「悪女が恋に落ちた時」は、原作者はSeo Gwijo、文はredguとHJ、絵はDCBOが担当する恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は大好きな小説の中の悪女、ルペルシャ皇女に憑依してしまいます。
14個目の記憶を取り戻した主人公は、急に犬を手放すと言う幼い皇女の発言に驚いて飛び起きるのでした。
ここからは、悪女が恋に落ちた時、の第33話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪女が恋に落ちた時【第33話】のネタバレ
『夢で見たあの手紙・・どう考えても・・お姉様を皮肉ってた』と主人公は考えます。
幼い皇女が持つメッセージカードには、「無事に生き残れたことをお祝い申し上げます」と書かれていました。
犬を手放そうと考えたのは、幼い皇女なりに犬の事を考えたからかもしれません。
いつもより夢の記憶が短く、内容もモヤモヤするものではありましたが、主人公は14個目の記憶を取り戻せたことに満足していました。
主人公が皇女に憑依してから一ヶ月と12日が経ち、『ついに彼女を助ける時が来た』と主人公は拳を握り締めます。
ジェインとは
原作のジェインは、不良に絡まれていたところを助けてくれたヒロインのアリエルに忠誠を誓い、メイドになる少女です。
ジェインは悲しい過去の持ち主で、火事のせいで双子の弟と生き別れになっていました。
そんな事情を知ったアリエルはジェインを可哀想に思い、弟たちを一緒に探すと約束します。
しかしジェインは結局弟たちには会えず、ルペルシャ皇女がアリエルに盛った毒薬を飲んで短い人生を終えてしまうのです。
主人公はジェインを可哀想だと思っていましたが、それはその死に方だけではありません。
主人公は、ジェインが原作で何度も弟たちとすれ違っていたのに会えない事もまた可哀想だと感じていました。
弟たちは事故で姉と生き別れた後、暗殺ギルド長の弟子になっており、会う機会がなかなかありませんでした。
その上ジェインは顔に火傷を負ったせいで、弟たちは姉に気づくことができなかったのです。
『私がジェインたちの運命を変えてみせる!』と主人公は決意します。
火事が起きるのは原作の一ヶ月前であり、「ゴミ掃除」と名付けられた大火事です。
主人公の目的は、ジェインとその家族が火事に巻き込まれないように手助けすることでした。
主人公は、ジェインや弟が現れそうなところで待ち伏せをする予定を立てていました。
ジェインとの遭遇
しかし、ジェインとは意外な出会い方をすることになります。
それは、主人公がイケメン3人と街に出ていた時のことでした。
主人公が「ドサッ」という音に振り返ると、そこには少女が座り込んでいました。
「た、助けてください・・!わ、私を売り払おうとする人たちから逃げていて・・」と少女は震えながら言います。
ユジンとカインは皇女を守るように前に出て、ヘレイスは皇女の後ろに立っています。
主人公は、その少女に見覚えがあるような気がしました。
「ジェイン!」と物陰から声がして、主人公がそちらを見ると、2人の少年が心配そうに覗いているのが見えました。
『やっぱりこの子って・・あのジェイン・・!?』と、主人公は目の前の少女の正体を考えます。
「わ、私の家には弟が3人もいて・・私がいなくなればあの子たちは飢え死にしてしまいます・・!どうかお許し下さいませ・・!」とジェインは訴えます。
『弟が二人じゃなくて三人?』と主人公は自分の知る情報との差異を不思議に思います。
「よくも・・!」と怒りを露わにするユジンを制して、主人公はしゃがんでジェインに手を差し伸べます。
ユジンが怒る理由が、主人公にはピンと来ていませんでした。
「泣かないでください」とジェインに笑いかけ、『タイミングよく現れてくれてむしろありがとう!』と主人公は心の中で感謝するのでした。
「弟たちの歳は?」と主人公が尋ねると、質問の意図を測りかねてジェインは身体を強張らせます。
「一種のボランティアみたいなものかしら?」と主人公は言いますが、ジェインは不思議そうな顔をします。
その時ジェインのお腹が鳴って、『とりあえず現実的な問題を先に解決してあげよう』と主人公は考えます。
恥ずかしがるジェインに、「ジェイン、とりあえず3人の弟たちに会わせてもらえますか?」と主人公は伝えるのでした。
主人公のプレゼント
主人公達は一件の豪邸の庭に来ていました。
ジェインの弟たちは遊んでおり、主人公がそれを微笑ましく見守っていると、カインが書類を持ってきました。
「お待たせしました」と差し出されたそれを受け取り、「持ってきてくれてありがとうございます」と主人公は笑います。
青空だった空はもう夕方になっていました。
「・・皇女様、なぜこんなことを・・」とカインは問いかけ、「自己満足です」と主人公は笑い、『ああ幸せ!』と考えます。
「でも皇女様にとって何の得にもならないじゃないですか。どうしてご自分のことは二の次で、他人の心配ばかりされるんですか?」と、今度はユジンが問いかけます。
『何を言っているの!?これは私にとって大きな得よ!!』と主人公は思い、「ユジン、言ったでしょう?これは全て私のためです」と笑います。
「お嬢様!」と、その時ジェインが駆け寄ってきました。
「あ、ジェイン。こんな時間まで連れ回してごめんなさいね。これを受け取って欲しくて」と、主人公はカインから受け取った書類をジェインに手渡します。
その中身は家の権利書であり、ジェインはそれをみて驚きます。
「この家はもうジェインのものです。今後一年間子供たちに必要なものはなんでも支援するので、これからジェインは自分のために生きてください。それから私のことはなるべく言わないでくださいね」と主人公は笑いかけます。
権利書に押された紋章を見て、「この紋章・・」とジェインが呟きます。
『証明書にある皇族の印章のことかな?』と察した主人公は、「あ、私はこの帝国の皇女、ルペルシャ・ラム・トリエルです」とジェインに言います。
「皇女様・・?」と怯えたような顔をするジェインに、「深く考えず、運がよかったと思ってください。あなたは弟たちと幸せに暮らせばいいだけです」と主人公は言います。
庭で無邪気に遊ぶ楽しそうな3人の弟たちを一瞥して、「ですが、こんな身に余る贈り物は受け取れません」とジェインは答えます。
主人公は必死に受け取ってもらおうとしますが、せめてお礼として皇女様のメイドにして欲しいとジェインは主張します。
アリエルの時と同じ流れに主人公は焦り、「いいえ!いけません!」と断ります。
困った顔をするジェインに対して主人公は、「ジェインが嫌だからではなく・・私にあまり時間がないからです」と伝えます。
それを聞いて、ジェインだけではなくカインとユジンもまた驚いたような顔をします。
『あともうちょっとで主人公たちの元から離れないといけないし、私はジェインが弟たちと仲良く暮らすのを想像するだけで幸せだから!』と主人公は考えます。
原作の開始まであと2ヶ月もないので、主人公は本当はすぐにでも皇宮を離れたいのでした。
別れの言葉を言って立ち去ろうとする皇女をジェインは引き止めようとしますが、ユジンがジェインにだけ気付くように人差し指を立てて「シッ」と制止します。
一方のカインは、主人公の言葉に酷く衝撃を受けた様子で呆然とした顔をするのでした。
第34話に続く>>
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悪女が恋に落ちた時【第33話】の感想
ルペルシャ皇女は幼い頃から複雑な環境で育ってそうです。
主人公は運良くジェインと出会うことができましたね。
主人公は素晴らしい住居環境をジェインに渡せて嬉しそうですが、周りのみんなは別の印象を抱いていそうです。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪女が恋に落ちた時」の第33話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪女が恋に落ちた時」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。