逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
エルドリアはナドリカに無礼な態度を取ったレバノン家の公子に、冷たい態度を取るのでした。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第35話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第35話】のネタバレ
「片付けて」と、警備兵に向かってエルドリアは命令します。
座り込むレバノン家の公子は、ぽかんとした顔でエルドリアを見上げていました。
「姫様、ご無事ですか?」と、ナドリカが近づいて尋ねます。
自分の行動のせいでエルドリアに迷惑をかけたのでは、と心配そうなナドリカに、「だから何?私は皇女よ」と安心させるようにエルドリアは笑います。
「少し風に当たりに行きましょう」とエルドリアはナドリカを誘うのでした。
バルコニーでの二人
『パーティーだからできるだけ我慢しようと思っていたのに』とバルコニーでエルドリアは反省します。
公子が「あんな卑しい奴隷と」などと言ったため、衝動的にビンタしてしまったのでした。
叩かれた公子は反動で座り込み、呆気に取られたような顔をしていたことを思い出します。
『まあいいか。後悔してないし』とエルドリアは割り切ることにしました。
「姫様の力になるどころか荷物になってしまって・・」と未だにナドリカは落ち込んでいますが、「そんなことないわ。あなたがいてくれてどれだけ助かったことか!」とエルドリアはナドリカを抱きしめます。
「そんなこと言わないで」とエルドリアは言いますが、「・・こんなにも何もできない自分が・・悲しいんです」とナドリカは力なく言います。
「すくなくとも私にとってはとても頼れる存在よ」とエルドリアは言いますが、「僕も・・姫様を守りたいんです」とナドリカは答えます。
「それじゃあ、あなたがそんな人になれるようにしてあげる。約束するわ」と身体を離してエルドリアは笑いかけます。
「・・姫様が何もわかっていらっしゃいません」と頬を赤くしたナドリカは目を逸らすのでした。
「私が?」とエルドリアは疑問に思いますが、「・・飲み物を取ってきます」とナドリカは逃げるように行ってしまいました。
『もうのここでの生活に完全に馴染んでしまったような気がする』と、エルドリアは宮内の華やかな様子をガラス越しに眺めながら感じます。
『この世界での私の行動は間違っていないのかしら?私の運命はどうなるのか・・』と考え、やはり鍵はプレイヤーであるユリエルだと思い至ります。
しかし、お互いが敵であると認識している現状では思うように情報を得られません。
どうにかヒントを得られないか、とエルドリアが悩みながらバルコニーの手すりに寄りかかったその時でした。
久しぶりのウィンドウ
ピロン、と聞き慣れた音がして、一瞬ゲームウィンドウが目の前に現れました。
しかし、同時にエルドリアは驚きに手を滑らせてしまい、背中から手すりを越えて落ちてしまいました。
『確かに目の前にゲームウィンドウがあったのに。消えてしまった?見間違えたのかしら?』と、落ちながらもエルドリアの思考は回ります。
『二階だから死ぬことはな・・』と考えた時、がしりと誰かに受け止められました。
それは、愛人のエッセンでした。
「・・え?・・エッセン」と、その顔を見てエルドリアは驚きますが、エッセンは無言でエルドリアを下ろします。
「あ・・あの。ひ・・久しぶりね。こんなところで会うなんて」と、エルドリアは戸惑いながら声をかけます。
エッセンとは、騎士入団試験を勧める手紙を送ったくらいでしばらく会っていませんでした。
しかし何も言わないエッセンにますます気まずくなり、「ごめんなさい」と、エルドリアは謝ります。
「会う度に謝るんだな」と、エッセンはようやく口を開きました。
「それじゃあ私はこれで。助けてくれてありがとう」と言ってエルドリアが去ろうとすると、「まて」と手を掴まれました。
「訊きたいことがあるんだ」とエッセンは言い、そしてしばし黙ります。
『エッセンが私の前でこんな風に言葉に詰まることがあったかしら?』と、エルドリアは不思議に思うのでした。
「なぜ俺を助ける?」とようやく口を開いたエッセンが言うと、「言ったでしょう?もうあなたには興味が・・」とエルドリアは返そうとしまが、遮られます。
「なら俺を殺せばいいはずだ。あの日お前は『すまなかった』と言った。あれは一体何に対しての謝罪だったんだ?俺の知るお前はそんな感情なんて知らない人間だったのに」と、エッセンはエルドリアの両手を掴んで強く言います。
エルドリアはあの時、憑依前の皇女に連れてこられて辱められた、ベルロード最後の王子エッセンに対して、今の皇女として謝罪しました。
しかし、それをエッセンに説明できるわけはありません。
エッセンにとって、今までと真逆の態度を取る目の前の皇女を、不審に思っても仕方がないことでした。
『ああ。パーティーを楽しみに来たんじゃなくて、それを訊くために私に会いにきたのね』とエルドリアは納得します。
「あなたが私のことをどれだけ知っているというの?」とエルドリアが挑発的に言えば、「少なくとも、お前の最も醜悪な本性を見た。答えろ、なぜ俺を助ける?」とまっすぐな眼差しでエッセンは言います。
エッセンは、この前のように簡単には引き下がってくれなそうだとエルドリアは感じました。
「もう二度と会わなければ終わること。なんのために・・」とエルドリアが言いかけます。
「それが。そんなことが可能だとでも?お前にこの苦痛が分かるのか?」と、暗い顔でエッセンが遮ってつぶやきます。
そんな現場を、皇女を探しにきた愛人のナドリカが見つけました。
ナドリカは二人に割り入ろうとしますが、背後から伸びた手に阻止されます。
ナドリカの口を塞いでいたのは、警備隊に左遷された元副騎士団長のシガーでした。
第36話に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第35話】の感想
エルドリアにとってナドリカはとても頼りになる存在なのがわかりますね。
ナドリカにはもっとなりたい姿があるようで、健気で可愛らしいです。
エッセンは皇女に対して恨み以外にも思うところがあるのでしょうか。
最後に出てきたシガーはどうしてナドリカを止めたのでしょうか。
次の話も気になりますね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第35話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。