その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。
交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。
珍しく迎えにきたイアンに、メリッサはイケメン美男子ナインと腕を組んで挨拶をしました。
ここからは、その悪女に気をつけてください、の第17話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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その悪女に気をつけてください【第17話】のネタバレ
ナインを見つめるイアンの表情は強張っています。
それを見てメリッサは、どうよ少しはビビった?、と不敵な笑みを浮かべました。
お迎えだなんて嬉しい限りですわ、とメリッサが言うと、そうか、と気まずそうにイアンは答えます。
そしてとてもイアンは言いにくそうに、どちら様だい?、とナインを指差してメリッサに聞くのでした。
気にしなくても大丈夫ですよ、とメリッサはにこやかに皇太子に答えます。
私のパートナーなだけなので、とナインの腕をぎゅっと抱きしめながらメリッサは笑いました。
パートナー?、と訝しげにイアンは言います。
そなたのパートナーはこの私だろう?と、やや汗をかきつつイアンはメリッサに確認します。
あら今まで一度も応じていただけなかったのに、とメリッサは軽やかに答えます。
過去の舞踏会での出来事をメリッサは思い返します。
メリッサを無視し、その目の前でこれ見よがしに他の女と踊る皇太子の姿と、それに何もいえなかったメリッサの悔しさがありました。
「だから気を使ってこちらもパートナーを探しておいたんです。そうでしたよね?」と、確認するようメリッサは問います。
皇太子は何か言い訳を言おうとしますが、うまく答えられません。
この機会に寵愛する他の方と踊られては?たくさんいるじゃないですか、とメリッサはさらに煽ります。
この間のリンダさんとか、と先日の浮気相手の名前を挙げれば、イアンは更に汗をかいて答えられません。
では会場でお会いしましょう、とメリッサが去ろうとすると、待ちたまえ、とイアンがそれを止めます。
「馬車ならここにあるではないか!」と、イアンが背後の馬車を示します。
メリッサ曰く、華やかさを通り越してダサすぎる馬車がそこにありました。
皇室を象徴する双頭の蛇の装飾が付いたその馬車を見て、コテコテすぎて怖いつーの、とメリッサは嫌な顔をしました。
「お言葉ですが、私たち3人で皇室の馬車に乗るのは少し・・滑稽じゃないですか?」、とメリッサが言い放つと、イアンは固まってしまいました。
私はそんな気まずい場がとーっても嫌いなので、との言葉を最後に、口をあんぐり開けたままの皇太子にメリッサは背を向けました。
ついにやってやった!、と、立ち去りながらメリッサは悪女の笑みを浮かべました。
いい気味だわ、と先程の皇太子の顔を思い出します。
散々ナメやがって、と悔しさから一転した高揚感を噛み締め、嬉しすぎて顔に出てしまうと笑いを噛み殺します。
ふと、目の前に待つ御者がすごい固まった顔でこちらを見ていることに気付きました。
皇室で騒動を起こしたときも、ナインを拾ってきたときも、そういえばこの御者だったことをメリッサは思い出しました。
またお前かい、と反射的にメリッサは内心でツッコミを入れ、無言で馬車にナインと乗り込みます。
いつも何を考えているんだろう、と御者は疑問を抱え、素が出る時に限っていつもいるんだから、とちょっとメリッサは焦りました。
ともあれ、これからが本番、とメリッサは気合を入れ直します。
会場に入った瞬間イアンに復讐のコース料理をたらふく食わせてやる、と誓うのでした。
グヘヘ、と期待と興奮に奇怪な笑い声を浮かべ続けるメリッサを眺めて、お嬢様大丈夫かな、とナインは密かに心配するのでした。
会場に到着したメリッサは?
煌びやかな会場には、それに負けない華やかな人々が集っていました。
想像以上ね、とメリッサはほくそ笑みます。
ヒソヒソ、チラチラ、と、あからさまに人々がメリッサを見てきました。
公爵は参加していないし、公爵令嬢は婚約者ではない謎のイケメンと会場に現れたのですから、注目の的です。
公爵家の馬車の後ろについてくる皇室の馬車は、道中でも注目の的であり、ホント見ものだったとメリッサは嬉しそうです。
連れの男を可愛がり、皇太子をフルシカトするこの状況は、他の人たちから見たら泥沼ドラマそのものに見えるでしょう。
メリッサとイアンをよく知る貴族たちですら赤の他人のフリをしています。
3人の周りをハイエナのようにグルグルしながらも、誰も近寄ろうとしません。
脳みそをフル回転させながら、この状況を打開すべくイアンは考え込んでいるようでした。
そして思いつき、「楽団よ!演奏を始めたまえ!舞踏会は踊らないと」と、声高々にイアンが告げることで、打開策で舞踏会は本格的なスタートを切りました。
その意図バレバレのイアンの命令で、3人の周りをウロウロしていた参加者たちがそそくさと去って行きました。
そんなに気になるなら堂々と見たらどう?、とメリッサは余裕の表情で参加者たちを見ていました。
メリッサ、と、そんなメリッサの前に冷や汗を浮かべたままの皇太子が手を差し出しました。
見下すようにイアンを見て、メリッサははっきりと「断りますわ」とダンスのお誘いを切って捨てるのでした。
第18話に続く>>
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その悪女に気を付けてください【第17話】の感想
メリッサが生き生きとしていますね。
調子に乗った時はいつも、あの御者に遭遇してしまうのに笑ってしまいます。
皇太子が打って変わってメリッサの機嫌を取ろうとする姿と、それをバッサリと切って捨てるメリッサの対比が際立ちますね。
メリッサ優位で始まった舞踏会ですが、そのまま無事に終えることができるのでしょうか?
次が楽しみですね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第17話のネタバレと感想をご紹介しました。
「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね