悪役皇女様はお菓子の家に住みたい、はFriedrich原作、maronpie作画の恋愛ファンタジー漫画です。
平民として育ったアナスタシアは精霊式を機に皇孫として皇宮に行くことになり、自分が転生前に読んだ物語の悪女になってしまったことに気づきます。
部屋に戻って独り言を言うアナスタシアの前に、精霊が現れて喋り出したのでした。
ここからは、悪役皇女様はお菓子の家に住みたい、の第8話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第8話】のネタバレ
「我は感覚の大精霊だ、このバカ!」と小鳥の精霊は偉そうに胸を張りながら言って、「バ・・バカはあなたでしょ!なんで急に話せるようになってるの!?」とアナスタシアは言い返します。
「ふん!それは姫の力が弱いからじゃないか!姫がちゃんとしたものを食べたから我の言葉が聞こえる力を得たのだ」と精霊は言い、「あなたが無能だったから話せなかっただけでしょ?なんで私の食事のせいにするの?」とアナスタシアは問い返しつつ精霊の頭を突きます。
「えい、うるさい!触るな。無礼な奴だな!」と精霊は嫌がり、「それより・・精霊って話すこともできるの?」とアナスタシアは話題を変えます。
「当然だ!精霊なんだから!」と精霊は答え、「でも、他の人たちはできないみたいだけど?」とアナスタシアは言います。
『確か原作では精霊式って・・ただ10才の子供たちが祝福を受けたり力を覚醒させたりって感じだったけど。普通は精霊の祝福を受けるだけで、精霊の力を使える子はごく稀だった。だから実態のある精霊を得たアナスタシアがあんなに鼻高々だった訳だ』と、アナスタシアは原作の内容を思い出します。
「それはその者たちがバカだからだ!」と精霊は言って、「えっ、じゃあ、私は賢いからあなたと会話できるの?」とアナスタシアはややバカにしたように答えます。
「そ、それは・・、我が感覚の大精霊だからだ!」と精霊は焦ったように言って、「鳥の精霊じゃなかったっけ?」とアナスタシアは問いかけます。
「我とあのバカげた獣の見分けもつかないのか!」と精霊は憤り、「パベルの周りに色が見えたのもあなたのせい?」とアナスタシアは問います。
精霊の能力
「おおっ、もう人間の感情が見えるのか?それが我の能力のひとつだ!」と精霊は喜び、「感情が色に見えるって!?」と驚いたアナスタシアは早口で気になる疑問を精霊に問い詰めます。
「やめろー!!ひとつずつ聞け!それは全部姫の能力次第だ!」と精霊は怒ってあちこちを突きます、「あっ、痛っ!やめて!!」とアナスタシアは頭を抱えて黙ります。
「私の能力次第って?」と落ち着いたアナスタシアが問い直せば、「姫の能力次第で何でも自由に感じることもできるし、感じないこともできる。さらに他人に別の世界を感じさせることもできる」と、精霊は胸を張ります。
『ヒヨコのくせに生意気ね』とアナスタシアは思いますが、「能力って?」と質問に集中します。
「精霊の力に決まってるだろう」と精霊は言って、「どうすれば能力を使いこなせるの?」とアナスタシアが問いますが、「それは姫次第だ」と会話がループします。
「・・つまりあなたはその方法を知らないってこと?」とアナスタシアは冷たい目をして、「我が知るもんか。それだけじゃない。さっきお菓子を美味しく作ることができたのも我のお陰だ!我は感覚が必要なことなら何でもできるんだ。料理だけじゃない。絵も音楽も、それから体を動かすことだって」と精霊は鼻高々です。
「へぇ〜、じゃ、さっき卵の殻を落としたのもあなたがやったのね?」とアナスタシアが皮肉を込めて言えば、「なんて生意気な奴だ!我の力はとっても強いが、媒介である姫の力以上は使えないんだ!我がいくら頑張ってもそれ以上はできない!」と鼻を折られた精霊が怒ります。
「も〜、うるさいな。つまり結局全部私の能力ってことね?私って凄い!あなたは万能レシピ集みたいなものね。材料とか分量も全部分かるのよね?」とアナスタシアは言って、「レシピ集だって!?我は大精霊なんだ!」と精霊はまだ憤っています。
「よし!じゃあ皇宮にいる間にお菓子を10回くらい作ってから帰るわ!よろしくね?レシピ集〜!」とアナスタシアはご機嫌で、「小さい夢だな。たったの10回だって?」と精霊は聞き返します。
「そうよ。私はあなたみたいなちっちゃい鳥と契約したんだもの。皇宮には元々、精霊王と契約しないと残れないの」とアナスタシアが言えば、「我は最も偉い大精霊だ!」と精霊は主張します。
偉い精霊
「小鳥じゃなくて、水、火、風、土・・とかの精霊王のことよ!おじい様は風の精霊王と契約してるし、アレクセイは火の精霊王と契約したから皇宮に残ってるのよ」とアナスタシアが説明すれば、「チッ。そいつらなんかいつも我に頼ってばかりのバカ精霊じゃないか」と精霊は偉そうです。
「!」と、そこで精霊は何かに気づいたように目を見開きます。
「我の姿が小さくて皇宮に残れないならまた大きくなればいいってことだな!」と精霊は言って、「ええっ!?ここで?ダメよ!」とアナスタシアは反対します。
「ダメだってば!」とアナスタシアは止めようとしますが、精霊はひらりと宙へ舞い上がるとピカッと閃光を放ちます。
しかし、光が収まっても何も変化はありません。
「な・・なんで変わらないんだ!」と精霊は焦って何度も挑戦しますが、何も起こりません。
「もうやめましょう。何だか光る度にどんどん小さくなってる気が・・」とアナスタシアが声を掛ければ、「我が・・こんな辱めを・・全部姫のせいだ!」とヘトヘトになった精霊は嘆きます。
「あなたが大きく変身できないのがなんで私のせいなの?」とアナスタシアは問いますが、「分からん!このバーカ!」と精霊は言うとブローチの姿に戻ってしまいました。
「何なのよ!言いたいことだけ言ってさっさと帰るなんて!話したくないならいいのよ!私ももう寝るんだから!」とアナスタシアはようやく眠りにつくのでした。
パフニール
「暑っー!!」と、翌朝起きたアナスタシアは叫びます。
「冬なのに真夏みたいだわ」とアナスタシアが言うと、「パフニールの野郎、今度の契約者がかなり気に入ったようだな。こんなに興奮して浮かれてるなんて」と精霊は言います。
「パフニールって?」とアナスタシアが問えば、「昨日お前が言ったアレクセイとかなんとかと契約した奴のことだ」と精霊は答えます。
「その精霊にちょっと落ち着いてって伝えてくれない?暑くて死にそうだわ」とアナスタシアが言えば、「まだ幼くて加減を知らないんだ。仕方ないだろう?」と精霊は諭します。
「えっ!どうしよう!昨日残った生地で作っておいたブラウニー、痛んじゃったかも?」と思い出したアナスタシアは慌てて確認に行きます。
「大丈夫みたい!あなたも食べてみる?」と精霊にブラウニーを勧めたアナスタシアは、「そういえばアレクセイの精霊の名前はパフニールでしょ。あなたの名前は何?」と問います。
「ない。そんなの要らない。我はただの感覚の大精霊だ」と、ブラウニーを舐めながら精霊は答えます。
「うーん・・。じゃあ、フェーブにしましょ!」とアナスタシアは提案し、「名前は要らないって!それにフェーブだなんてパイが破れないように差し込む人形かよまったく!」と精霊は文句を言います。
フェーブは幸せを運んでくると言い伝えられている小さな陶器人形のことで、パイバードとしても使われるのでした。
「この無礼者!!」と精霊はアナスタシアを突き始め、「痛っ!!なんで昨日からそんなに突っつくのよ!?もう我慢できないわ。私たちのルールを決めましょ!」とアナスタシアは言うのでした。
第9話に続く>>
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悪役皇女様はお菓子の家に住みたい【第8話】の感想
どうすればアナスタシアの能力がコントロールできるようになるのか気になりますね。
フェーブは偉い精霊のようですが、行動は子供っぽいです。
アナスタシアが決めるルールはどんなものになるのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「悪役皇女様はお菓子の家に住みたい」の第8話のネタバレと感想をご紹介しました。
「悪役皇女様はお菓子の家に住みたい」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。