目が覚めたジュベリアンは、これまでの悪い評判を払拭しようとお見舞いのお礼の手紙を出したり、今までしてこなかった勉強を始めます。
書斎にいたレジスに長時間クイズを出されてさまい、やっと解放されたかと思ったのも束の間、戦術書と兵法書を読むように言われてしまうジュベリアンなのでした。
本の間にあったペンダントをレジスに返す為、執務室へ向かうジュベリアンでしたが、言い争うレジスの声に気付き、こっそりそこへ向かいます。
そこでレジスと向かい合っていたのは、武器屋で出会ったあの男性、つまり皇太子だったのでした。
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お父さん、私この結婚イヤです!【6話】のネタバレ
レジスと言い争っているマクスが先日の武器屋で出会った赤い瞳の男性だと気付いたジュベリアン。
レジスを「師匠」と呼ぶマクスを「お父さんに弟子がいるなんて聞いたことないけど…」と疑問に思っていると、話の途中なのにマクスは帰ろうとします。
レジスは「いつかお前も見つけられるさ」「お前が守りたい大切な存在を」とマクスに言います。
それを聞いたジュベリアンはレジスにそんな存在がいたか、自分を死ぬまで放っておいたくせに、と落ち込んで座り込んでしまいます。
ジュベリアンに気付いたマクスは隠れている鼠を見つけたとレジスに言います。
鼠が大の苦手なジュベリアンは、マクスの言葉をそのまま受け取り、焦ってそこから出て行こうとしますが、ジュベリアンに気付いていたレジスが恐ろしい声で「やめろ」「もし…手を出せばお前とてただでは済まないぞ」と言うので、その場をこっそり去るのでした。
「あの子が誰か分かっていてそう呼んだのか?」レジスは厳しい声でマクスに言います。
「暗くてよく見えませんでした…」本当は分かっていたのにマクスはそう答えるのでした。
レジスとマクスの関係
幼い頃からレジスに剣術を習い始めて10年、マクスはレジスがどれだけ厳しく冷たい人間なのか痛いほど知っているのでした。
そんなレジスが唯一崩れ落ちる瞬間が、ジュベリアンなのでした。
「僕の娘だ」と教えるレジスにマクスは「…ジュベリアン…」と呟きます。
すると優しく微笑みながら「そうだ」とレジスは答えるのでした。
そんなレジスを見て、理解できない、俺はあなたみたいに弱点なんか作らない!と思いながら悔しそうに帰って行くマクス。
レジスはマクスの母親である皇后から、皇后が亡くなる時に幼いマクスをお願いしますと頼まれていたのです。
皇帝から愛されていなかった皇后は立派なお葬式もあげて貰えず、周囲からバカにされ、幼いマクスは深い悲しみの中、大きな怒りを感じるのでした。
そんなマクスの気持ちを知っているレジスは、幼いジュベリアンの姿を思い出し、お前もいつか自分の全てを捧げられる人に出会えるだろう…とマクスのことを想うのでした。
鼠の駆除
未だに鼠がいると信じているジュベリアンは、布団をかぶって震えています。
それを聞いた下女のメリリンがレジスの執事に鼠の駆除をお願いするのでした。
ところが1匹も捕まえられず、執事はそれをレジスに伝えます。
マクスとの会話を間に受けたジュベリアンの不安を取り除きたいレジスは、真剣な眼差しで執事のデリックに鼠はどこにいるのか尋ねるのでした。
おかしな質問をされ驚いて言葉を失っているデリックを見て、ジュベリアンの見合いリストはどうなっているかと話題を変えるレジス。
デリックはリストは今日中には出来ますと言った後、「またミハイル卿からの手紙が届きました」と伝えます。
それを聞いたレジスは「ミハイル?」「あの者がなぜ?」と殺伐とした表情に変わっていくのでした。
>>7話に続く
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お父さん、私この結婚イヤです!【6話】の感想
レジスとマクスは知り合いだろうとは思いましたが、まさかの師弟関係でしたね!
幼い頃は母親の死に涙を流す優しい男の子だったマクスが、母親の死をバカにされ、傷付き、その怒りが今の冷たい性格にさせてしまったように感じました。
レジスにも同じような経験があったのでしょうか?
鼠をめぐって、いないのに恐がるジュベリアンや、ジュベリアンを安心させる為に、わざわざ鼠を捕まえて来て改めて駆除させようと考えるレジス親子がなんだかほほえましくてほっこりしてしまいました。
それと、レジスの回想の幼いジュベリアンが可愛くて思わず、微笑んでしまいました!
そして、私が嫌いなミハイルがまた登場です。
レジスに怒られてしまえ!とちょっと期待しちゃいます(笑)
次回、どうなるんでしょう?
まとめ
お父さん、私この結婚イヤです!【6話】は、レジスと皇太子マクスの関係が分かるお話でした。
マクスとのやりとりで、レジスがどれだけジュベリアンを大切に思っているのかが分かりましたね。
レジスはマクスのことも大切に思っているのではないでしょうか。
そして、執事のデリックからミハイルの名前を聞いて殺伐とした表情で怒るレジス。
続きが楽しみですね。