逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
ナドリカは突然、「実はダンスができないんです」とエルドリアに言うのでした。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第37話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第37話】のネタバレ
「実はダンスができないんです」とナドリカが言い出し、エルドリアは驚きます。
「このような宴で貴族たちが踊るダンスは・・習ったことがなくて・・」とナドリカはまるで周りに聴かせるように言うのでした。
「急に何を・・」と言うエルドリアの言葉を遮るように、エルドリアの手にナドリカはキスを落として、「申し訳ございません、姫様」と続けます。
そんな態度に、エルドリアはようやくナドリカの真意に気付きます。
ナドリカはエクロットにダンスパートナーの座を譲ろうと考えたようでした。
エルドリアの表情の変化に意図が伝わったことを察したのか、「なので、次は必ず僕と踊ってくださいね」とナドリカは笑います。
エクロットの立ち位置
「だから言っただろう。皇女様の夫になろうだなんて身の程知らずだったんだ」「与えられた地位で満足していればみじめな愛人なんかにならずに澄んだだろうに」と、周囲からの陰口がエルドリアに聞こえます。
皇女に聞こえてるのを気にしていないのか、むしろ、聞こえるようの言っているようにすらエルドリアには思えました。
憑依前の皇女がエクロットにしてきた態度が、このような周りの人々の態度にでているようでした。
こんな針の筵のような宴会場で、エクロットは臣下の義務と言わんばかりに黙って座り続けています。
『あの融通の利かない男』とエルドリアは思います。
戦勝宴会というこの場で、最も戦果をあげた主役なのに、皇女の視線すら与えられない惨めな愛人という理由で、エクロットは嘲笑を受けているのです。
『私にとって彼は愛人としてじゃない、有効利用したい存在なのよ』と考えながら、エルドリアはエクロットの正面に立ちました。
「妻としての務めを果たしに来たわ」とエルドリアが言えば、エクロットは驚いた顔をします。
『私は彼に何をしてあげられるだろうか』と、エルドリアはエクロットを見て思います。
エルドリアは「卿、私と一曲踊ってくださいますか」と軽く屈んでエクロットを誘い、『今はこれが私にできる最善よね?』と考えます。
エクロットとエルドリアのダンス
「実は私、ダンスには自信がないの。だからあなたがリードして。私にはあなたが必要なの」とエルドリアはエクロットに言います。
エクロットは「喜んでお相手させていただきます」と言い、少し笑っているように見えました。
主人公は本当にダンスが上手くはないので、6回もエクロットの足を踏んでしまいました。
「だから言ったでしょ、本当に下手なんだって」とエルドリアが焦ったように言うと、「少々・・、失礼してもよろしいでしょうか」と流石にやや困ったように、エクロットが言います。
「ええ。でもわざわざそんなことを訊くなんて一体何をするつもりなの?」とエルドリアが笑うと、エクロットはエルドリアの腰を支えて少し抱えて地面から浮かせます。
側からは普通にダンスで組み合っているように見えましたが、エルドリアが足が地面についていないことに戸惑います。
「私の足・・、地面に届いてないんだけど」とエルドリアが言っても、「ええ」とエクロットは淡々と答えてそのまま踊り続けます。
これでもう、エルドリアが足を踏むことはありません。
金箔を張られたきらびやかなホールの天井に、輝くシャンデリアが下がっています。
貴族たちが周囲を踊り、自分もまた踊っているその状況に、『私・・本当に異世界に来てしまったのね』としみじみと主人公は実感するのでした。
エルドリアの気持ち
「エクロット」と、エルドリアは改めてエクロットに気持ちを伝えます。
「今まで・・私だけがあなたを必要としているのだと思っていた。一方的にあなたから忠誠を受けたから、当たり前のようにそんな関係だと思っていた。でも、関係というのは片方のみで結べるものではないわ。私はもっとあなたの気持ちに気を使うべきだった」と、エルドリアは語ります。
「いいえ。私のことは気になさらないでください」と、いつものように淡々とエクロットは言います。
「私を呼んで。あなたにとって私が必要な時は、いつだってあなたのところへ行くから」とエルドリアが言うと、エクロットの瞳がいつもと違う色を宿したように見えました。
宴の後
『パーティー会場から抜け出したいとは思っていたけど、お酒の飲み過ぎがその口実になるとは思っていなかった』と、会場から抜け出したエルドリアは柱に手をついて休みます。
『疲れた・・』と下げた視線を上げると、そこにナドリカが立っていることに気付きます。
ナドリカは皇女を待っていてくれたのでした。
「宴はいかがでしたか?」と問うナドリカに、「・・うん、ちょっと踏んづけちゃったわ」とエルドリアが言うと、ナドリかは不思議そうな顔をします。
エルドリアは「・・怪我をしているかもしれない」と本気でエクロットの足を心配していましたが、気持ちを切り替えます。
「エクロットと話せる機会を作ってくれてありがとう」とエルドリアが言うと、「姫様がずっと気にしていらっしゃったでしょう」と、ナドリカはエルドリアから視線を外して照れたように答えます。
「それと・・」とエルドリアがナドリカに何かを言おうとしたところ、「はなせ!」と声が後方から聞こえました。
ロビアの嫉妬
「姫様!」と叫び、警備兵に抑えられているのはロビアでした。
「どうしたの?」とエルドリアが問えば、警備兵は姿勢を正して礼をし、ロビアは暴れるのをやめます。
「どうして俺のところへ来てくださらなかったのですか?舞踏会であの男と一緒にいらっしゃったと聞きました。あの男には気をつけるようにと申し上げたではありませんか」と強く主張するロビアに、エルドリアは気圧されます。
「俺は・・待っていたんです。あなたのことをずっと・・俺のところに来てくださるだろうと思って・・。少なくともあの男に会う前に、人々の前で彼と笑いながら言葉を交わす前に・・それなのにあなたは来てくださらなかった。俺は・・その程度にもなれないということですか?」と、ロビアは鬼気迫る様子で、それでありながら淡々とエルドリアに告げます。
「私は、エクロットを信じているわ」とエルドリアが告げると、「・・俺には、その程度の信頼もないということですか。俺は挽回したかったんです。それなのに・・。そのすべての努力はあなたにとって無意味だったということですか?」とロビアはポロポロと涙をこぼします。
「無意味だったのではないわ。ただ・・」と言うエルドリアを遮って、「違うと仰るなら今ここで証明してください」とロビアは言います。
「・・どうやって?」とエルドリアが言うと、「姫様」と後ろからナドリカが制止します。
「ナドリ・・」とエルドリアが振り返りかけた時に、「姫様。証明してくださるのであれば、今から俺と一緒に来てください」とロビアが再びエルドリアの前に割り込むのでした。
第38に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第37話】の感想
エクロットはだいぶ厳しい立ち位置にいるようですが、エルドリアの言葉に何かを感じたようですね。
ナドリカは空気も読めるし配慮もでき、その上可愛らしくて、本当に素敵です。
ロビアの執着具合は相変わらず怖いほどですが、何を望むのでしょう。
次の話も気になりますね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第37話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。