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全ては勘違いだった【第27話】のネタバレ・感想|ピッコマ

全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。

前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。

パトシアは何も知らないドルーアに、ノクターンに聖水を飲ませるようにお願いするのでした。

ここからは、全ては勘違いだった、の第27話のネタバレになりますので、ご注意ください。

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全ては勘違いだった【第27話】のネタバレ

「はい?手伝うって、どうすれば?」とドルーアは戸惑い、「これを・・この子に飲ませてくれる?」とパトシアは聖水を差し出します。

「要らないよバローズ」とノクターンは言いますが、「これは病気の人が判断する問題じゃないわ。私の代わりに令嬢が。それともあなたが直接飲んで。誰から飲ませてもらいたいの?」とパトシアは楽しそうに問いかけます。

状況がわかっていないドルーアは困ったような、不思議そうな顔をしています。

『もうどうしようもない』とノクターンは感じて、「さあ・・」とドルーアに向かって笑いかけているパトシアに魔法をかけます。

ピタッとパトシアの動きが止まり、「お母様。やっぱりこの程度のことで聖水を使う訳にはいきません。持って帰ってください」とノクターンは言います。

「・・そう。バローズ令嬢、聖水を返してくれるかしら」とパトシアは言って、「あ・・え?はい」とドルーアは聖水を渡します。

聖水を持って部屋を出ていくパトシアを見送りながら、「突然どうなさったの?」とドルーアはノクターンに聞きます。

『もう取り返しがつかない。僕が催眠を使ってることを知ったら、お母様はすぐに僕を殺そうとするだろう。もはや一回の催眠では終わらない。だから僕が死なないためにはお母様の精神を壊さなければならない』と、ノクターンは決意します。

パトシアに催眠が使えるということがバレるというのは、それだけのリスクでした。

『バローズとの約束は案外足枷になったみたいだ。自責の念なのか、罪悪感なのか、恨みなのか、憎しみなのか』とノクターンは混乱しつつ、「・・帰って」とドルーアに言って布団に潜り込みます。

『帰ったらもう2度と来ないかな。恐怖と焦りでいっぱいだ』と考えるノクターンでしたが、とすっとドルーアはベッドの端に腰掛けます。

ドルーアの気遣い

「えっ・・」と戸惑ってノクターンが顔を出せば、「ここにいるよ!ここにいるよノクターン。あなたが寝るまでここにいる。追い出そうとしても無駄よ。また戻ってくるんだから」とドルーアは笑います。

「バローズ」と呼びながらノクターンは恥ずかしそうに背を向けて、「そんなに追い出したいなら元気になってからにして」とドルーアはそのまま持ってきた古書を読み出します。

『古書は好きでもないくせに・・』と考えながら、ノクターンが胸をドキドキさせて目を閉じます。

「これからも絶対殺さないでね!約束して」とのドルーアとの約束をノクターンは思い返します。

『分かってるよ。あれは殺しさえしなければいいって訳じゃないって。でも殺しさえしなければ何とか弁明の余地はあるんじゃないか?そうしてでもバローズとの約束を守りたい。バローズ、バローズ、バローズ』と、ノクターンはその穏やかな時間を噛み締めるのでした。

人影の正体

ノクターンが去った後、ドルーアとアリスはそのままバルコニーで話し合っていました。

「触れるだけで攻撃するって話は聞いてないけど。ただ呪いと洗脳のような精神魔法を遮断するって言われたの」とアリスは言って、『じゃあ白水晶はなんでノクターンを攻撃したのかな?』とドルーアは悩みます。

ふとドルーアはバルコニー入り口のカーテンに映る人影に気がついて驚き、「だ・・誰・・?」と声をかけます。

「アーロン・クレイモアです。よろしでしょうか?」とドアを開けたのはアーロンでした。

「舞踏会は中止になりました。陛下の容体が急に悪化して・・」とのアーロンの言葉に、「えっ?」とアリスは驚きます。

「どうりで皇族達が遅れてた訳ね」とドルーアも納得して、『私達も別のことに気がいってて外の状況は全く知らなかったわ』と考えます。

「・・ドルーア。あの・・今日中に片付けようとしたあの件ですが」とアーロンがボソッと言って、「あ・・。破談に関してはアリスも知ってるので気兼ねなく話してください。相談もしないで言ったのはごめんなさい」とドルーアは答えます。

「すみません、クレイモア卿。私がドルーアに聞いたんです」とアリスは言って、「大丈夫です。ところで、あの・・破談は少し後にしたほうがいいと思います、ドルーア」とアーロンは言います。

「ええっ!?」とドルーアは驚くのでした。

アーロンとドルーア

そもそも婚約破棄の話が出たのは、バローズ邸でノクターンが聖水を飲んだ応接室事件から2週間後のことでした。

アーロンとドルーアは二人で話し合っていました。

「破談しようですって!?」とドルーア驚き、「自分自身堂々としていたいんです。今からでもできるようにと」とアーロンは言います。

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「あ・・応援しますよアーロン」とドルーアは言って、『どっちみちアリスとアーロンが結ばれて欲しかったし。破談になってもいいけど・・』と考えます。

「破談になってもエドガー閣下から安全になるまで僕をパートナーにしておいてくだい」とアーロンは提案して、「そんなことしたら変に思われますよ。パートナーでいるならなんで破談したのかとか・・」とドルーアは答えます。

「他人の目なんか気にしなくてもいいじゃありませんか?前からあなたはたまに必要以上に噂を気にすると思ってました」とアーロンは言って、「私がですか?噂は誰だって・・」と反論しかけてドルーアは気づきます。

「まぁ・・そうかもしれません。間接経験・・ノクターンのせいです。ノクターンと親しくなってあの子に対する悪口は自分に言われているかのように気になりました」とドルーアは答えます。

当時、ノクターンはぜんぜん悪口を気にしていませんでした。

代わりにドルーアは、日に日に周りが言っていることを気にするようになってしまったのです。

『ノクターンを心配しながらも、ある日突然その刃が自分に向くような気がした。自分もいつだってそうなり得るという恐怖』とドルーアはその時のことを思い出します。

「最初は共感するくらいだったけど度を超えてそうなっちゃいました」とドルーアが言えば、「大切な友達だったんですね」とアーロンは答えます。

「それ程の・・友達じゃなかったのかもしれません。ノクターンは私を友達だと思ってないと思ったんです」とドルーアは言って、『それでもきっぱり断ち切れなくて、私達は友達でも他人でもないままずっと一緒にいた』と思い返します。

「ドルーア、あなたは?あなたは閣下を友達だと思ってたんですか?」とアーロンが問いかけ、「わかりません。私はノクターンを何だと思ってたんでしょう」とドルーアは答えたのでした。

アーロンとアリス

「ドルーア」とアーロンに呼ばれて、ドルーアは今はバルコニーにいたのだと思い出します。

「あ・・ごめんなさい。ちょっと考え事をしてました。とにかく破談を延期したい理由を聞きたいんですが、まさか『理由は言えないけど』っていうつもりじゃないですよね?」とドルーアは言います。

「え?」と不思議そうな顔をするアリスに、「アーロンの口調なの。事情は詳しく言えませんが〜、それは違います〜。意味深に言っといて聞こうとするとやめちゃうの」とドルーアは説明し、アーロンは恥ずかしそうにしています。

「アハハ、なあんだまるで・・」と言いかけてアリスは固まります。

「もうそんなこと言わないから忘れてください」とアーロンは言って、「アリス?」とドルーアは固まるアリスに話しかけます。

「ううん、なんでもないの。ちょっと口調が似てる人が浮かんでね」とアリスは言います。

アリスはエドのことを思い出していたのでした。

「実はさっきエドガー閣下に会ってきました」とアーロンが言い出して、アリスとドルーアは驚きます。

「大したことではないです。ただ閣下について試したいことがあったんです。詳しいことは結論が出ないと話せませんが、婚約を維持した方がもっと効果的な結果が得られそうです」と、アーロンは説明します。

『ノクターンを試すなんて聞いただけで危険な気がする。でもアーロンを止めることはできないよね!?』とドルーアは感じて、「ノクターンについてどうしても確認したいなら知っておくべきことがあります。ノクターンは黒魔法使いです」と説明するのでした。

帰り道はドルーアとアリスは同じ馬車に乗っていました。

「私が入手できる最良のものが白水晶だったのに・・。聖水とかも用意した方がいいかな?閣下が血を吐いたって?」とアリスが言って、「なんで飲んだかは未だに理解できないけどね」とドルーアは答えます。

「とても怖いの死にたくない。何かしないと!」とアリスは怯えており、『アリス・・。夢だったとしても自分が殺されるのを見たんだからよっぽど怖いよね・・!』とドルーアは同情します。

『でも・・そもそもなんで殺されたの?原作通りなら逆にノクターンはアリスを生かしておかないといけない。原作の内容は分かったけど混乱は続いてる。ノクターンはアリスとの婚約を破棄したし、特に権力にも興味がない。逆に私に執着している』と、ドルーアは不思議に思います。

メモリアの糸かせでようやく知った原作だったのに、現実はどんどん乖離しているようでした。

第28話に続く>>

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全ては勘違いだった【第27話】の感想

ノクターンにとってのドルーアは、良くも悪くも予想外の存在だったのですね。

ドルーアは鈍感で優しすぎるところがありそうです。

アリスはいつアーロンに気づくのでしょうか。

次の話も楽しみです。

まとめ

今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第27話のネタバレと感想をご紹介しました。

「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。

他の漫画配信サービスでは読めません。

今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。

応援していきたいですね。