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小説の中の悪女皇帝になった【33話】ネタバレと感想:ピッコマ

小説の中の悪女皇帝になった ネタバレ

「小説の中の悪女皇帝になった」はmiraenavi原作、S.Yang作画、のファンタジー漫画です。

安原めぐみは、小説を読むことが趣味のごく平凡な会社員。

ある朝、彼女は読んでいた小説のキャラクター、ユリアになってしまいました。

小説では、自身が命を奪われることを知っているつぐみは、未来を変えるために動きます。

ここからは「小説の中の悪女皇帝になった」第33話のネタバレです。ご注意くださ

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小説の中の悪女皇帝になった【33話】ネタバレ

「疲れているのか?」ユーストの部屋を訪れたつぐみがそう声をかけると、ユーストは「陛下…」と元気なく反応します。

つぐみはそのまま「よかったら散歩に付き合ってくれ。」とユーストを外に連れ出すのでした。

フェリックスの嫌な予感

一方、フェリックスは自室でスチェータについて調べているようです。そこでフェリックスは何かに気づきました。「これは…全部…」

フェリックスは『汚い金で作り上げたこの城のせいなんだ。』と何かを確信し、怒りに震えます。

その時、机に置いてあったコップに自分の肘が当たってしまい、コップは倒れ、中の水はこぼれます。

それを見てフェリックスは『やっぱり不安だ…スチェーテに来る途中から嫌な予感がしていたんだ…!』と、そう思うのでした。

フェリックスは、スチェーテに向かう途中につぐみ達と行った打ち合わせについて思い返します。

馬車でつぐみは「放蕩な皇帝を演じる以上、夜二人とも私と一緒にいると怪しまれる。」と打ち合わせを始めます。

つぐみは続けて、「監視名目だとしても不自然に見えるはずだからやっぱり一人だけ…」と言いかけますがフェリックスは先に「僕がやります!」と立候補します。

するとユーストは「いえ、私がやりましょう。」と冷静にフェリックスに対抗します。そうなるともう二人は譲りません。

バチバチに睨み合うユーストとフェリックスに、つぐみはため息をつき「ではジャンケンで決めろ。」と提案します。

フェリックスは戸惑いますが、ジャンケンこそ一番シンプルで早く決まる方法でした。

仕方なく二人はジャンケンで決めることにします。

そこまでのことを思い出すと、フェリックスは『まさか「チョキ」を出すとは…卑怯な!』またワナワナと怒りがこみ上げてきます。

どうやらフェリックスは、ユーストは「グー」を出すタイプの人間だと思っていたようです。勝手な思い込みでユーストは卑怯者扱いです。

フェリックスはまた仕事に取り掛かろうとしますが、苛立ちとさらにまた強まる何か嫌な予感により集中することができず、部屋を飛び出すのでした。

明け方の散歩

つぐみとユーストは城から抜け出そうとしています。警備の者は酒を飲み高笑いしています。かなり手薄な警備につぐみは『この国はまともなところがないわね…』と再認識します。

結果つぐみ達は、難なく城の外に出ることができます。

外に出ると奇麗な星空が広がっています。つぐみはその星空を見て『この景色を見るためにここに城を建てたのかしら?』と考察します。

二人はしばらく外を歩きます、するとユーストが「私も…陛下の真似をして放蕩な演技をすればよかったのでしょうか…」と問いかけます。

するとつぐみは笑い「そんなことをすれば男爵に気づかれていたぞ。」と答えます。その答えにユーストはムスッとし、しばらく黙ります。

つぐみは、身長や体格は自分より大きなユーストが素直にやきもちを焼く姿に『可愛いわね…』と思います。

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『こんなにもわかりやすいのにユリアは本当に彼の気持ちに気づかなかったのかしら。』と疑問に思いますが、つぐみ自身が原作を知っているからこそ、ユーストの気持ちがわかるのかもしれません。

そんな自問自答に似た考察をしながら、つぐみは「ユースト、そんなに心配する必要はない。」と声をかけます。

つぐみはユーストの前を歩きながら、後ろを歩くユーストに「彼らは大人しく眠らせただけだぞ、演技だったのはお前も知っていたではないか。」と続けます。

そしてつぐみが「2年間乱れた姿ばかり見せていたが…今はもう…」と言ったところでユーストは後ろからつぐみの指にそっと触れ、つぐみを振り向かせます。

「そんなことは…気配だけで十分わかっております。ですが…陛下がやりたくないことを無理にされることが嫌なだけです。」そう訴えるユーストにつぐみは驚きます。こんな風に振り向かせることが予想外だったからです。

つぐみには、普段は背中を任せられるくらい頼れるユーストが今だけはとても無邪気に見えています。

ユーストは「なので、陛下は命令だけ下してください。私がなんでもいたします。」と続けます。

つぐみは「そういう発言はそんなに気軽にするものじゃない。」と答えます。もちろんユーストが覚悟なしに言っているわけではないとも理解しています。

しかし、今のつぐみはユーストが望む本当のユリアではありません。ですので、つぐみはユーストが望み帝国が夢見た、そして誰よりも本来のユリアが描いていた完璧な皇帝になりたいとあらためて強く思っているのです。

そのため、つぐみはユーストに「帝国の中でも一番高い地位にいる者が楽をするわけにはいかない。だからこれは皇帝である私のやるべきことだ。」と悪いとは思いつつ、ユーストの優しさを突き放します。

そう言われたユーストは『陛下は以前のお姿に戻られたのに、むしろ2年前より遠くなった気がする。』と思います。

しかし、2年もの間ユーストはユリアが元に戻るだけで十分だと思っていましたが、自分は何を欲張っているのかと考えます。そして決心したかのようにつぐみに「承知いたしました。」と答えます。

その言葉を聞くとつぐみは「お前を休ませるということではないからな。」と笑いかけます。

つぐみは、なぜユリアがユーストを信頼していたのか分かる気がしました。自分の気持ちを全て押さえてまでユリアに捧げる忠誠心は小説の中では見ていましたが、実際にみるとなんだか違う不思議な感じでした。

そして明け方、つぐみとユーストは窓からこっそり部屋に戻ります。すると部屋の中から「陛下!」と何者かの大きな声が聞こえるのでした。

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小説の中の悪女皇帝になった【33話】の感想

ひとまずは、早朝散歩で今回の演技により傷つけてしまったユーストへのフォローは上手くできたのではないでしょうか?

しかし、ユリアの体を乗っ取ってしまったことに後ろめたさを感じるつぐみは、ユーストが本気でつぐみのことを心配するほど、気負いします。

お互いがお互いのことを想うほど二人の距離はどんどん離れていっています。

いつか二人にとって、本当の意味で安心して側にいることができる日が来るのでしょうか?色々とこの先も難しい問題が続きそうです。

難しいことは、この修学旅行気分の二人に任せて、私は次回も楽しみにしています!

まとめ

以上、小説の中の悪女皇帝になった【33話】のネタバレと感想をご紹介させていただきました。

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