逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
エルドリアが告発されたその時、負傷したロビアが真実を携えて飛び込んできたのでした。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第49話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第49話】のネタバレ
生誕祭の前日のことでした。
二つの団体が向かい合って話し合っており、ロビアとエッセンは隠れて様子を伺っていました。
「ドミナート城の裏にこんな鉱山があったとは・・」とロビアが言って、「密会でもするつもりのようだな」とエッセンも答えます。
以前にエルドリアも会っていた奴隷商の頭目とその仲間らしき数人に、ドミナート家の者らしき数人が向かい合っています。
ロビアは奴隷商の頭目の顔を宮で見て知っていました。
「・・この全てにユリエルが関わっていると?」とエッセンは問いかけ、「まだあの女を信じているのですか?そもそもあなたもあの女の行動を疑ってこんな夜遅くに公爵家の周辺をうろついていたのでは?」とロビアが問い返します。
「それは・・!」と反論しかけてエッセンは口をつぐみ、「それともあの女がまたあなたを置いて他の男と浮気をするとでも思ったのですか?」とロビアが追撃します。
「・・彼女が危険なことに巻き込まれないようにしたかっただけだ」とエッセンは目を逸らし、「あなたはそんな目に遭わされても・・まだあの女が危険なことを企んでいるとも知らずに・・」とロビアがエッセンに苦言を呈していると、悲鳴が聞こえます。
ドミナート家側の人間が奴隷商達に切り掛かっているようであり、あっという間に頭目以外は全て死んでしまいました。
殺人事件
「・・あいつらも一枚岩ではなかったんだな」とエッセンは言いますが、ロビアは想定外の事態に理由を考えます。
『どうなっている?たしかにあいつらはドミナート家の人間だ。奴隷商たちを殺して得られる利益とは一体?それも明日の宴を前に・・』と考え、明日の宴のためにこそ殺すのだと気づきます。
「今すぐ戻って応援を要請してください」とロビアはエッセンに頼みますが、「誰かが残らなければならないのなら、俺が残るべきだと思うのだが。お前がここにいても何もできないだろう?」とエッセンは答えます。
「この件ににユリエルが関わっているという事実を知っているでしょう。あなたを一人でここにおいて行くことはできません。 だからといって一人で行かせることも気は向きませんが、今の俺が持つ唯一の切り札なので仕方がないでしょう。俺があいつらを監視していますから、兵士たちを連れて戻ってきてください。そして・・」と、ロビアはエッセンを送り出しました。
ロビアは一人になり、男達の様子を伺います。
『あいつらが行おうとしているとんでもない計画の矛先は、間違いなくあの方へ向かっている。殺人を犯してまで作り出した罠。彼を説得して行かせはしたが、ドミナート家から皇城までの距離を考えると、時間は明らかに足りない。ももしも彼が戻ってくる前にこの計画を阻止できる証拠をすべて逃すことになってしまったら?』と、ロビアは考えます。
ロビアの決断
「この夜中に人殺しまでして何を企んでいるんだ?」と、ロビアは男達の前に姿を表します。
ロビアは危険を冒してでも証拠を掴もうと行動したのです。
「一年ぶりだな、俺の顔は覚えているだろう?」とロビアが挑発すれば、男達はざわつきます。
「皇女の愛人ですよ。以前宮に商品を届けに行った時に会ったことがあるんです」と頭目が周りに説明します。
「前に会った時は頭の働く奴だと思っていたが・・。よりにもよってドミナート家を信じるとは。仲間を殺す代わりに何をもらう約束をしたんだ?」とロビアは問いかけます。
「な・・」と頭目はロビアの言葉に動揺しているようでした。
「人の命をゴミ以下にしか思っていない奴が、お前を生かしておくとでも?」ロビアは頭目に迫ります。
「お前も姫様に会ったことがあるなら知っているだろう。姫様は仰ったことは必ず守られる方だ」というロビアの言葉に、「裏切り者には死よりも辛い苦痛を・・」と頭目は呟いて顔が青ざめます。
「俺は・・俺はただ公子に脅されて言われるままに・・!」と頭目が叫んだ瞬間、ドミナート家側の一人が素早く頭目の腹を殴って話をやめさせます。
「聞きましたか?」と問われたロビアは
「もちろん」と薄く笑って応えるのでした。
捕まったロビア
「目につくところには傷をつけるな」と一人が言って、「ここまでする必要があるの?」ともう一人が問います。
ロビアは縄で縛られて地面に座っています。
「我々の計画により皇女は不利益を被ることになるだろうが、完全に没落することはないだろう。愛人を殺してしまえばまずいことになるんじゃないか?」と一人は問いかけます。
「ふん。無謀にもしゃしゃり出てきて結局捕まるとはな」と一人は嘲り、「これからどうする?」と尋ねます。
「これ以上時間をかけるわけにはいきません。この者の始末は私がしますから、彼を安全な場所に移動させてください」と一人が指示を出して、「ジャック、お前がそう言うなら・・」と残りの人々は奴隷商の頭目を立ち上がらせます。
「もうじき夜が明ける。ジェイソンが待っているから早く処理して戻ってこい」と一人が言って、「分かりました」とジャックと呼ばれた男は返事をします。
『支援兵が着くまでにはまだ時間がかかる。いや・・そんなことはどうでもいい。エッセン・ベルロード。彼が俺の最後の言葉通りに動いてくれたら・・』と、ロビアはエッセンのことを考えます。
そんなロビアの前に、ジャックが短剣を携えて立って見下ろします。
「皇女の愛人だそうですね。何を思って一人でここへ現れたのですか?もし何か企んでいるのなら、今正直に話した方が身のためですよ」とジャックは問いかけました。
「そんなものは・・な」とロビアが言いかけたところで、ジャックはナイフをロビアの腹に突き立てました。
「よく考えてお答えください。ここであなたを殺してから別の場所に死体を移し、強盗の仕業に見せかけることもできますが、出来るかぎり穏便な方法を・・」と、突然喋るジャックの声が止まります。
ジャックは驚きの表情で振り返り、ロビアはそこにエッセンを見つけます。
斬られたジャックはそのまま倒れ、「・・どうして、戻ってきたんですか?」とロビアは青ざめた顔でエッセンに問いかけるのでした。
ロビアの証言
そうして、エッセンに支えられてロビアは皇宮に来たのでした。
「惑わされてはなりません、陛下」と、ロビアは進言します。
「・・陛下。あの者は怪我を負っているようですし、この件とは無関係ですから下がらせるべきかと。傷が治ってから調査されても遅くはないでしょう」と、今度はドミナート公爵が陛下に伝えます。
アルケンだけではなく、その父である公爵も企みに加担しているようでした。
「証拠があります」と、ロビアは進みでます。
「証拠だと?何の証拠だ?」とドミナート公爵が問えば、「嘘と真実を区別する証拠です」とロビアは答えます。
「陛下。至らぬ孫息子ですが、今日のようなめでたき日を迎え、陛下の血縁を見つけ出して参ったのです。今日の告発には少しの不正もないことを私が保証します」とドミナート公爵は陛下に進言します。
『陛下の血縁?まさか陛下の血縁って・・』とロビアがユリエルを見れば、『ロビア!どうしてエッセンまで・・!?』とユリエルは動揺します。
「・・だからといって姫様を陥れようとしていないという証拠にはなりません。 むしろ、後ろ盾を得たことで逆心を抱いたと考える方が自然ではないでしょうか?」とロビアは冷静に反論し、「黙らぬとその口を引き裂くぞ!」とドミナート公爵は激昂します。
「証拠があれば全て解決する問題ではないか。その証拠とやらを早く見せてみろ」と皇帝は命じ、「こちらでございます」とロビアが証拠を取り出しまし。
「あれは・・玉?」と、エルドリアはロビアが取り出した青く輝く丸い水晶のような物体を見つめます。
玉が輝くと音声が再生され、それはロビアが見た情景が録音されていたのです。
「俺はただ公子に脅されて言われるがままに・・!」という奴隷商頭目の言葉や、「我々の計画により皇女は不利益を被ることになるだろうが、完全に没落することはないだろう。愛人を殺してしまえばまずいことになるんじゃないか?」など、計画を示す証言などが会場に響き渡ります。
「ここであなたを殺してから別の場所に死体を移し、強盗の仕業に見せかけることもできますが」という、ジャックがロビアを脅す音声もありました。
「これがその証です、陛下。 皇室を陥れようとしたあの者達を処断・・」と言いかけて、脂汗を流しながらロビアが崩れ落ち、「ロビア!!!」とエルドリアが抱きとめます。
「一体どこでこんな・・」と、エルドリアはロビアを床に横たえて心配し、「姫様」とロビアは血で汚れた手でエルドリアの手を握ります。
「・・申し訳ありません、俺のせいで・・姫様のドレスが汚れて・・しまって」とロビアは言いますが、「そんなこと気にしている場合じゃないでしょう」とロビアは叱ります。
「・・そんなに怒らないでください」とロビアは言って、「自分がどんな状態か・・!」とエルドリアは呆れでまた怒ります。
「姫様・・もう大丈夫ですから」とロビアは伝え、そうするうちに治療をするために人々が駆けつけてきました。
そんなエルドリアの前に、ピロンと音を立ててウィンドウが立ち上がります。
【[ERROR] 予期せぬエラーが発生!!】【[没落達成値:90%]数値を上げることはできません】と、ウィンドウはエラーを伝えています。
『どちらが勝つか・・やってみようじゃない』と、エルドリアは強い意志を持って振り返ります。
第50話に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第49話】の感想
ロビアがエッセンに何を頼んだのかが気になりますね。
自分の命をかけてでもエルドリアのために行動するロビアの気持ちはまっすぐです。
システムはアドバイスはできても、人々の行動を左右はできないのかもしれませんね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第49話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。