その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。
交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。
ピーコックが仕組んだお茶の毒で倒れたメリッサでしたが、無事に打ち勝って起き上がります。
ここからは、その悪女に気をつけてください、の第71話のネタバレになりますので、ご注意ください。
\随時更新中!/
目次
その悪女に気をつけてください【第71話】のネタバレ
「聞いてらんないわね」とメリッサの声を聞いて、泣いていたユーリも勝利を確信していたピーコックも目を見開きます。
「戯言は牢屋に入ってぬかしなさい」と言って起き上がったメリッサは、ピーコックを殴り飛ばしました。
「あんたの事情なんてどうでもいい!」とメリッサは口元の血を拭い、「ど・・・どうやって・・・」とピーコックは尻餅をついたまま動揺します。
「それと・・辛い過去を抱えているからって、何をしても許されるわけではないし、誰かがあんたの心の隙間を埋める義理もないわ!」とメリッサは怒ります。
『ヒロインとはどういう存在か。男キャラたちの救世主?博愛主義者?男主人公の執着や狂気じみた行動も、すべて愛だからといって受け入れてあげる人?』と、メリッサは憤ります。
ユーリは涙目のままで、眩しそうにメリッサを見ます。
「ユーリさんはあんたと違う。これ以上彼女に自分を重ね合わせるのはやめなさい」とメリッサはピーコックを見下ろします。
「それ全部犯罪・・」とメリッサが言いかけたところで、「いったいどうやって・・!!」とピーコックが叫びます。
『人の話全然聞いてないし』とメリッサは呆れますが、背後からピーコックを睨み続けているナインもそうだったと思い出します。
「あの程度の毒でくたばるほど私は弱くないの」とメリッサが言えば、「・・ハハ!毒だなんて何を仰っているんだか。私も同じお茶を飲んだのに、倒れたのはあなたひとりだけですよ?そういえば、お茶を注いだ人物が違いましたねぇ!」とピーコックは笑ってごまかそうとします。
「そうね、なら聞いてみないと。ヘイニー、答えてみて」と、メリッサは平然とヘイニー話を振りました。
ヘイニーの回答
ピーコックはヘイニーを睨みつけ、ヘイニーは両手を強く握りしめ、意を決して話し出します。
「じつは・・私が・・許されざる罪を犯しました」とヘイニーが言えば、「ほら見ろ!何の罪もない人間を・・!」とピーコックは得意げな顔でメリッサに言いますが、ヘイニーの言葉はまだ終わりません。
メリッサは目を閉じて静かに聞いています。
「ピ・・ピーコック・メロディ!彼の回し者としてお嬢様に仕えていましたから・・」とヘイニーが目を瞑りながらも懸命に言えば、「何だと?」とピーコックは目を剥きます。
「それに・・・!!あなたが企てた暗殺計画を知りながらも、言うのをためらってしまった・・・」とヘイニーが言うのを聞いて、ピーコックは怒りが爆発しそうになります。
メリッサは震えているヘイニーの肩に手を添えて、「大丈夫よ。ヘイニーの家族、トムとジェニーとレイチェルは我が家でちゃんとかくまってるから」と小声で囁きます。
手配をしたのはヨナでした。
震えていたヘイニーは目を開けて少し安心したようメリッサを見上げ、「そして奴よりも私のほうが強いわ。今、有利なのは私たちよ」とメリッサは勇気づけます。
「ヘイニー・ガードナー!!よくも私を裏切ったな!!」と、ピーコックは怒りを露わにして叫びます。
ヘイニーの反撃
「それが何です!?一度裏切ったらもう怖いものなんてありません!」と、ヘイニーは果敢に言い返します。
反論されると思っていなかったピーコックは更なる怒りでプルプルと震え、「この・・クソアマが・・!」と絞り出すように言いました。
「あなたが私に送った手紙は全部保管してあるわ!暗殺計画が書いてある脅迫状も!」とヘイニーが言えば、「あんたんとこの人間が毒薬を買った証拠もね。そして何より被害者である私もここにいるし」とメリッサがヘイニーの肩を抱きながら付け加えます。
完全に切れてしまったピーコックは大声で笑い出し、「ハッ・・アマどもが。自分の立場をわかってないようだな」と言いながら、ベルを鳴らします。
すると、黒服覆面の傭兵が集まってきました。
傭兵の登場
「お前らが今いるのは私の別荘だ。毒が効かなければ全員の首をはねて殺せばいい!だろう?」とピーコックは狂ったような笑みで宣言します。
周囲を傭兵に囲まれて剣を突きつけられるメリッサとヘイニーですが、メリッサは穏やかな表情のままです。
「あらそう。ところで全員どうして顔を隠してるわけ?そんなんじゃイケメンかどうか見分けられないわ」とメリッサが不敵に笑えば、「・・何?」とピーコックは予想外の発言に戸惑います。
「えっとだから、だって変じゃんこの見た目・・」とメリッサが指摘しますが、「死ぬのが怖くて時間稼ぎでもしようってか!」とピーコックは取り合いません。
「やってしまえ!!」とピーコックが合図を出しますが、「・・へ?」と起きた事態にピーコックは目を丸くします。
傭兵たちはメリッサの背後に立ち、ピーコック向かって剣を構えているのです。
傭兵たちはメリッサの味方でした。
「顔を隠したら、あんただって自分の味方かどうかわからないでしょ」とメリッサは笑い、覆面の1人が布を取ると長い銀髪がさらりと溢れます。
傭兵の一人は弟ジェイクだったのです。
「すべて聞かせてもらった」とジェイクはピーコックに告げます。
『間違いなく傭兵を雇ったはずなのに・・!いったいいつの間に・・!』とピーコックは事態についていけず、メリッサの笑みを憎々しげに睨みつけます。
『クソ女・・あのイカれた悪女さえいなければ・・・!』とピーコックは懐に隠した拳銃を取り出して発砲しました。
銃弾の行方
「ハ・・ハハ・・・」と、起きた事態にピーコックは乾いた笑いしか出てきません。
銃弾は、ユーリの魔法障壁とナインの手によって阻止されました。
「ユーリ・・どうして・・。ユーリは私のものなのに、どうして悪女のものになったのですか。騙されてはいけません・・・」とピーコックが尋ねれば、「私は、一度だって、あなたや他の誰かのものになった覚えはありません。私は私だけのものです!」とはっきりとユーリは答えます。
それをメリッサは優しく見守り、ピーコックは座り込んでしまいました。
「ピーコック・メロディ。お前を殺人未遂罪で逮捕する」と、ジェイクが告げるのでした。
第72話に続く>>
\随時更新中!/
その悪女に気を付けてください【第71話】の感想
メリッサは格好いいですが、ヘイニーも頑張りましたね。
ピーコックはとても情けなく見えました。
まさかのジェイクが助けに入るとは思いませんでしたね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第71話のネタバレと感想をご紹介しました。
「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。