お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
カンデンティアの力を使いこなす為には神聖力の免疫を高めないといけないと知り、夢莉達は魔塔に行くことにします。
魔塔にいい思い出の無いランスロットでしたが、初めての旅行だと楽しそうに笑う夢莉に「これからは、この笑顔が思い浮かびそうな気がする」と見惚れました。
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お嬢さんの執事【45話】のネタバレ
魔塔に行くための荷物をまとめた夢莉は「このくらいでいいわね」と鞄を閉じます。
「残りはルファーとランスロットに頼んで…」と夢莉が考えていると、「足りないかもしれないよ」と背後からアラーシュに指摘されました。
マナの祝福を受ける対価
突然声をかけられた夢莉は「びっくりした‼」と叫んでしまった後、「厨房に行ったんじゃなかったの?」とアラーシュに聞きます。
「ケーキは全部食べたから…いや忠告することがあって戻って来たんだ」と答えてアラーシュは舐めていたペロペロキャンディーから口を離しました。
「ランスロット・ロシャンのことなんだけど、マナの祝福を受けた者たちは特別なんだ。彼らは生まれたときからマナを自由自在に操ることができ、エルフや精霊との親交も深い。これだけなら聞こえはいいんだけど…」とアラーシュは話しながら夢莉の元へと近づきます。
「彼らはその対価として、ほとんど愛されることなく育つんだ。それゆえに自分に手を差し伸べてくれる人に心を開き、すべてを捧げて愛してしまう。彼は愛のためなら死を選ぶこともできるけど、盲目的な愛は毒にもなる。だから気をつけた方がいいよ夢莉」とアラーシュは夢莉の前に立ち警告しました。
「……アラーシュ。あなたこそ気をつけなさいよ!いいムードのときに邪魔しないで‼」と夢莉はアラーシュの腕を強くつねります。
「いたたたたっ!なんだよ~僕は二人のことすっごく応援してるのに‼」とアラーシュは泣きながら夢莉につねられた腕をさすりました。
「よく言うわ!」と否定しながら夢莉は、アラーシュが来てからの一週間「チューしちゃえ!」「キスだよ!」などとランスロットとのいいムードを邪魔されたことを思い返します。
「…相手にすればこっちが疲れるだけだわ」と夢莉は一旦落ち着き、「まぁ…とにかく。もう一度聞くわ。本当にランスロットは何も覚えてないの?」とアラーシュに聞きました。
「うん、それは間違いないよ。時間を戻してはただ意味もなく繰り返しているんだ」と答えたアラーシュに、「…でも変だわ。ときどきランスロットの目は…何かを知ってるように見えるもの」と夢莉は呟きました。
「お嬢さんが好きだ。あの人の正体が何であろうとかまわない。守ってあげたい…もう二度と失いたくはないんだ」と考えるランスロットは、「私その力が必要なの」と言った夢莉を思い出します。
「だけど…お嬢さんは大人しく守らせてくれないのが問題だな…」とランスロットは窓越しに夜空を見上げました。
「魔塔か…お嬢さんがいらっしゃるにはあまり薄暗いところなのに…そのうえ魔法使いたちは魔法に夢中でろくにおもでなしもできないだろうし…いっそしばらくの間、全員追い出すか」とランスロットは考えます。
「悪魔や皇女、ベスティーア…面倒なことはすべて後にして、このまま二人きりでどこかへ行けたらいいのに。誰もいない世界で、僕だけを見ていてくれるように…」とランスロットは想像し、自分に向けられる夢莉の笑顔を思い出します。
「もしそうなっても僕にあの笑顔を向けてくれるのだろうか…?」とランスロットは疑問を抱きました。
ルファーの見送り
「お嬢さん、どうかお気をつけて。他に必要なものはありませんか?」と夢莉たちを見送るルファーが最後の確認をします。
「そうね…とりあえず領地の管理は専門の人に頼んだし、お屋敷の仕事も当分は執事とメイド長がやってくれるわ。それにランスロットが定期的にここに寄るから」と話す夢莉に、「もう~私たちのことよりご自分の心配をしてください!」とルファーが言いました。
「お嬢さんはつらいことがあると寝食も忘れてご自分を追い詰める癖がありますから、以前倒れてしまった時のように…遠くに行ってそんなことがあっては困りますよ。本当にとても心配なんです」とルファーは心配していることを伝えてくれます。
「わかったわルファー」と夢莉はルファーの頭を撫で、「最初に目を開けた時は見慣れない本の中の世界だったのに…今はお屋敷や領地にもすっかり愛着が湧いたし、今ではもうこの場所が一部になった感じだわ。前のシャルロッテが勝手に残して行ってしまったものに過ぎないけど…」と考えます。
「大丈夫よ。もう二度とそんな心配はかけないから。じゃあ行ってくるわね」と夢莉は答え、「はい!お待ちしてますお嬢さん」とルファーに見送られながら屋敷を後にしました。
波の音とともに「着きました。もう目を開けてもいいですよ」とランスロットの声が聞こえ、夢莉は目を開けます。
水の中に建つ魔塔に「思ったより明るくて素敵なところね」と夢莉はランスロットに言います。
「お嬢さんがいらっしゃるので少し手入れをしたんです」とランスロットに言われ、「本当に?ありがとう!」と夢莉は感謝の意を伝えました。
その頃の魔塔の内部では、少ない時間で魔塔の手入れを行った魔法使いたちが息を切らして倒れていました。
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お嬢さんの執事【45話】の感想
マナの祝福は悪魔のメフィストと対等に渡り合えるほどの凄い力だとは前々から思ってはいましたが、その対価として愛されずに育ったランスロットの過去を思うと切ない気持ちになりました。
お互いのことを守りたいと思っている夢莉とランスロットがどんな運命を辿るのか今後の展開が楽しみです。
ついに魔塔にやってきた夢莉が神聖力の免疫をつける為に、どんなことをするのか次の話も気になります!
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の45話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。