全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
縁談相手のアーロンは、バローズに会いにくると縁談の破棄をお願いしてきたのでした。
ここからは、全ては勘違いだった、の第5話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第5話】のネタバレ
愛する人がいると言うアーロンの話を聞いて、バローズが思い浮かべたのはアリスでした。
なぜなら、小説中でアーロンが愛するのはアリスだったからです。
『やっぱりアリス?だけどアリスは首都に来て間もないし、手紙にもそんなことは書いてなかった・・』とバローズは困惑します。
アリスからアーロンの話を聞いたことはまだありません。
「両親に結婚する気はないと何度も話しましたが許して貰えませんでした。もっとはっきり言うべきでした・・。令嬢にご迷惑をおかけして申し訳ありません」と、アーロンは謝罪します。
「ご両親はその方との結婚に反対なさっているんですか?」とドルーアが問えば、「いいえ。両親は知らないんです。その人は・・もう結婚できない方なんです」とアーロンは答えます。
『結婚できない方って?』と、相手がだれなのかドルーアは不思議に思います。
アリスは既婚者でもないし、身分の差があるわけでもないし、両家の中が悪いわけでもありません。
『アリスじゃなくて別の人?』と相手に検討もつきませんが、「待って。ご両親が次の縁談を決めたらそれも断るんですか?」とドルーアが声をかければ、帰りかけていたアーロンはぴたりと止まります。
「・・実は、すでに次の相手も決まっています」とアーロンは答えて、『まさか』と思ったドルーアは「アリス・リモランド?」と問います。
驚いた顔でアーロンは振り返り、『当たり!?』とドルーアは驚きます。
「なぜご存じなのかわかりませんが、実際そういうことは起きないでしょう。僕は誰とも結婚するつもりはありませんから」とアーロンは言い、『何がどうなってんの?』とドルーアは混乱します。
「ところで令嬢も断るつもりでいらしたんじゃないですか?」とアーロンは言い、「いいえ。全然。ちっとも」とドルーアは答えます。
「私がノクターンを好きだからこの縁談を断ると思ったんですか?」とドルーアは少しイラッとして、『この噂を収めないままノクターンとアリスが結ばれたら・・。最悪の場合、本当に濡れ衣を着せられたら困る!』と決意します。
「逆に・・。私と婚約してくださいませんか?」とドルーアは提案して、アーロンが今度は驚きます。
「結婚ではなく婚約です。私もちょうど婚約者が必要だったので・・」とドルーアは説明しました。
アーロンの謎
帰りの馬車の中でアーロンの横顔を見ながらドルーアは、『だけどおかしいのは・・。アーロンがアリスを避けてるってこと』と考えます。
アリスはよくドルーアに会いに来ているにも関わらず、未だにアーロンとアリスは顔を合わせていませんでした。
アリスがいるときにはアーロンは来ないのです。
理由が分からず考え込んでいると、「用があると言ったのは嘘でした」とアーロンが言います。
「なぜそんな嘘を?」とドルーアが聞けば、「リモランド嬢と顔を合わせてくなかったからです」とアーロンは答えます。
会うのが嫌なわけではないと言葉を濁すアーロンを見て、『結婚できない理由はなんだろう?何か私が知らない理由があるのかな?』とドルーア考えます。
やがて馬車は目的地に到着します。
まだ何か言いたそうにもじもじするアーロンの頬にドルーアはキスして、「送ってくれてありがとう。アーロン、さよなら」と家へ向かいます。
アーロンは驚いたような困ったような顔をして、ドルーアを見送るのでした。
ドルーアが屋敷に入ると、使用人がお客としてリモランド令嬢が来ていると告げます。
ドルーアは急いで応接室に向かいます。
アリスの説明
「アリス!来てたの?私から連絡するって言ったのに」とドルーアが言えば、「こんな夜遅くごめんね。なるべく早く会って話したくて」とアリスは言います。
そして、バルコニーでノクターンが言った言葉を一文字も違わずにアリスは復唱しました。
「な・・なんで」と戸惑うドルーアに、「さっき言ったでしょ?私は予知夢を見るって」とアリスは説明します。
『アリスが小説の主人公なのは知ってるけど、こんな能力があったなんて知らなかった。最初からあった設定なの?原作にはなかったけど私が変わってアリスも変わったのかな?予知夢はいつから?』と、ドルーアは強い衝撃を受けます。
「未来が全部わかるの?」とドルーアが問えば、「断片的な場面を夢に見るの」とアリス説明します。
アリスが夢で見た場面が、現実で繰り返されます。
しかしその夢では、ドルーアの言動だけは霧がかかったように何も見えないし聞こえないようです。
『これまた何の話?私だけ見えない・・?この小説で設定通り行動しない人はドルーア・バローズだけだからなの?』とドルーアは戸惑います。
「予知夢ははっきり覚えているの。他の話もするね」と、アリスはノクターンがプレゼントのカフスを湖に投げたこと、ドルーアが入れたお茶を使用人にあげてしまったことなどを話します。
「私のこと調べてたの?」とドルーアはまだ信じきれませんが、「幼い頃から・・、あなたに会ってから予知夢を見てる。あなたの姿が見えなくてもあなただって分かったわ。信じて、本当なの」とアリスはドルーアの手を握ります。
アリスの手は震えており、『ノクターン・エドガーはもの凄い悪党よ・・って言ってた』と、バルコニーでのアリスとの会話をドルーアは思い起こします。
「じゃあ、ノクターンが悪党だってのはどういうこと・・?」とドルーアが聞き、「エドガー閣下が・・どうやって成人になってすぐ爵位を継いだか知ってる?」とアリスは逆に問いかけます。
表向きは公爵夫婦が権力に嫌気がさしてノクターンを後継者に指名して譲ったことになっており、2人の兄は地方に行ったという話でした。
「違うの。洗脳されたからなの。エドガー公爵家の皆が・・ノクターン・エドガーに洗脳されている」とアリスは告げ、ドルーアは目を丸くします。
第6話に続く>>
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全ては勘違いだった【第5話】の感想
アーロンは隠していることがまだまだありそうですね。
アリスが原作と違って予知夢を見る理由が気になります。
公爵家を洗脳できてしまうノクターンの能力が気になりますね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第5話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。