全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
謹慎中のドルーアを訪ねてきたのは、まさかのノクターンでした。
ここからは、全ては勘違いだった、の第12話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第12話】のネタバレ
アーロンは落ちた小物を拾い上げ、それがアリスがくれた懐中時計であったことを確認します。
『部屋を片付ける時に出して入れ忘れたのか・・』とそれを握りしめて、アーロンはエルンハルトでのアリスとのことを思い返します。
アーロンは自分の正体がバレないように顔に魔法をかけていましたが、それによってアリスの顔もよく見えていませんでした。
アーロンがアリスについて覚えているのは声と名前、そしてエルンハルトが大嫌いということだけでした。
『知っています。知っていますよアリス。エルンハルトが大嫌いだってことを。その墓と共に全てを埋めたがってたこと。こんな未練がましくエルンハルトのあなたを恋しがってることもまた、あなたは願っていないでしょう』と、考えながらアーロンは移動を開始します。
『あなたが知っているならあざ笑うでしょう。それでもこれをやらずにはいられなくて・・。あなたが嫌がると知りながら、僕は今もあの時にあなたが恋しい』と、アーロンは時計ネジを巻き上げます。
アーロンは、未だアリスのことを強く想い続けているのでした。
ノクターンの訪問
ドルーアは連絡もせずに訪ねてきたノクターンに対して怒っていました。
ドルーアが招待した時は一度も来なかったために、『今さら!』と余計に怒りが湧きます。
しかしここで彼の訪問を断ったとしても、ノクターンは魔法を使って入ってくるとドルーアは思っていました
扉の前で呼吸を整えてから応接室に入ると、ノクターンとブラーマン・ダフという護衛騎士がいました。
子供の頃に会ったときにはブラーマンの目に輝きがあったのに、今はどよんと濁っていることにドルーアはゾッとします。
「エドガー公爵家の皆がノクターン・エドガーに洗脳されてるの」というアリスの言葉が再びドルーアの頭に響きます。
お茶会の招待状をもらったときが、ドルーアがノクターンに会った最後の日でした。
今はノクターンが洗脳の力を使えると確信できるとドルーアは思い、緊張しながらノクターンの前の椅子に座ります。
「何があった?急に何日も病気だなんて」とノクターンは問いかけ、「軽い風邪よ。それを確認しにきたの?」とドルーアは答えます。
「お茶会に招待された後、クレイモア侯爵邸に行ったんだよな?僕に会ってから体調崩した感じではないし」とノクターンは言って、ドルーアは自分が監視されていたんだろうと思います。
「彼とアリス」では、ノクターンは権力者の動向を監視するための体制を持っていました。
「今回もだけど、お前を監視した訳ではない、バローズ」と、ノクターンはドルーアの思考を読んだかのように答えます。
「私はなければアーロンを?そうする理由があったの?」とドルーアは問いますが、「さあ」とノクターンは答えをはぐらかします。
「お茶会にはなんで招待したの?」とドルーアが聞いても、「リモランド令嬢は消えた。お前は招待しても来なかっただろうし、クレイモアは断ってきた。その上お前は体調を崩して・・」とノクターン立ち上がって窓の外に視線を向けて質問には答えません。
「本当に具合悪かったとはな。驚いたよ」とノクターンは言って、『やっぱり言い訳だと思われてる?もうノクターンと同じ空間にいるだけで怖い』とドルーアは身構えます。
『限界だ!』と感じたドルーアは、「まだ完全に回復してないから帰ってくれる?」とお願いします。
ノクターンの贈り物
ノクターンはそれを聞いてブラーマンを呼ぶと、ブラーマンは木箱を持ってきてドルーアの前で開きます。
そこには瓶とコップが入っていて、「な・・何これ?」とドルーアは戸惑います。
「聖水だ」とノクターンは言って、グラスに注いで掲げて見せます。
驚くドルーアの前でノクターンはそれを飲み、「毒が入ってないのは今確認できただろう・・。念のためもう一杯飲んでみようか?」と言います。
ドルーアはどうしてノクターンが急に聖水を持ってきたのか理解できません。
「お前は本当に厄介だな。思う通りにしてくれればいいのに」とノクターンは言って、一歩近づいてドルーアの髪の毛に触れました。
ドルーアはそれにイラッと来て、「なんてこと言うの!?」と叫びます。
ドルーアは今までノクターンに振り回され、提案を拒否されて傷ついてきました。
どうして振り回されても付き合ってきたのか、それが情なのか洗脳なのかドルーアにはわかりません。
「まるであなたが私に振り回されてたように言うわね。あなたは昔のことなんて全部忘れちゃった!?私は昔から!!」とドルーアは強く言いますが、ノクターンの感情を見せない顔を見てそこで止まります。
ドルーアはノクターンの望む通りに、友達とは言えないくらいに尽くしてきたのです。
「ああ、僕に合わせてくれたのはお前だったな」とノクターンは小さく笑い、「それもいけなかったの?」とドルーアは問います。
「僕の大切なバローズ。最初から間違ってたんだ。全てがな・・」とノクターンは言って、部屋から出ていこうとします。
「相変わらず自分勝手ね。自分の言いたいことだけ言って私の話は聞こうともしない」とドルーアが言うとノクターンは振り返ります。
「あ・・そうだ・・連絡取れるかどうかわからないけど・・。そもそもアリス・リモランドと婚約なんかするつもりなかったよ。だから戻ってこいと言っておいて。そこがよければ一生エルンハルトで暮らしてもいいけど」とノクターンは言います。
『アリスがエルンハルトにいることを知ってる!?』と、それを聞いたドルーアは背筋に悪寒が走るのでした。
第13話に続く>>
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全ては勘違いだった【第12話】の感想
アーロンとアリスは両思いのようですが、早くきちんと会えるといいですね。
相変わらずノクターンとドルーアの会話はどこか噛み合いません。
ノクターンは本当にドルーアを心配しているのようですが、わかりにくいですね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第12話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。