逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、はinui原作、GOYAによる恋愛ファンタジー漫画です。
主人公は、誰かがプレイしている逆ハーレムゲームの中の悪女、皇女エルドリアに憑依してしまいました。
ロビアによってシステムによる没落を免れたエルドリアは、ユリエルと戦うことを決意します。
ここからは、逆ハーレムゲームの中に落ちたようです、の第50話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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目次
逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第50話】のネタバレ
「その者は嘘をついているのです!皇女の愛人であるその男が私を陥れるために・・! 私は確かに皇女と取引を行った奴隷商から話を聞きました!証拠も確かに···!!」と、アルケンは反論します。
そう主張する後ろで人影が動き、ユリエルはそこにエクロットがいることに気づきました。
「偽りの証言で皇家を侮辱した罪、その命で」とエクロットは剣を抜こうとして、
「やめなさい、エクロット」とエルドリアがそれを止めます。
『単純な皇室内の問題であれば、皇帝や私の力で覆い隠してしまう方法もあった。でも、各国の使臣たちや名立たる貴族たちが一堂に会した皇女の生誕宴であったら?ユリエルはまた別の皇女として自分の存在感をもっとも強力に示せるこの時を狙ったのだろう。 何もかもが理解できた』と、エルドリアは状況を分析します。
エクロットの手を借りて立ち上がったエルドリアは、「今すぐ連れていって治療を行わせて」と命令を飛ばし、「はい姫様」と駆けつけた侍従が答えます。
「何があっても彼を死なせないで」とエルドリアは言って、「最善を尽くします」と言った侍従は、ロビアを連れて移動を開始します。
エルドリアがエッセンの方を振り返れば「・・あいつがここに来たいと言ったんだ」とエッセンは話します。
「・・ロビアに協力したの?」とエルドリアが問えば、「・・何か問題なのか?」とエッセンは答えます。
『どうしてエッセンが?だとしたら当然・・ユリエルも同じ考えのはず」と、エルドリアはユリエルの様子をそっと伺います。
ユリエルとエルドリア
ユリエルは怒りの形相でエッセンを見ていました。
ユリエルにとってエッセンが取った行動はユリエルの計画を邪魔するものであり、裏切り行為でしかなかったのです。
エルドリアがユリエルを見つめる視線の中に、真っ赤なエラーウィンドウが立ち上がります。
システムにとってもこれは予想外の展開のようでした。
「アルケン・ドミナート。あなたが騙されたのだと主張しても、くだらない者の言葉だけを信じて、皇家の名誉を汚そうとしたのだから、その罪の代償は必ず支払うことになる。そしてユリエルは身分が明らかになったとしても、私に宮人として仕えている間に皇家の法を破り私の愛人と通じた」と、エルドリアは淡々と二人に述べます。
ユリエルは怒りに歯を食いしばり、凄みのある目でエルドリアを睨みます。
「それでも慈悲を与えてやったというのに、また他の愛人に接近して、宮から追い出された罪人の身でありながら私に対しての告発を行うとはね。陛下、各国の使臣たちの前でこの国の皇女の地位を懸けて、私の威名を汚すことは許しがたい行いです。帝国の尊厳をより堅固なものとするために、私の潔白を証明する機会をいただけますよう」と、エルドリアは皇帝に要求しました。
エルドリアの考え
「ロビアの具合はどう?」とエルドリアは侍従に尋ね、「幸いにも命に別条はないようです」との返事を聞いて安堵します。
エルドリアはロビアが眠るベッドの横に座り、『決戦まで私に残された時間は一日もない・・』と考えながらロビアの髪にそっと触れます。
『パーティーが終わった後あなたに会いに行くつもりだと言ったら、あなたはどんな顔をしたかしら』と、エルドリア想像するのでした。
その時、「姫様」と声をかけて部屋に入ってきたのはエクロットであり、「どうだった?」とエルドリアは尋ねます。
「ひとまずアルケン・ドミナートは明日まで本城に拘束されます。ユリエルという女はパーティー会場での事件とは別で陛下が・・皇城内の部屋を用意されたようです」とエクロットは答えます。
「ロビアが言ってた証人は?」とのエルドリアの問いに、「・・宴会場内の混乱の隙をついて先に動いた者がいたようです。唯一の生き証人であった奴隷商の頭目が、すべてドミナート家への忠心のために独断で行った事だ、という自筆の遺書を残して自ら命を絶ちました」とエクロットは説明します。
『宴会で見せたアルケン・ドミナートの皇女への憎悪と、人々の話だけを考えても二人の関係は容易に想像できる。皇女とアルケンの私的な確執を理由に、責任を被せるつもりで素早く手を回したんだろう。本当にお粗末な計画だったのに、それでもロビアはあんなふうに・・』と、エルドリアは俯いて膝に置いた手でドレスを握りしめます。
「少し・・一人になりたいの」とエルドリアに言えば、「しかし・・」とエクロットは心配します。
「遠くへは行かないわ」とエルドリアが強く言えば、「・・承知いたしました」とエクロットは答えます。
エルドリアは、一人で花の飾られた室内庭園に歩き出します。
『今日はたくさんの人が死んだ。運が悪ければロビアまで死んでいらかもしれない。私は・・皇女になってから、この世界で生きる方法を学んで、すっかり慣れたものだと思っていた。自らが皇女としての役目を果たしていると。 でも本当にそうかしら?』と、エルドリアは憑依前の皇女を思い起こします。
外は雨が降っています。
『そうだとしたら、今日の出来事をどうして何も防げなかったのだろう。責任を取るべき者たちは手の中の砂のように抜けていき、彼らのせいで誰かは手を赤く染めて自身の血を流す。それならば、この皇城に漂う血生臭さは、一体誰のせい?』と、エルドリアは目の前に現れた人物を眺めます。
そこには侍女のヘスが立っており、外を照らす稲光がその姿を浮かび上がらせます。
「・・こちらにいらっしゃったのですね、姫様」と薄く笑うヘスは、右手を後ろに隠していました。
シガーの行動
宴会場の出来事の後、場内ではさまざまな憶測が飛び交っていました。
「二番目の皇女が現れたですって?そのうえエルドリア皇女は麻薬に死体を・・」とメイドの一人が言って、「口には気をつけなさい! それは濡れ衣かもしれないから明日の午前中に貴族会議で・・あっ」と、もう一人が注意をしようとして側にいる誰かに気づきます。
「どうしたんだ?悪口を続ければいい」と言ったのはシガーで、「「失礼しました!!」」と二人は声を揃えて謝罪し、その場を早急に去って行きました。
『俺が皇女のハーレムに入っていたからって、あの女の味方だと思っているのか?あんな頭のおかしい女、どうなったって俺の知ったこちゃない。でもどうしてこんなに・・』と、考え事をしながら歩いていたシガーは何かに気づきます。
第51話に続く>>
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逆ハーレムゲームの中に落ちたようです【第50話】の感想
エルドリアは冷静で理性的に状況対応ができていますね。
ユリエルはシステム頼りだからか、想定外の事態には対応できないようです。
ヘスとシガーが何を考えているのか気になりますね。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」の第50話のネタバレと感想をご紹介しました。
「逆ハーレムゲームの中に落ちたようです」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。