逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
ユリエルは宰相であるドミナート公爵の息子、アルケンに取引を持ちかけるのでした。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第46話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第46話】のネタバレ
【Reset】というポップアップがぼんやりと浮かび、電子音が鳴り響きます。
『前にもこんなことがあったような・・』とぼんやりとした頭でエルドリアはベッドの上で目覚めます。
「姫様?お目覚めですか?」と聞いてきたのは隣にいた愛人のナドリカです。
「あれ?ナドリカ、2人でいる時はリアと呼ぶことにしたじゃない」とエルドリアが言えば、「・・え?それは一体・・。僕のようなものがそんな無礼な・・」とナドリカは困った様子を見せます。
「え?」とエルドリアがおかしな事態に問い掛ければ、「・・姫様、もしかして僕・・何か失礼をしてしまったのでしょうか?ひ・・姫様・・申し訳ありませんでした!」と、怯えるようにナドリカは謝罪します。
『目覚めた瞬間の奇妙な既視感』と、エルドリアは起きた直後の感覚を思い起こします。
「ナドリカ!私を見て!私が誰だか分かる?私はエルドリア皇女ではないわ!私は・・!」とエルドリアはナドリカの両肩を押さえて訴えます。
それは、憑依前のエルドリアとして見られていた時の記憶から来る夢のようでした。
場面は切り替わります。
「姫様」と目の前で訴えてくるのは愛人のロビアです。
『これは・・夢?』とエルドリアは真剣な表情のロビアを見つめます。
「長い間俺のところへ来てくださいませんでしたね。代わりの男はいつだって掃いて捨てるほどいると仰っていたのに・・。こんな風におひとりで眠りにつかれているということは、それにすら飽きてしわまれたようですね」とロビアは言います。
『あなたはどうして夢の中でさえ・・』とエルドリアは無言でロビアの恨み言を聞きます。
「それなのに姫様は、絶対にご自分から俺に会おうとはしてくださらない。どうしてあなたは、俺に対してそんなに残酷なのですか?」とロビアは俯き、『そう、これは夢に過ぎない・・』とエルドリアはロビアに手を伸ばします。
「・・ロビア、顔を上げて」と言って、『せめてこの場所では・・』とエルドリアはロビアの顔に触れようとしました。
その伸ばした手が相手に触れる頃にはまた場面が切り替わります。
「姫様」とその手を取ったのは、目の前に跪くエクロットです。
『これまで夢に出てきたのは、ナドリカとロビア。そしてエクロットね』とエルドリアはエクロットを見つめます。
「この国の剣として、命を捧げ忠誠を誓います」とエクロットは跪いて言います。
『これは私の記憶?それともこの体の記憶?』とエルドリアはエクロットを見つめ、騎士叙任用の剣を握りしめます。
この間の宴での出来事のようにも思えますし、憑依より前の出来事のようにも思えました。
『それなら・・最後にこの夢に出てくるのは』とエルドリアが考えているうちに、持っていた剣の下にいるのはエッセンになっていました。
あちこちで火が上がる戦場で、エルドリアはエッセンに剣を突きつけて、見下ろしていました。
「・・やっぱりあなたなのね」とエルドリアは呟きます。
エルドリアの前に跪いたエッセンは頭から血を流しており、その血が目に入ってもなおエルドリアを睨みつけています。
【殺すつもりか?】と、どこかから声がします。
エルドリアが振り返っても誰もおらず、「確かに・・誰かの声が聞こえたのに」と辺りを見渡すのでした。
目覚め
「リア」と声をかけられてエルドリアは目を覚ましました。
「・・ナドリカ」とエルドリアが声の方を見れば、「大丈夫ですか?起こすまいと思っていたのですが・・。あまりにも苦しそうだったので・・すみません」とナドリカが心配そうに見下ろしています。
「謝らないで。ただ・・最近あまり深く眠れないみたいなの。起こしてしまってごめんなさい」とエルドリアが謝れば、「・・僕がお手伝いしましょうか?」とナドリカが提案します。
「え?」とエルドリアが問い返せば、「・・リアがよく眠れるように、僕がお手伝います」と言ってナドリカはエルドリアを抱きしめます。
「・・愛しています、リア」と囁くナドリカを横に、エルドリアは目を閉じるのでした。
翌日、エルドリアは昼過ぎまでぐっすりと眠れることができました。
ベッドから起き上がるとすぐに侍女が近寄ってきて「姫様、メイドをお呼びします」と声をかけてきました。
「大丈夫、ナドリカもまだ寝ているし。一人で考え事をしたいから少し散歩してくるわ。簡単に準備してちょうだい」とエルドリアは命じます。
着替えたエルドリアがあちこと見て歩いていると、エッセンがこちらへ向かってくるのが見えました。
『・・エッセン!?こんな所で出会うなんて思ってもいなかった』と、エルドリアはエッセンンの前で立ち尽くします。
『騎士試験に通ったという話は聞いていたけど、騎士服を着た姿を見るのは初めだわ・・。以前より顔色も・・』とエルドリアが考えていると、「皇女様へご挨拶申し上げます。・・私に何かご命令がございますか?」とエッセンは問いかけます。
エルドリアは、エッセンの他人行儀な様子に驚きます。
『彼に自由を与えたら私たちの関係が変わってしまうであろうことは予測していたけど。まさかこんな形になるなんて』と、エルドリアは敬語を使うエッセンを見つめます。
「ご命令がないのであれば・・」とエッセンが言いかけ、「エッセン、私はユ・・」とエルドリアも何かを言いかけます。
「姫様?」と、そこに現れたのはロビアとエクロットでした。
「どうしてこんな時間にここへいらっしゃるのですか?」とロビアが問いかけ、『ロビア・・!それにエクロットまで!?仲の悪い2人がどうして一緒にいるの!?』とエルドリアは信じられません。
「臣エクロット、姫様にご挨拶申し上げます」とエクロットはエルドリアに跪いて手の甲にキスをして、ロビアはそれを見て不愉快そうな顔をします。
「ああ、エクロット。ちょうどあなたを呼ぼうとしていたのよ」とエルドリアは言い、「何でもご命令ください」とエクロットは応じます。
「それでは私は失礼します」とそんな中エッセンはその場を去っていき、『たまたま話の途中でロビアが呼んでくれたからよかった・・』とエルドリアはホッとします。
エルドリアは今後のユリエルとのことについて、エッセンに余計なことを言うところでした。
「・・エクロット卿に用事があるご様子ですので、俺も先に失礼します」とロビアは拗ねたように言って、『・・ロビア。どう見ても未練たっぷりの顔じゃない。ロビアには悪いけど、私の正体を知られているからこそ、より慎重にならなければいけないの』とエルドリアは考えます。
「ええ、わかったわ」とエルドリアは名残惜しそうなロビアを帰して、「エクロット」とエクロットに向き直ります。
「はい、姫様」と答えるエクロットに、「今すぐフェイシス家へ戻って、単独で面談する機会を作って欲しいの」とエルドリアは伝えます。
「誰と・・」と問いかけるエクロットに、「カラント・フェイシス」とエルドリアは答えるのでした。
ユリエルの計略
薄暗い夜の建物の中を、ユリエルとアルケンは歩いていました。
「こんな汚らしい場所に呼び出されるとはな」とアルケンは嫌そうに言い、「仕方がないでしょう。大事を控えている今、目立つわけにはいかないのですから」とユリエルは答えます。
「ハッ。あれしきのことの何が大事だって?」とアルケンは馬鹿にした様子で、『私が皇女になったらあんたなんて・・!!』とユリエルはアルケンの後頭部に恨みの視線を投げつけます。
「それで、例の女はどこにいるんだ?」とアルケンは聞き、「もうすぐここへ来るはずです。彼女が私たちに約束した物を・・」とユリエルが答えていると扉を叩く音が聞こえてきました。
2人が驚いて入り口を見ると扉が開き、マントを羽織ったエルドリアの侍女、ヘスが現れました。
「品物は?」とユリエルが聞くと、ヘスはマントの影から品物を取り出します。
「これさえあれば・・!」と、それを見たユリエルは勝利を確信しました。
第47話に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第46話】の感想
エルドリアの努力でユリエルと周囲の人々との関係は変わっていってますね。
エルドリアはカラントと何を話すのでしょうか。
ヘスはユリエルと通じていたのですね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第46話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。