全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
ドルーアはメモリアの糸かせを使い、ノクターンが悪役だったと気づいたのでした。
ここからは、全ては勘違いだった、の第11話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第11話】のネタバレ
ノクターンはお茶会の当日、窓辺から夜の空を眺めていました。
『バローズは別の選択をしたんだな。バローズが変わってきている。心は感じられないが距離感ははっきりしてきた。婚約してからは家にも来なくなったから、催眠魔法が解けてるのか?』と、ノクターンは考えます。
ノクターンの手には飲みかけのグラスがあり、中身はバローズの髪のような真っ赤なワインです。
『催眠が消えてるとしてもこれ以上何もできない。魔法をかけ直すことも、魔法が消えてることを認めることもできない。何が問題だ・・。アリス・リモランド?アーロン・クレイモア?それとも・・ノクターン・エドガー?』と、ぼんやりとノクターンはワインや外を眺めます。
そうしているうちに、使いに出した者が戻ってきました。
「それで?バローズは何と言った?」とノクターンがバローズが欠席した理由を問えば、「バローズ令嬢にお会いできませんでした」と侍従は答えます。
「体調を崩されてここ数日休養中だそうです。閣下に申し訳ないと近日中に・・」と侍従が説明する最中に、ノクターンはグラスを床に落とします。
「あの子が病気だって?」と、ノクターンは侍従に問いかけるのでした。
ドルーアの目覚め
ドルーアは必死に呼びかけるメイドのサディの声で目覚めました。
サディは泣いており、ドルーアは酷い喉の渇きを感じます。
もらった水を飲んでもむせてしまうほど喉が痛く、身体に力も入りません。
「ドルーア、目が覚めたのね!」と部屋に飛び込んできたのは、両親と姉でした。
皆が泣いて喜ぶ様子を見て、『一体どれくらい寝てたんだろう・・?』とドルーアは戸惑うのでした。
ドルーアは、9日間も眠っていたようでした。
翌朝家族が揃って、ドルーアがどうしてこうなったかの話し合いが行われました。
既に執事のジベルは、ドルーアがメモリアの糸かせを飲んだことを説明していたようでした。
「謝った判断に従う執事がどこにいるんだ」と、父はメモリアの糸かせを買ってきたジベルに対して憤ります。
「しかも『メモリアの糸かせ』を買った理由が『アーロンに失礼ながらことをしたみたい』だなんて」と、姉はアーロンに怒っているようです。
前世の小説の内容を思い出すために薬を使ったとは言えないドルーアは、曖昧な笑顔で誤魔化します。
言ったところで、頭がおかしくなったと思われそうでした。
「たとえばあなたがおかしなことをしたとしよう。アーロンがそれを気にするか?そんなに気を遣わせる人なら破談にしていいんだぞ」と父が言い出し、ドルーアは食べていたスープを思わず吹き出します。
「信頼できる人だと思っていたのに、逆にあなたに負担をかける人だったなんてね」と母も言い、「一家の名誉とか威信なんて考えずに幸せになってよ。バローズ家のために結婚しようと思ってるの?」と姉も言います。
「そんなんじゃないって」とドルーアは答えつつ、『結婚はしないけど今破談になると困るの!』と考えます。
9日間もドルーアの意識がなかったため家族はだいぶ心配し、原因となったアーロンとの婚約を問題だと考えているようでした。
ドルーアは、今ではなく前世を思い出してすぐにメモリアの糸かせを使うべきだったと後悔していました。
そうすれば、ノクターンとまったく関わらない人生を生きることもできたのです。
家族はアーロンとの婚約を考え直すようにと伝え、一ヶ月の謹慎をドルーアに命じました。
ドルーアの謹慎
『返事に困るような連絡を避けるにはいい口実だわ』と、落ち込みながらもドルーアは前向きに考えていました。
クレイモア家からは安否を尋ねる手紙が来ており、アーロンからは不参加の返信を出してノクターンのお茶会には行かなかったと連絡が来ました。
ドルーアは、エドガー家からの使いがお茶会の当日に来ていたことも知ります。
『返信しなくて正解だったわ。体調崩してたって都合のいい言い訳もできたし・・』と、ドルーアはため息を尽きます。
小説の内容を思い出したことで、どうしてノクターンが主人公だと勘違いしたのかドルーアは理解しました。
原作では本当の主人公が誰なのか紛らわしい展開だった上に、随分前に読んだ本だったので記憶が曖昧になっていたのです。
処刑を免れるためにノクターンと仲良くなろうとしていたのに、実際にドルーアを死刑に突き落としたのがノクターンでした。
『毎日試されながらエドガー公爵家に行ったのは、完全に私の意思によるものだったのかな?』と、ドルーアは怖くなります。
原作でもドルーアはノクターンと幼馴染であり、ノクターンを愛して洗脳でアリスの暗殺を試みているうちに処刑されました。
今のバローズは、原作のバローズとどれほど違うのでしょうか。
『私はノクターンに洗脳されたことがあったのかな!?』と考えますが、ドルーアはには覚えがありません。
そんな考え事をしていると、メイドのサディがお客様が来たと扉をノックします。
アリスかアーロンだろうとドルーアは思いましたが、相手はノクターンでした。
アーロンの考え
ドルーアが自宅療養をして10日目になっていました。
アーロンはドルーアからの手紙の返信を読みます。
体調を崩していることと、お茶会をキャンセルしたことに対するお礼が書かれてました。
【ノクターン・エドガーに気をつけてください】との一文を眺めて、『ノクターンのお茶会と、意識を失ったドルーア。その2つは何か関係があるのでは?」とアーロンは考えます。
ドルーアとノクターンは、世間ではもうすぐ結婚すると噂になるほどの仲に見えていました。
自分と婚約したのも、ドルーアとノクターンとの間になにか誤解があって、しばらく距離を置いているためだとアーロンは思っていました。
『しかし、ある日からエドガー公爵を見るドルーアの目つきが変わった。最近、ノクターン・エドガーについて話す時は怖がっている気がした』と、アーロンは思い出します。
アーロンは、ドルーアは何でもはっきり言うけど毒舌ではなく、感情に未熟なところもあるが情が深い人で、少なくとも友達にはなれる人だと思っていました。
直接顔を見て話そうと決意したアーロンは、ドルーアのところへ出かけようとします。
マントを羽織った瞬間に小物が転がり落ちて、アーロンはそれを拾い上げます。
第12話に続く>>
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全ては勘違いだった【第11話】の感想
ノクターンはやはりドルーアに催眠魔法をかけていたのですね。
原作と今のノクターンはどうも違いそうですが、何を考えてるかまだはっきりしません。
ノクターンが訪ねてきたようですが、アーロンもまたドルーアを訊ねるようですね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第11話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。