全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
アロイがロジックスと婚約する可能性を聞いて、ドルーアは驚きます。
ここからは、全ては勘違いだった、の第30話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第30話】のネタバレ
『なぜ別館に行くんだ?アリス・・』と疑問に思いながら、アーロンはエドガー公爵邸の廊下を歩きます。
アーロンは、エルンハルトでのアリスのことを思い出します。
「エド、私がどこの家の娘か知ってるよね?これからも知らんぷりして。私はあなたが誰なのか分からないのに、あなただけ知ってるのは不公平でしょ?できないのなら私はあなたに会えないわ」と、アリスは言っていました。
「騎士の誓いをするよ」と、その時アーロンは言ってアリスの手を取りました。
それはお互いに髪と目の色を変えて、本当の姿を知らない時のことでした。
『エルンハルトでアリスにした誓い。あの時した誓いを数百・・数千回後悔した。しかし、時間を取り戻せたとしても僕は・・同じ選択をするしかないだろう』と、アーロンは考えます。
その誓いがあったために、首都でアリスと再会した時も、アーロンは自分がエドだと名乗り出ませんでした。
『縁談も避けながら一生我慢するつもりだった』と、アーロンはアリスを避けるように隠れた時のことを思い出します。
「もう分かってるんでしょ、アーロン!あの子があなたが愛するあの人だって」と、ドルーアはアーロンに発破をかけました。
『ドルーアのお陰だった。2度と顔を合わせることもなかったはずのアリスと言葉を交わせるようになったのは。自ら破った誓いに罪悪感を感じたけど、結局愛する気持ちのほうが大きかった。だからドルーアには借りがある』とアーロンは考えます。
廊下を過ぎ、暗い階段を降りて、案内をする使用人は淡々と進んでいきます。
『いや、ドルーアのためと言いながら、結局自責の念でここに来たと言った方が正しいだろう。アリスに近づける名分を得たようで。しかし・・おかしいな。僕の剣に警戒もしないし表情も目も曇っている。ここの人達は・・一体どうしたんだ!?』と、アーロンは使用人たちの様子に違和感を感じます。
「こちらです。どうぞお入りください」と使用人の案内されてたどり着いた部屋には。ノクターンが待っていました。
ノクターンとアーロン
「それでわざわざここまで来て言いたいことってなんですか?」とノクターンは聞いて、「僕がここに来たのは閣下のためではなくドルーアのためです。率直に聞きました。ドルーアを愛していますか?」とアーロンは問いかけます。
ノクターンの顔はぴくっと僅かに動き、「閣下が本気ならおふたりの仲を仲裁しようと思います」とアーロンは言います。
「仲裁?あなたが説得したらバローズの気持ちが変わるとでも?調子に乗るなよ。それに、本当にバローズのためなのかな?あなたの真の目的はアリス・リモランドの心だろうが」とノクターンは笑います。
アリスの名前にアーロンがはっとしていると、瞬時に近づいたノクターンがアーロンが身につけていた白水晶のネックレスを奪い取ります。
『アリスがくれたペンダントが!』と驚いたアーロンは、「何するんですか!!」と叫びます。
『体が動かない!?』とアーロンは魔法にかけられたことに気づき、ノクターンの行動を見守ります。
『ふむ・・。同じペンダントのはずなのに、バローズの時と違って攻撃しないんだな』と、ノクターンはペンダントを観察します。
「返してください」と主張するアーロンをノクターンはじっと見つめ、アーロンは不思議に感じます。
「奪うつもりは決してありません」とノクターンは言ってペンダントをアーロンに投げつけ、ほぼ同時に魔法が解けたアーロンはよろめきながらもそれを受け取ります。
「ただ、あなたの感情が読めないのが気になっただけです」とノクターンは言って、「感情?どういう意味・・」とアーロンは戸惑います。
アーロンは、ノクターンが感情が読めるとは思っていないようでした。
「惨めな心ですが嘘ではありませんね。バローズを騙すつもりではないようだから」と言いながらノクターンは壁の灯りに火をつけ、アーロンはそこで初めて誰かが部屋の隅にじっと座っていたことに気づきます。
テロップス・アンダンテ
『人・・!?他に人がいる?この人は・・。アロイ・バローズ小侯爵の元婚約者!この人にも表情がない・・!?』とアーロンはその存在に戸惑います。
「テロップス・アンダンテです。一家から除名される危機に陥った可哀想な男です。この男は婚約を破棄されました。小侯爵と婚約したのにバローズまで欲しがったから。強欲だけど臆病者で実行もできない分際なのに」と言って、ノクターンはテロップスの肩に手をやりますが、テロップスはピクリともしません。
「でもテロップスは小侯爵と結婚した後動いたでしょう。僕が催眠をかける前に既に魔法の薬によって洗脳されている状態でしたから」と、ノクターンは説明します。
アーロンは驚きますが、ノクターンはさらに「テロップスを洗脳した人がバローズ侯爵家を狙っているんです」と言います。
「ドルーアの安全に関わることですね。もっと詳しく話してください」とアーロンが言えば、「まず僕を手伝うと誓ってください。そうしたら話してあげましょう。その前に、あなたは人を殺すことができますか?」とノクターンは言います。
「僕に殺人を依頼するために呼んだんですか?」とアーロンが言えば、「そのためなら専門家を使ったでしょう。いざという時に備えるためです」とノクターンは答えます。
「人を殺す剣になれということですか?」とアーロンが問えば、「嫌なら帰ってください」とノクターンは言います。
「殺せます。騎士というのは結局は腕のいい殺し屋ですから。ですが・・閣下を信頼できません」とアーロンは答えて、『ドルーアと関わってること・・ノクターン・エドガーを信頼してもいいのか?』と迷います。
「僕の誓いをお望みならまず詳しく説明してきださい」とアーロンは詰め寄り、「信じられないのはお互い様です。まず誓いを!」とノクターンは譲りません。
二人はしばし睨み合い、やがてノクターンが先に動きます。
指をぴっと動かすとアーロンの体が浮かび上がります。
「1つは話してあげます。バローズの安全がかかってるのは確かです」とノクターンは言って、『不吉極まりないマナ!これは呪いなのか!?』とアーロンはまとわりつく鎖のような黒い気配を感じます。
「うっ・・うぐっ!」とアーロンは苦しみ、「僕を手伝うと誓いますか?それとも魔法にかかって沈黙しますか?」とノクターンは問うのでした。
第31話に続く>>
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全ては勘違いだった【第30話】の感想
アリスとエドの約束の詳細が明らかになりましたね。
アーロンは馬鹿正直で真面目なのだと思います。
ノクターンとアーロンの協力体制はしかれるのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第30話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。