼻で笑いますが、「本当だって!皇女が自ら命を絶とうとしてるって話も聞いた!」と話し手の男は譲りません。
『皇太子派が言いふらしたのかな?噂がここまで広まってるとは・・』と、主人公は推測します。
「皇女の頭がおかしくなったとでも言いたいのか?」と聞き手が応じれば、「アニを知ってるだろう?あの子が教えてくれたんだ。他でもなく医宮の人に聞いたって」と話し手は言います。
「医宮?だったら本当かもしれないな・・」と聞き手は答え、「だろう?」と話し手は同意を求めます。
「まあ・・それが事実ならめでたいことだ」と聞き手は笑います。
「どうせ皇女を好きな奴なんて一人もいないんだ。あんな女さっさと死ねばいい!」という言葉に、『めでたい・・?私のお嬢様を悪く言わないで!!』と主人公は怒ります。
そのとき、誰かの手が主人公の両耳をそっと塞ぎました。
それはカインであり、穏やかな表情で皇女を見つめます。
その背後では、ユジンが男二人に喧嘩をふっかけていました。
首元を掴んで捻り上げ、投げ飛ばしますが、主人公には見えません。
「そろそろ日も暮れてきたので帰りましょうか?」と、何事もなかったかのようにカインは言い、「はい・・」と主人公は答えます。
カインと主人公は、まだ暴れ足りなそうなユジンを諌めて酒場から退場するのでした。
二人の男
「ふーん♪」と、その様子を眺める金髪の男性がいました。
「皇女にボルタン、それにアイリック公爵まで一緒とは珍しい。あの噂は本当ってわけか」と笑います。
目の前で死ねばいいとまで言われたのに、何事もなかったかのように笑っている皇女を、彼は不思議に思います。
「困ったな。皇女の泣き顔を見たくなった」と彼が呟くと、「ヘレイス。レディーを泣かせたらダメですよ?」と隣の黒いフードの男がたしなめます。
「おいお前な。俺の縄張りに許可もなく入ってくるなと言っただろ?」とヘレイスが言うと、「まったく。友達にずいぶん冷たいですね」と黒いフードの男は笑います。
「何が友達だ」とむくれるヘレイスに、「これも全部あなたのためです。誰かに聞かれたら泣き顔を見て喜ぶ変態だと思われますよ?」と黒いフードの男は忠告します。
しかし、「事実だ。恋人ができたら死者が増えるお前には言われたくない」とヘレイスに反論され、「それは誤解です」と黒いフードの男は落ち込む様子を見せます。
「何が誤解だよ」と言うヘレイスに「私は、今まで恋人がいたことはありません。依頼対象を愛するなんてとんでもない」と黒いフードの男は答えます。
「頭のおかしいお前ならありえるだろ?」とヘレイスは心底面白そうに笑い、「果たして・・死んでいくものを愛する理由などあるのでしょうか」と黒いフードの男はどこか遠くを見て呟くのでした。
主人公の気持ち
主人公はカインが耳を塞いでいたせいで、ユジンが噂話をしていた二人の男達に殴りかかったことに、すぐには気づきませんでした。
主人公は『あのキレイな手に傷でもできたらどうするのよ』と心配しましたが、汗を流して息が荒い野獣のようなユジンを見ることができたために『これもセクシーでいい!!』と喜んだのでした。
「リシャこそ大丈夫ですか?」とユジンに聞かれて、「え?私?もちろんです。私には二人がいますから。私は幸せです!」と主人公は笑います。
主人公が感じた怒りは、ユジンが怒ってくれたことで収まっていました。
しかし、すっきりした主人公とは異なり、酒場を出てしばらくしてもユジンは一言も喋りませんでした。
何か悪いことでもしてしまったのかと不安になった主人公は、「ユジン、さっきから黙ったままですけど・・、私何か気に障ることでもしました?」と尋ねます。
皇女をじっと見たユジンは、「リシャ・・いや、ルペルシャ皇女様。なぜあの時怒らなかったんですか?」と尋ねるのでした。
第25話に続く>>
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悪女が恋に落ちた時【第24話】の感想
主人公の楽しそうな様子と、ユジンとカインの過保護っぷりがよく出ている話でした。
ようやく登場したヘレイスですが、なかなか癖のある性格のようですね。
もう一人の男もちょっと変わっていそうです。
ユジンはどうしてずっと黙り込んでしまったのでしょうか。
次に話も楽しみですね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第24話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。