死して生きるSSS級ハンター、はシンノア原作、Neida文章、Bill K作画のファンタジーアクション漫画です。
Fランクの落ちこぼれハンターである孔子は能力がある人々を妬んで過ごしてきましたが、ある日『殺されることで敵のスキルをコピーできる』というS級スキルを手に入れます。
孔子は10階の真の意図に気付き、ノーマルだけではなくヒドゥンステージをもクリアするのでした。
ここからは、死して生きるSSS級ハンター、の第16話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
死して生きるSSS級ハンター【第16話】のネタバレ
孔子は鎮火した屋敷の前に立っていました。
[攻略者はハンター“金孔子”一名です。▼]
[クリア報酬測定中・・。完了。▼]
[報酬は24時間後、11階入場の際に与えられます。▼]
ウィンドウは孔子にそう告げますが、孔子は浮かない顔です。
背後霊は自分でも生前に数回しかクリアできなかったヒドゥンステージをクリアした孔子を褒めますが、孔子は暗い顔のままです。
「なんか・・世の中理不尽だなって思えてきてさ」と孔子はつぶやきます。
塔の中も、塔の外も、クソみたいなことが起こると孔子は痛感していました。
「・・まあな。人間が集まって暮らしてりゃそういうことも起こるんだろう」と背後霊がため息混じりに言いますが、すぐに自分らしくないと吐き捨てます。
そして急に孔子の業績を褒め始め、孔子は気味悪く思うのでした。
そんな二人の頭上に花火が上がります。
塔の住人に10階のクリアを知らせるウィンドウが立ち上がり、24時間後に11階が解放されることを告げます。
街の様子
花火を見た人々はSNS上でさまざまな報告や推測をしていました。
全ての階層で花火は目撃され、10階クリアのお知らせも通達されたのです。
住人たちは誰がクリアしたのかという話題に沸いていました。
一番有力視されていたギルド黒龍からはなんの通達もなく、次の攻略も二週間後のはずでした。
孔子はそんなSNSの情報を見た後、空に浮かぶ24時間のカウントダウン表示を見上げます。
SNSでは、有力ギルドの現在の状況が次々に報告されていきます。
ギルド黒龍がカフェにいる写真がアップされ、ランカーの異端審問官は神殿にいる姿がアップされました。
ランカーの毒蛇は道場で稽古中で、ランカーの聖騎士はバビロンで仕事中と報告があがります。
匿名の商連の幹部からは商連ではないと報告があり、剣聖はバーで牛乳を飲んでる姿がアップされます。
これで有力候補者が出終わり、じゃぁ誰だとSNSでは大騒ぎです。
「エキストラから主役に栄転した気分はどうだ?」と背後霊が問いかけ、「最高」と孔子はSNSを携帯で眺めながら笑います。
「ハ、ハンター様ぁぁ!!」と、そんな二人の元に駆けてきたのは、入り口で孔子の演技力に騙された守衛でした。
どうやら今日の10階の挑戦者は孔子一人だけだったのに、その名前を控えていなかったことで、上から守衛にどういうことだと問い合わせが殺到しているようです。
名前か異名だけでも教えてほしいと泣きそうな顔で懇願する守衛に、「異名はありません」と孔子は答えます
唖然とした顔の守衛を見て、「クククッ、あいつの顔見ろよ」と背後霊が笑います。
そんな背後霊に「オレわかっちゃった」と孔子は言い、「あん?何をだ?」と背後霊は問います。
「2コインでボスクリアしたら『孔子様』って呼ぶことになってたよねぇぇ!?」と賭けの話を孔子はします。
背後霊はぎくりと顔を硬直させ、賭けを無かったことにしようと孔子に縋りますが孔子は聞く耳を持ちません。
「とにかく!これからは孔子様って呼ぶように。一生ね!」と孔子は意地の悪い顔をするのでした。
町の様子
孔子はカフェでキャラメルマキアートを飲みながら、10階クリア者を推測する町の声に耳を傾けて勝利の味を噛み締めていました。
その後ろでは賭けに負けた背後霊が悔しそうに立っています。
よほど「孔子様」呼ぶのが嫌なようです。
「爺さんのところに戻りたいよぉぉぉ!!」と叫ぶ背後霊に、「なぁに言ってんの。オレたち一生パートナーでしょ?」と孔子は涼しい顔です。
ギルドからの勧誘
『1時間半経った。そろそろかな』と孔子は宙に浮かぶカウントダウンを眺めます。
その時、足元に茶色の毛並みの猫が現れました。
『大物自ら出向くとは・・』と孔子は猫の正体を見抜きます。
しかし、それはもっと未来に明らかになる情報でした。
今はまだ誰もこの猫の正体を知らないはずなので、孔子は知らんぷりをします。
「道に迷ったの?一緒に遊ぼっか!」と孔子が抱き上げれば、「にゃおぉ」と猫は可愛らしく鳴きます。
超リアルな演技だと孔子が猫を愛でていると、「失礼します。ハンターの孔子様でお間違いないでしょうか」と話しかけてきた男性がいました。
孔子がそちらを見ると、5人が姿勢を正して経っています。
「どれくらいかかるか気になってたんですが、ちょうど1時間半かかりましたね」と孔子がハンター証を取り出して見せると、5人は慌ただしくそれぞれの主人に連絡を始めます。
そしてギルドへの勧誘を始めようとしますが、孔子は二つのお願いをします。
一つ目は11階が開放される24時間が過ぎるまで孔子の名前をマスコミに漏らさないこと、二つ目は公共の場なので他のお客さん配慮してほしいこと、というものでした。
周囲にいるカフェの客たちと窓際の通行人たちは、その騒動に注目して携帯のカメラを構えたりヒソヒソ話をしたりしています。
管理局の職員が慌ててカフェを貸切にして、他の人々は人払いに奔走するのでした。
話し合い
条件を言ってほしいと5人は言い、それぞれが差し出せる条件を提示し合います。
自警団は一万ゴールド、冒険盟は二万ゴールドと幹部職、天武門は師範の資格と二万ゴールド、萬神殿は名誉職、そして管理局は広報大使を提案します。
『どこのギルドも「剣聖」の存在にプレッシャーを感じてたんだな。ランキング1位がどのギルドにも所属していない、その事実はギルドの存在意義に疑問符を打つには十分だから・・』と孔子は勧誘を聞き流しながら考えます。
この状況で剣聖のクラスの話題を提供する英雄が現れたとすれば、どんな手を使ってでも仲間に入れようとすることは容易に予想されました。
「商連、50万ゴールド」と、急に孔子の膝の上にいた猫が喋ります。
猫はひょいと床に飛び降りると同時に女性となり、「そしてサブマスターの地位を提供しよう。いかがかな?」と言います。
彼女こそがランキング3位の伯爵であり、「商人連合」のギルドマスターでした。
「やっと交渉の場っぽくなってきましたね」と、孔子は驚いた様子も見せずに応じます。
第17話に続く>>
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死して生きるSSS級ハンター【第16話】の感想
孔子は10階クリアした後のこともある程度想定できていたようですね。
背後霊がちょっと可哀想ですがどうなるのでしょうか。
交渉の中でただ一人ギルドマスターが乗り出してきましたね。
次の話が気になります。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「死して生きるSSS級ハンター」の第16話のネタバレと感想をご紹介しました。
「死して生きるSSS級ハンター」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。