その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。
交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。
メリッサは皇太子イアンに面と向かって、「私はあんたを愛してないわ」と言い放つのでした。
ここからは、その悪女に気をつけてください、の5話のネタバレになりますので、ご注意ください。
\随時更新中!/
その悪女に気をつけてください【第5話】のネタバレ
愛していない、とメリッサに言われた皇太子は鳩が豆鉄砲を食ったような顔で固まってしまいます。
イアンにとってメリッサが愛してくれるのは当たり前のことでした。
メリッサは18年間もの間、全身全霊でイアンを愛し、言葉と行動を示してきました。
けれど、それも今日で終わりだと主人公は考えます。
困惑するイアンにメリッサは「いつも下半身で愛を育んでいる殿下なら女心もご存知かと思いましたよ」と、冷たく言い放ちます。
顔を赤くするイアンにメリッサは「さっさと破断にしましょう」と続けます。
イアンは何も言いません。
この関係を続ける意味があるのかと、さらにメリッサは問い詰めますが、イアンはオロオロするばかりです。
早く婚約者という肩書きから解放してほしいと、怒りに熱くなった顔を仰ぎながらメリッサは考えます。
メリッサは、こんな脳みそツルツルの皇太子が即位したら国が滅びるとまで想像しました。
けれど、ようやく口を開いたイアンが言ったのは「ダメだ!婚約破棄は絶対に!」との拒絶の言葉でした。
たしかに、イアンはイケメンです。
けれど、もうポンコツにしか見えないとメリッサは考えます。
慈悲も好意もどこかに飛んでいった怒れるメリッサは、どうしてダメなのかとさらに詰め寄ります。
イアンは口籠るばかりで、具体的な返事をしません。
人をいらつかせる天才なのか、とメリッサは天を仰ぎました。
その頃浮気相手は?
そんな二人の後方で、浮気相手の女性は逃げるタイミングを測って様子を伺っていました。
さぁ、逃げようと移動を開始したところ、なんと蹴つまずいてしまいます。
彼女のぶつかったテーブルにはガラスの灰皿が載っていました。
その衝撃で灰皿は飛び、床に落ちて大きな音を立てました。
「殿下、どうなさいました!?」
音が立つとほぼ同時にドアを開けて入ってきたのは、外で控える二人の兵士でした。
皇太子は浮気相手の彼女を気遣い、兵士の一人はイアンの安全を確認します。
状況を把握できず混乱するメリッサの手を掴んだのは、もう一人の兵士でした。
「毎回このような騒ぎを起こされては困ります!」と怒る兵士の顔を見て、反抗しかけたメリッサはふと考えます。
粉々になったガラスの灰皿、声を荒げていた私、いつのまにか泣いている女、そして悪女のせいで疲れ切っている気の毒な皇太子。
いままで、応接間でイアンの浮気相手に散々暴れていたのはメリッサの方でした。
今回も同様だと、誤解されているのだろうとメリッサは悟りました。
背後から暴れないように押さえつけられるメリッサですが、それでも言い訳をしようと試みます。
しかしその言葉は、皇太子に泣きつく浮気相手の声にかき消されてしまいました。
怖い思いをさせてすまなかった、と浮気相手を抱きしめるイアンを見て、メリッサは呆れ顔です。
全員がグルで、メリッサを悪女に仕立て上げるこの状況で味方はいないと悟ります。
暴れても疲れるだけだとメリッサは抵抗を諦めますが、最後にイアンを睨むのは忘れませんでした。
メリッサの視線のびくつくイアンを見て、結局イアンは一言も謝っていないとメリッサの怒りは再び燃え上がります。
「絶対に…許さないんだから!」と、最後にメリッサは叫んだのでした。
6話に続く>>
\随時更新中!/
その悪女に気を付けてください【第5話】の感想
何をしても愛してもらえると、なんの疑いもなく思える皇太子に驚きました。
これはなかなか手強そうですね。
何を言ってもなかなか話が進まないイアン相手に、メリッサがあの手この手で話を進めようとする努力が涙ぐましいです。
城の兵士からメリッサがどう思われているのかも明らかになり、悪女の評判が具体的になってきました。
メリッサ望んで悪女になったのではなく、悪女と評価されるようになってしまった背景が見えてきましたね。
婚約破棄をできたとしても優雅な貴族生活にはまだまだ遠そうです。
絶対に許さないと決意したメリッサは、次はどんな行動に出るのでしょうか。
今後に注目したいです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第5話のネタバレと感想をご紹介しました。
「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね!