悪役皇女様はお菓子の家に住みたい、はFriedrich原作、maronpie作画の恋愛ファンタジー漫画です。
平民として育ったアナスタシアは精霊式を機に皇孫として皇宮に行くことになり、自分が転生前に読んだ物語の悪女になってしまったことに気づきます。
新しい部屋に案内されたアナスタシアは、隣がアレクセイだと知って驚きます。
ここからは、悪役皇女様はお菓子の家に住みたい、の第11話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第11話】のネタバレ
『いくら考えても理解できないわ。次期皇帝の従兄と何を一緒に勉強しろって言うの?一体どうして?』と、アナスタシアに疑問は尽きません。
「殿下がお待ちです。殿下、アナスタシア殿下がいらっしゃいました」と使用人に言われて部屋に入ると、「アナスタシア、やっと来たか」とアレクセイは言います。
アナスタシアは唾をごくりと飲み込んで、「あの・・皇太孫殿・・」と話しかけようとしますが、「お前まで俺をそう呼ばなくていい」とアレクセイに止められます。
『超冷たい!私のことが嫌いなのは分かるけどこんなに冷たくしなくても!私は皇位なんて興味ないのに!』と、アナスタシアは震え上がります。
『自分が先に誘っておいて私になんか見向きもせずにずっと本ばかり見てる。しょうがないわね、私が先に・・』とアナスタシアは考えて、「あの、アレクセイお兄様」と話しかけます。
「お兄様なんて呼ばなくていい」とアレクセイは遮るように言って、ピキッとアナスタシアの顔に怒りマークが浮かびます。
ふう、とため息を吐いたアナスタシアが「じゃあ、アレクセイ」と話しかければ、アレクセイはビクッとして驚いた顔で振り返ります。
「皇太孫殿下もダメで、お兄様もダメなら・・。う〜ん。あっ、アレクセイもダメなの?じゃあアリョーシャ!」とアナスタシアが言えば、「お前・・」とアレクセイは言いかけます。
ちょうどそのタイミングで先生が入室し、「・・皇太孫殿下?」と状況が分からず尋ねます。
「・・どうぞお入りください」とアレクセイは先生に話しかけて、「では授業を始めましょうか」と先生は言うのでした。
アナスタシアの悩み
授業が終わった後、アナスタシアは悩んでいました。
「ふうぅ・・」と自室のベッドでうつ伏せでアナスタシアは唸っており、「何を悩んでいるんだ?」とフェーブは問いかけます。
「これから先どうすればいいの分からなくて。さっき見た?アレクセイったら授業中一度も私のほうを見なかったわ」と、アナスタシアは思い出してシュンとします。
「・・皇帝陛下がどうして私を皇宮に残したのかも理解できないし」とアナスタシアが言えば、「なぜかって?この我の偉大さに気づいたからだろ」とフェーブは偉そうです。
「うちの住所でも知ってたら家出するのに!近くの村の名前も思い出せないわ!」とアナスタシアは起き上がって叫び、頭の上に乗ってたフェーブは転がり落ちます。
「急に起き上がるな!」とフェーブは怒りますがアナスタシアは無視します。
アナスタシアはベッドの下の箱を取り出すと、中に入っている三つのボタンを見つめます。
『私の家出資金・・。これが役に立つ日がくるのかしら?一体どうして私を残したの・・家に帰りたい』と、アナスタシアは考え込みます。
「私が望んで残った訳でもないのに。従兄からは憎まれるしどうしよう・・」とアナスタシアは悲しくなります。
「従兄って?地主の長孫のことか?」とフェーブが問いかけ、「うん。パパの兄弟の息子だから?ところでフェーブ、どうして陛下のことを地主って呼ぶの?」とアナスタシアは聞き返します。
「それはこれだけ広い土地を持っていて小作人をたくさん抱えているからだ」とフェーブは言って、「間違ってはないけど・・」とイマイチ納得できずにアナスタシアは困ります。
「地主の遺産でも相続させられるんじゃないかと心配してるのか?ところで地主の長孫が姫を嫌っているのは事実なのか?」とフェーブは聞いて、「物凄く冷たい目で私を睨んでたの見なかった?思い出すだけで震えが!」とアナスタシアは答えます。
「さあ。姫を嫌ってるのはむしろ昨日のあの無礼なガキのほうだろう。あの生意気なガキ、懲らしめておくべきだった」とフェーブは言って、「あの子もそうだけどアレクセイも絶対・・」と言いかけてアナスタシアはふと気付きます。
「そうよ!それよ!」と、アナスタシアはドミトリーの口にブラウニーを突っ込んだことを思い出します。
再びのパベル
アナスタシアはコソコソと厨房の様子を伺っていました。
「このガキ、こないだはよくも逃げたな!」と、突然アナスタシアの首根っこを掴んで持ち上げたのはパベルでした。
「パ・・パベル!ち・・違う、逃げたんじゃないの。私あの時ちょっと急いでて・・」とアナスタシアはへへ、と笑います。
「ガキのくせに急ぎの用事なんかあるものか!?」とパベルは叫び、「でもケーキのことは解決できたじゃない」とアナスタシアは笑います。
「何だと!あのケーキを皇帝陛下が召し上がったんだぞ!陛下が!」とパベルは興奮したように言いますが、「どうして知ってるの?」とアナスタシアは冷静です。
「侍従から聞いた!皇帝陛下が召し上がったんだぞ!?お前は怖くないのか!?」とパベルは言いますが、「それ以外のことは聞いてないの?」とアナスタシアは不思議に思います。
『もしかして私が皇孫ってことも侍従から聞いたのかしら?』とアナスタシアは構えますが、「侍従をぶん殴るのに忙しくて何も聞いてない」とパベルは言います。
「本当?」とアナスタシアが驚けば、「嘘に決まってるだろ!」とパベルは返します。
何も聞いてないのは本当のようです。
『・・もっとも、私が皇孫だと知っていたら襟首を掴んだりしないわよね』とアナスタシアは納得します。
「あのケーキ、陛下のお気に召したみたいだから心配しないでってメモを書いておいたんだけど。見てないの?」とアナスタシアが言えば、「あっ、それは見た。とにかく陛下はお前のケーキがお気に召したようだから、今度から陛下から指示があったらお前が作れ。名誉なことだぞ?」とパベルは言います。
「本当!?」とアナスタシアは目を輝かせて、「但し私の監督下でな。どうせ陛下が間食を召し上がるのは多くて2ヶ月に1回くらいだから」とパベルは言います。
「じゃあ私、練習したいから厨房を貸してくれる?」とアナスタシアは言って、「いいだろう。その代わりケーキの名前をもう一度考えろ」とパベルは言います。
「パベルショコラじゃだめ?」とアナスタシアが言えば、「ダメだ!」とパベルは言います。
「じゃ、アーシャのチョコケーキにしましょ」とアナスタシアは言って、「アーシャ?」とパベルは聞きながらアナスタシアのエプロンの準備をします。
「『ガキ』って名前だと思ってた?私は10年も前からアーシャって名前なの。この世に生まれたのが10年前だから!」とアナスタシアは言って、「むうう」とパベルは困ったように顔を赤らめます。
「とにかく!また厨房を借りるわね!」とアナスタシアは笑顔で言うのでした。
第12話に続く>>
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悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第11話】の感想
アレクセイは何を考えているのかまだよくわかりませんね。
アナスタシアは本当にお菓子作りが好きなように見えます。
パベルがアナスタシアの正体に気づいたらどんな反応を見せるのか気になります。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪役皇女様はお菓子の家に住みたい」の第11話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪役皇女様はお菓子の家に住みたい」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。