全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
アリスからもらった本を読んだドルーアは、自分も洗脳されているのではと不安になります。
ここからは、全ては勘違いだった、の第32話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第32話】のネタバレ
家族揃っての食事の時間になりましたが、ドルーアだけがまだ来ていませんでした。
「あの・・」と部屋に入ってきたメイドのサティを見て、「ん?ドルーアは?」と姉のアロイは問います。
「ちょっと消化が悪くて・・夕食は抜きにしたいとのことです」とサディは言うのでした。
ドルーアは読書に夢中になっていました。
『読み直しても、現在自分が洗脳されてる状態なのか、催眠にかかったことがあるかどうかを調べる方法なんてないわ。まあこれは魔法使いのための説明であって、魔法にかけられる人のための説明ではないから』とドルーアは考えます。
パラパラとまた本をめくり、ドルーアはため息を吐きます。
『黒魔法に対抗する方法を見つけないといけないのに・・。アリスがくれた魔法薬書、これも読んでみよう』とドルーアが別の本を読もうとしていると、「お・・お嬢様、ジベルです・・!」とドアを叩かれます。
「どうぞ」とドルーアが答えると、「大変です、お嬢様。皇帝陛下が逝去されたそうです・・!」と執事のジベルは報告し、「ええっ!?」とドルーアは驚きます。
皇帝の死
皇帝の死は突然でしたが、多くの人が予想していたようで淡々と受け入れる雰囲気でした。
『私を除いてね。なぜ皇帝はもう死んじゃったの?原作「彼とアリス」を基準にすると現皇帝はまだ死なない。「彼とアリス」のドルーア・バローズが処刑される時期は、アリス・リモランドが首都に来て1年後』とドルーアは考えます。
目の前では皇帝陛下の葬儀進められ、皆は黒い礼服で死を悼んでいます。
『私がノクターンに処刑される理由が、リモランド公爵と皇帝の権力を奪うためだったから。皇帝はまだ生きていないといけない。メモリアの糸かせを飲んで確認した記憶がまだはっきり残ってる!こんなに原作と乖離してしまったのは、もしかしてノクターンの仕業なの?』と、ドルーアは原因を考えます。
「何を考え込んでいるんですか?」と話しかけてきたのはアーロンであり、「あ!アーロン」とドルーアは驚きます。
「何度呼んでも返事しなかったから。大丈夫ですか?」と尋ねるアーロンに、「それが実は・・、突然前に読んだ本を思い出して・・恋愛小説なんです」とドルーアは誤魔化します。
『こんな話は興味ないよね』とドルーアは推測して、「アーロンはあまり興味ないでしょ?」と聞きます。
「あ・・僕も好きな小説くらいありますよ。前に読んだ恋愛小説に出てる名前で偽名を作ったこともあるんです。偽名を使う必要があって・・」とアーロンは言います。
『偽名って?ひょっとして「エド」のこと?エドってありふれた名前ではあるけど・・。しつこく聞き出すこともできないし。モヤモヤする』とドルーアは悩みます。
その理由がわからないアーロンは、考え込むドルーアを見てまた不思議に思うのでした。
狩りの大会
前皇帝の葬儀に続いて、新しい皇帝の即位式が終わりました。
皇室では新しい皇帝が即位すると、狩りの大会が開催されます。
大会で捕らえた一番巨大な獲物を神に供えて、祭祀を行うのです。
まだ爵位のない若い貴族の子息だけが、この大会に参加できるのでした。
ドルーアとアーロンは既に会場に着いていました。
『当分は静かに過ごそうと思ってたのに・・』とドルーアがため息を吐いていると、「前代の供物は銀色のライオンだったそうです」とアーロンは言います。
「うっかりして魔獣を放たなければいいですけどね」とドルーアが心配をすれば、「そんなことは起こらないでしょうが・・大丈夫ですよ。神官があんなに沢山来てますから」とアーロンは集団を示します。
「そうだ!アーロン、まだアリスを避けてる訳じゃないですよね?少し仲良くなりました?」とドルーアが話題を変えると、「あの・・僕はちょっと人見知りで・・」とアーロンは目を逸らします。
「あ!リモランドの馬車だわ!」とドルーアが言えば、アーロンはすぐにそちらを見ます。
「ドルーア!」とアリスはすぐに気づき、「アリス・・!」とドルーアも挨拶を返し、アーロンは顔を赤らめます。
3人が集合していると、また別の馬車が到着します。
『あれはエドガーの・・!』とドルーアはすぐに気づいて顔がこわばり、「ドルーア?」とドルーアの表情の変化に気づいたアリスは尋ねます。
ドルーアはアリスを庇うように前に立ち、「あれは!」とアリスもエドガー家の馬車を見ます。
ぶすっとした不機嫌そうなノクターンが馬車から降りてくると、3人に近づいて来ました。
「エドガー閣下!」と警告するようにアーロンが声をかけ、「そんな警戒しなくていいよ。何もしないから」とノクターンは言います。
「警戒なんかしてませんけど?アリスと挨拶しているところでした」とドルーアは言って、「急に敬語なんてどうしたんだ?」とノクターンは問います。
「考えてみたら私は爵位もないので閣下に敬語で話したほうがいいと思ったんです」とドルーアが言えば、ノクターンはムッとした顔をして、そのまま無言で立ち去ります。
「もうそうすることにしたの?」とアリスが聞いて、「確実に距離を置くためよ。私はノクターンがもう怖くないから」とドルーアは言うのでした。
第33話に続く>>
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全ては勘違いだった【第32話】の感想
皇帝の死が早まったのはパトシアが生きているせいなのでしょうか。
アーロンとアリスの距離はまだまだ遠そうですね。
狩り大会も無事では終わらなそうな予感がします。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第32話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。