お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
神聖力の免疫を高めるために夢莉は神聖力に打たれ続けて、ボロボロになりながら免疫の限界に達することを繰り返していました。
ランスロットは悪魔との戦闘に備えるためと言ってアラーシュに魔塔の魔法使いたちの神聖力の免疫を高めるようにお願いし、夢莉を連れて花畑にやってきます。
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お嬢さんの執事【47話】のネタバレ
レジャーシートに二人で座り、ランスロットは「ここは魔塔の主や、その主の許可を得た者だけが立ち入ることができる春の庭園です。誰かを連れて来るのは初めてなんですよ」と夢莉に説明しました。
花畑とランスロットの思い出
夢莉は軽食を食べながらも花畑をみやり、「そうなの?こんなに綺麗なところなのにもったいない…」と言います。
ランスロット「子どもの頃、つらかったり嫌なことがあるとよくここに来たんです。いつかお嬢さんをお連れしたいと思ってたんですが…」 と話しながら紅茶を入れ、「やっとその機会がやってきました」と夢莉に紅茶を差し出しました。
夢莉は紅茶を一口飲み、「最近はどう?何かつらいことがあったりする?」とランスロットに聞くと、「そんなことはありませんよ。もうすべて過ぎたことですし、お嬢さんと出会ってからはずっと幸せですから」とランスロットは微笑んで答えます。
夢莉はランスロットの答えに目を細めた後、「……ところで…何だか少し寒くない?」と言いました。
「そうですか…?保温の魔法をかけておいたんですが…気温が下がったようですね。今すぐに…」とランスロットが魔法を使おうとするのを、「ううん、そうじゃなくて…」と夢莉は止めてランスロットの手を取ります。
夢莉はランスロットのすぐ隣に移動すると、ランスロットの手を自分の肩へと回させて「こうして欲しいっていう意味よ。保温の魔法よりこっちの方が温かいでしょ?」と顔だけランスロットの方に振り向き笑いました。
少し顔を赤らめたランスロットは「はい…とっても」と夢莉の肩を抱き寄せます。
「つらいことや嫌なこと…過去のあなたはどんな顔をしてここに来たんだろう」と夢莉は思い、幼いランスロットがこの花畑で泣いていた姿を想像しました。
「ときどき思う。どのみちこの世界に来ることになってたのなら、もう少し早くあなたに会えたらよかったのに。あなたが悲しい思いをする前に、つらい目に遭う前に、あなたを抱きしめてあげたかったって…だけどそうはできなかったから、少なくともあなたの悲しい記憶をすべて楽しいものに変えてあげる…」と夢莉は決意します。
いちご味のキス
デザートの入れ物を開けて「私だけがこんなに美味しいものを食べてるって知ったら、アラーシュが怒るかもね」と夢莉が小さく笑うと、「大丈夫ですよ。訓練の指導に行く前にお腹いっぱい食べて行きましたから。お嬢さんがお好きなものは別に取っておきましたが…」とランスロットがケーキを取り出しました。
夢莉は笑顔を浮かべて「あっこれ大好き!ランスロットお手製のストロベリーケーキ!」と喜ぶと、いちごのフォークを刺して「はい、あ~ん。お先に一口どうぞ」とランスロットに差し出します。
「僕は食べなくても…」と断るランスロットでしたが、「あなたが作ったのに私一人で食べるなんて不公平でしょ?」と夢莉は引きません。
「…お嬢さんには何をどれだけあげても惜しくないのに、あなたはいつだって僕にも同じように与えようと考えてくださる…」とランスロットは愛おしさを感じながら、「では…いただきます」といちごを食べました。
「僕は今みたいにお嬢さんが愛おしく思える度に、この気持ちをどうしたらいいのか、わからなくなります」と顔を赤らめるランスロットの言葉に、夢莉をまた顔を赤らめて「な…何言ってるの」と言いながら「そんなこと言われたら毎回食べさせてあげたくなるじゃない!」と思いました。
「どうしていいかわからないなんて…何もしなくていいのよ。何かしてほしいなんて思ってないもの。ランスロットはランスロットでいてくれるだけでいいの」と話しながら夢莉はケーキを口に含みます。
ランスロットは目を細め「…そういえばお嬢さんはいちごがお好きでしたね」と聞くと、「え?そうよ、大好き!」と夢莉は答えました。
「いちごの味が元の世界と同じでよかっ…」と言いかけた言葉を止め、夢莉は「いけない…余計なことまで言うところだった。聞こえてないよね…?」とランスロットの様子を窺います。
「お嬢さん」とランスロットに呼ばれて「え…えっ?」と動揺してしまった夢莉に、ランスロットはキスを落としました。
リップ音のするキスや離れ際に感じる息に「好き過ぎてどうしていいかわからないのは私の方よー!」と思いながら顔を真っ赤にして口を押さえる夢莉に、「…いかがでしたか?」とランスロットが聞きます。
夢莉が照れながら「いちごの味がしたわ…」と答えると、ランスロットは「愛を感じていただけて光栄です」と笑いました。
少し日が落ちてきた頃、花畑を二人で歩いていると、「本当は今日ここにお連れしたのは、お願いしたいこともあったからなんです」とランスロットが言いました。
「お願い?今日は気分がいいし、何でも聞いてあげる!」と夢莉が笑顔で返すと、ランスロットは少し言い出しにくそうに「実は…しばらくの間、魔塔を離れなければなりません」と夢莉に伝えます。
「なぁんだー、そんな真剣な顔で話すようなことでもないじゃない。まぁ、まだここに来たばかりだし、アラーシュの訓練もどうすればいいか考えなきゃね…」と話す夢莉に、「お嬢さんは一緒には行けません」とランスロットは言いました。
「…!それ…どういうこと…?」と驚いて夢莉が聞き返すと、「魔塔を離れるのは僕一人です。お嬢さんはここに残って訓練を終えてください」とランスロットは説明します。
「今までランスロットと一度も離れたことがなかったから、どこに行っても当然私と一緒にいてくれるとばかり思ってたのに…」と夢莉は思い、不安でスカートを掴みながら「どこに…行くの?私も一緒に行ったらダメ?どうして…?」とランスロットに聞きました。
ランスロットは少し目を伏せると、「僕の先生を探すためです」と答えました。
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お嬢さんの執事【47話】の感想
平穏な二人の様子に心が温まった直後、二人がしばらく離れてしまう話が上がり、とてもハラハラしました。
ランスロットは先生を探して何をしようとしているのか、先生はどんな人物なのか今後の展開が気になります!
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の47話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね。