その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。
交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。
回し者だとバレたヘイニーでしたが、メリッサの寛大さに感激するのでした。
ここからは、その悪女に気をつけてください、の第66話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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その悪女に気をつけてください【第66話】のネタバレ
「そんなに喜ばないでよ。私は自分の決断を信じてるだけだから」とメリッサは言いますが、「はいっ・・!いかなる処分も甘んじて受けます」とヘイニーは嬉し泣きのまま即答しました。
メリッサはそれを、『自分が人を罰せない性格なのを知ってて、みんなそういうことを言うんだから』と勘違いをして困ったような顔をします。
そしてメリッサはヘイニーに、ピーコックの指示通りにするようにと命じます。
ヘイニーは驚きますが、「私が殺されてヘイニーが罪を被る。そう書いてあるわよね。これでピーコックを罠にはめるのよ」とメリッサは笑うのでした。
ナインとの喧嘩
メリッサはソワソワした様子で剣の訓練をしていました。
「お嬢様、どうされました?執事さんが待ってなくて悲しいとか?」とカルティーナがからかいます。
ピーコックをはめる計画は着々と進んでいました。
ユーリ特製の万能解毒剤も完成し、回し者も突き止めて仲間に引き入れました。
しかし、今度はナインとの関係に問題が発生していました。
カルティーナの策略によってナインへの恋心を自覚してしまったメリッサは、ナインの顔が恥ずかしさからまともに見れなくなってしまいました。
そうして、顔を合わせるたびに逃走してしまったのです。
しばらくそれを続けた結果、今度はナインがメリッサを避け始めました。
『このままじゃ仲直りなんてできっこない・・!』とメリッサは悩みます。
困っているメリッサを、「照れなくてもいいんですよ?」とカルティーナはニヤニヤしてメリッサをからかいます。
「師匠は気をつけた方がいいですよ。最近、邸内で人を次々に解雇してるお嬢さんがいるという噂があるので」とメリッサはイラッとして言い返します。
「アハハ!クビになったらロビーと家を建てて暮らせばいい話しです!」とカルティーナは笑顔のままで、『あっ。この人には敵わない』とメリッサは諦めます。
「それで執事さんはどちらに?」と聞くカルティーナに、「いなくなりました」と暗い顔をしてメリッサは答えます。
「えぇ!?意中の人をクビにしたんですか!?なら、可愛い赤毛のお手伝いさんは?」とカルティーナは焦って、「回し者でした」とのメリッサの返事にさらに驚きます。
『自業自得なんだしイライラするのはやめないと。訓練に集中しよう』とメリッサは思います。
「今日は容赦しませんから」とメリッサが言えば、からかいすぎた自覚があるカルティーナは「怒ってます?すみません、大目に見てくださいよ〜」と謝ります。
「謝るの早いですね。どうやって謝るか何日も悩んでいる人だっている・・のに」と言いかけて、メリッサははたと気づきます。
本当の問題
今のメリッサはカルティーナに八つ当たりしているだけです。
『私がナインに謝ったら、私たちの関係は元に戻るのかな。ただの友達?単なる執事?私・・今、ここで何をしてんだろう』とメリッサは考えます。
問題は謝るかどうかではなく、肝心なところから逃げようとしていることをメリッサは自覚しました。
『もどかしい。こんなの私じゃない。私はナインとどんな関係を築きたいのか・・。ナインが私とどんな関係でありたいのかもわかってない。わからないなら・・聞けばいい。私ひとりの問題じゃないのだから。ひとりで悩んだところで何も変わらない!』とメリッサは気づきます。
「今日の訓練はサボります!」とメリッサがすっきりとした顔で言えば、「・・次はみっちりやりますからね」とカルティーナもまたホッとした顔をします。
「もちろん!」とメリッサは答えて、『ナインの居場所はわからないけど平気。私が見つければいいだけの話よ!』と決意するのでした。
ナインの苦悩
ナインは部屋の片隅でため息をついていました。
「最近は部屋の中にもこんな大きなキノコが生えるんですね」と後ろから話しかけたのは侍女のヨナです。
「部屋の隅にうずくまっているのを見ると・・仕事を辞めたいとか?」とヨナが聞けば、「あっ、いえ!違います!」とナインは慌てます。
「ならどうせお嬢様と喧嘩でもしたんでしょうね。最近、口も利いていないようですし。予想はしていました」と言うヨナの言葉に、図星すぎたナインはダメージを受けて床に転がります。
言い訳をしようと口を開いたナインでしたが、思いとどまって言い直します。
元々は、毒殺されるフリをするとメリッサが言い出したから起きたことでした。
「僕がメリッサ様に無礼を働いてしまい、合わせる顔がないんです。僕のことを避けるのも、きっと僕に会いたくないからなんだろうな・・」と、ナインはメリッサのせいにせず説明しました。
『謝りたいのに自分を避ける主に声をかける勇気がなくて、辞める覚悟をしてたってところか・・』と、荷物がまとまっているのを見てヨナは推測します。
『この人も本当に鈍感』と思いつつ、「お嬢様があなたを辞めさせるとは思いませんけど」とヨナは言います。
「慰めてくださってありがとうございます」と言いながらナインはプルプルと泣いています。
『慰めてないけど。まぁ、いいか。慰めてあげる義理もないし』と、ヨナは相変わらずドライです。
「ナイン!!いるんでしょ。ナイン!!」と、廊下からメリッサの声が響きます。
メリッサがナインに示していた感情が友達に対するものではないことに、ヨナはとっくに気がついていました。
探されているという事実に喜んでぼーっととするナインに、「いいんですか?行かなくて。お嬢様が呼んでますよ」とヨナは声をかけます。
「あ・・ありがとうございます」とナインは走り出して、『お嬢様・・やっとはっきりさせることにしたのですね』とヨナはナインを見送るのでした。
「なんだ。部屋にいたの?ナイン、私とデートしない?」と汗だくのメリッサは、ナインに向かって満面の笑みを見せるのでした。
第67話に続く>>
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その悪女に気を付けてください【第66話】の感想
カルティーナは相変わらずチャラいというか、お節介というか、いい人です。
メリッサは考えすぎて動けなかったようですね。
ヨナはなんだかんだとメリッサのことを思いやっているようです。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第66話のネタバレと感想をご紹介しました。
「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。