死して生きるSSS級ハンター、はシンノア原作、Neida文章、Bill K作画のファンタジーアクション漫画です。
Fランクの落ちこぼれハンターである孔子は能力がある人々を妬んで過ごしてきましたが、ある日『殺されることで敵のスキルをコピーできる』というS級スキルを手に入れます。
10階をクリアした孔子は有力なギルドに熱烈な勧誘を受けるのでした。
ここからは、死して生きるSSS級ハンター、の第17話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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死して生きるSSS級ハンター【第17話】のネタバレ
目の前で猫が人になったことに驚かない様子の孔子を見て、商連のギルドマスターである伯爵は面白そうに笑います。
『この人が40代・・信じられないな。何せ塔一番の金持ちだから、不老の霊薬とかも買えるんだろうな』と孔子は思います。
「あの・・商連主様、お言葉ですが」と自警団のメンバーが声を上げ、契約金の50万とサブマスターの地位はやりすぎではと疑義を申し立てます。
しかし、「お言葉は終わったかな?」の笑顔の伯爵に負けて押し黙ります。
「よろしい、では君たちの上司を連れてきなさい。お言葉、いや・・お話が通じる人たちと話し合おう。ああ、もちろん50万以上出せる人がいるのならば残ってもよいがな」と伯爵は言って、伯爵を残して残りの5人は一度カフェを出て行きました。
そして、すぐに騒々しく上司たちがやってきました。
ランカーたちの集結
「こんのクソ商連!勝手な真似しやがって!」と先頭で叫ぶのはランキング5位、天武門ギルドマスターの毒蛇です。
「先を越されてしまいましたね。私どもの失態・・、認めざるを得ません」と笑うのはランキング4位、萬神殿ギルドマスターの異端審問官です。
「失態は間違った表現では?ハンターたちの混乱を防ぐことが私たちの任務・・、今回は商連主の過失だと思うが」と言うのはランキング8位、自警団サブマスターの聖騎士です。
無言でそんなやりとりを見つめるのは、ランキング2位、黒龍ギルドマスターの黒色魔女です。
それは完全にトップランカーのオールスター戦のような集合具合でした。
ランカーたちは互いによく知る中のようで、軽口を叩きながら会話をしています。
やがてそれぞれが飲み物を頼み、「孔子さんは何を飲みますか?」と異端審問官が問いかけます。
全てのギルドマスターたちの視線が孔子に集まり、そこにはたしかに圧がありました。
孔子はそんなやりとりを見ていて、これは全部打ち合わせ済みなのだろうと推測していました。
こうもギルドマスターたちが一気に集まる偶然は考えにくいものでした。
「ビビるな。圧を加えてお前がどう出るか様子を窺っているんだ」と背後霊が言い、「わかってる。生きたまま焼け死ぬことに比べればこんくらい・・」と孔子は答えます。
孔子は余裕ある態度で店員を呼んで、飲み物を頼みます。
実際、孔子はそこまで怖いとは思っていませんでした。
最悪死ぬだけであると思っているし、死そのものを孔子は怖いとは思っていないのです。
異端審問官は孔子の名前を聞いたことがないと言いますが、伯爵は宝くじの当選者として名前は一度聞いていると言います。
「運、度胸、実力。この3種の神器を揃えた若者だ。どう考えても上に行ける」と伯爵が言えば、「10階をクリアした奴が凡人なわけないだろ・・」と毒蛇も言います。
「単刀直入に聞く。どのギルドに入るつもり?」と割って入ってきたのは黒色魔女です。
「私たちは9階で無駄な時間を過ごしてしまった。でもあなたが10階をクリアしてくれたおかげで外の世界に『塔』の価値を宣伝する機会ができた」と黒色魔女は言います。
外の世界から人を惹きつけ、1階で燻るハンターたちの心に再度火をつけ、11階以上に対する好奇心こそが、塔を維持する原動力になると黒色魔女は語ります。
9階以下で発掘される物だけでは塔内の食料の需要に追いつけなくなっている現在、10階の突破は食糧難への突破口でもありました。
唯一塔の外との取引ができる伯爵も、新しい商品が必要だと話します。
11階からの世界に挑戦する冒険者を塔の内外で集める必要があり、新しい時代の幕開けだと宣伝できるアイコンが欲されていました。
かつては炎帝がそんな存在でした。
今は炎帝を殺した孔子が、その立場になろうとしていました。
孔子は黒色魔女と話しながら炎帝のことを思い出します。
そんな大事なアイコンを、未来に黒龍ギルドに所属する聖女イザベルが殺そうとしていたことを孔子は知っています。
炎帝の敵だったなら黒龍主とは気が合いそうだと孔子は考えていました。
「話はわかりました。オレが入るギルドは新しい時代の象徴になるってことですね。その一方で他のギルドは脇役に回る。それはそれでなんとなく申し訳ないので、こうしましょう」と孔子が言って取り出したのはトランプです。
「ポーカーで1位になった人のギルドに入ります。契約金も地位も要りません。ただし!もしオレが勝ったらここにいる全員のギルドに『同時加入』します」と孔子は言います。
「表面的にはギルドメンバーですが、実際はみなさんと同じ待遇を受けるという条件で」と孔子は話して、「面白い」と伯爵は笑います。
「イカサマなしなら」と異端審問官は言い、「スキルも禁止にしてもらおう」と毒蛇が言います。
「どうせ我がギルドは貧しくて入札競争になると負けだし・・」と聖騎士は笑い、「わかった」と黒色魔女も了承します。
孔子は背後霊に、「剣帝。正直『孔子様』って呼びたくないよね?」と取引を持ちかけます。
それは、今回のゲームが終わるまでで『孔子様』呼びは終わりにする条件で、手札を教えてほしいというものでした。
背後霊は大喜びし、「じゃあ、始めましょうか?」と孔子はポーカーの開始を笑顔で告げるのでした。
第18話に続く>>
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死して生きるSSS級ハンター【第17話】の感想
10階のクリアがトップギルドらの悲願だったのがよくわかりますね。
全然プレッシャーを感じていない様子の孔子がすごいです。
炎帝を殺すに至った黒色魔女ですが、とてもまじめに塔のことを考えていそうです。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「死して生きるSSS級ハンター」の第17話のネタバレと感想をご紹介しました。
「死して生きるSSS級ハンター」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。