「せっかく公爵令嬢に転生したんだから長生きしたい」は、漫画・宇宙くらげ、コンテ・Nam SaRang、原作・Cheong Song-A、脚色+yoshua、のファンタジー漫画です。
主人公は平凡な田舎娘。事故で命を落とし、気が付くと小説の登場人物「アドリアーナ（リアン）」に転生してしまいます。
しかし転生先でも命を奪われ、なんと2週目が始まるのでした。
ここからは「せっかく公爵令嬢に転生したんだから長生きしたい」第29話のネタバレです。ご注意ください。
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目次
せっかく公爵令嬢に転生したんだから長生きしたい【29話】ネタバレ
「この人には指一本触れさせない、失せろ。」そう言い放つベルガードに恐れをなして、魔族たちは「すっすみませんでした！もう二度としません！」と謝罪し、逃げ去って行きます。
するとベルガードは、今度はリアンに「こんな夜更けに護衛もつけずブラックタウンにやって来るとは、どうかしてるぞ。」とります。
リアンは「ベルガード様はどうしてここに？」と尋ねます。するとベルガードは「忘れたのか？ブラックタウンは魔族の管轄だ」と答えます。
「それに約束しただろう？絶対にお前を守ると。」と続けるとリアンはドキッとし、赤面しながらベルガードを見つめるのでした。
ブラックタウンの中立地帯
二人はあるカフェに入ります。その店のマスターらしき人物が「お、いらっしゃい。あれ？その子は…？」と尋ねてきます。
リアンはキョロキョロしています。カフェでは魔族と人間が一緒に楽しんでいます、その様子がリアンにとっては珍しいようです。
ベルガードは「ここに座れ。」とリアンを席に案内します。そしてマスターに「なにか温かいものを頼む。」と注文をします。
マスターは「オッケー」と了解するとサンドウィッチとスープを用意します。
リアンは、マスターにお礼を言う、スープを口に運びます。するとつい「…美味しい」と感想がリアンの口から洩れます。
マスターは「お口に合いますか？それは何より。」と嬉しそうに答えます。
するとリアンは「ところで人間の方…ですよね？どうしてブラックタウンでカフェを…？」と問いかけます。
「このカフェは中立地帯なんだ。それとブラックタウンで唯一の非武装地帯でもあって、ここでは人間と魔族間の争いは禁止なんです。」とマスターが答えるとリアンは『それで二種類が一緒に…』と納得します。
すると、突然違う席から「なんだと⁉もう一度言ってみろ人間の分際で…！」「ケンカなら買うぞコラこのトンガリ耳！」と怒鳴り声が響きます。どうやら喧嘩が始まったようです。
リアンが『ここはケンカ禁止じゃ…？』と驚いているとベルガードが立ち上がり、喧嘩が起きている席に歩き出します。
ベルガードは席に辿り着くと「おい…ここをどこだと？」と声をかけます。
「ケンカは禁止のはずだ。」と言うベルガードに、喧嘩を始めた客は「こ、これには訳があって…」と弁解しますが、ベルガードはお構いなしにお仕置きを下します。
店にはゴツ、ガス、ドンッと恐らくベルガードがお仕置きしてるであろう音が響きます。そんな最中、マスターは「よくあることなのでお気になさらず～」と驚くリアンに声をかけます。慣れたものといった感じです。
客は「すっすみませんでしたあぁ！」と店から逃げ出します。席に戻ってきたベルガードにマスターは「今日もありがとうございますベルガード様！」とお礼を言い、お礼のホットワインを用意します。
ベルガードは、リアンの隣に座り直すと「騒がしかったろ。」と声をかけます。するとリアンは「魔族と人間の中立地帯…ブラックタウンにこんな場所があったなんて。」と呟きます。
ベルガードは「ここ『カフェ・エリクシール』だけは安全が保障されている。もし何かあればここに来るといい、マスターはそそっかしいが信用に足る人物だ。」と中立地帯について説明してくれます。
その説明に「そそっかしいって…せっかくサービスしているのにちょっと酷くないですか？」とややマスターは不満そうですが、ベルガードとマスターのやり取りを見て気づけばリアンはくすくす笑っています。
いつの間にか笑っている自分に気づいたリアンは『あ、いつの間にか心も落ち着いてきた…ベルガードがここに連れて来てくれたおかげだ。』と考え表情も穏やかなものになるのでした。
心の内
少し落ち着いたリアンは「…気になりませんか？なんでこんな時間に一人でふらついていたのか…」と問いかけます。
するとベルガードは「聞いて欲しいのか？」と問い返します。それを聞いたリアンは少し考え、心の内を語り出します。
「怒りのあまり取り返しのつかないことをしでかすところでした。でもとても耐えきれなかった…」と毒薬を購入しようとしてしまったところから話します。
そしてリアンは続けます。「だけど分かってるんです、誰もわかってくれないって。」それはきっと、兄のテオドールでさえも分からないことだとリアンは思っています。
「きっと今のままじゃ駄目なんでしょうね。」とテオドールから貰った首飾りを握りながら続けるリアンをベルガードは見つめています。
そしてベルガードは少し考え、リアンの頭をポンと撫でると「よく頑張ったな。」と声をかけます。
するとリアンは少し驚いた表情を見せた後、照れたように笑いながら「…はい。最後まで…頑張らなきゃ。」と言い、元気を取り戻すのでした。
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せっかく公爵令嬢に転生したんだから長生きしたい【29話】の感想
リアンは、今回心が危ない所をベルガードによって救われました。危うくとんでもない過ちをしでかすところでした。
ベルガードは、中立地帯でも一目置かれているようです。以前魔物が街で暴れた時に人間を助けていたのも、この場所を大切にしている思いからそういった行動を取っていたのかもしれません。
ベルガードの、魔族でありながらも人間に対し情を見せる理由が分かった気がします。もちろんリアンにはもっと特別な情を持ってそうですが…やっぱり妹的な情ですかね？
ベルガードの情がどのような形かわかりませんが、リアンも最近色んなところでベルガードやケーネスにもドキドキさせられ、赤面する姿を多く見せます。
感情が揺さぶられることが多く続いて、そりゃぁ心に余裕も無くなりますわな！と私は思うのです。次回も楽しみにしています！
まとめ
以上、せっかく公爵令嬢に転生したんだから長生きしたい【29話】のネタバレと感想をご紹介させていただきました。
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