全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
アーロンが血を吐いたために人を呼びに行こうとしたドルーアでしたが、聖水の存在を思い出します。
ここからは、全ては勘違いだった、の第15話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第15話】のネタバレ
『ノクターンが聖水って言ってた、聖水は大概の傷や疾患に効果がある』とドルーアはノクターンが持ってきた聖水を手に取り、「アーロン、これ・・」と示します。
「聖水ですね。そんな大きな瓶は初めて見ます」とアーロンは言って、「本物かどうかは分かりませんがノクターンが持ってきたもので・・」とドルーアは言います。
「本物でしょうか?」と言うドルーアに、「僕が確認してみます」とアーロンは水差しを手にしてその水を飲み込みました。
「なんてことを!本物かどうかも分からないんですよ!」と驚いて怒るドルーアに、「ハハ・・」とアーロンはすまなそうに笑います。
飲んだアーロンに異常はないようであり、聖水は本物のようでした。
一息ついた2人はソファに並んで座り、どっと疲れを感じていました。
「すみません、ドルーア。あなたがエドガー公爵について話したこと、全部は信じていませんでした」とアーロンは謝罪し、「私も悪いので気にしないでください。私が解決する問題なのに、あなたを盾にして言いたい放題言って結局あなたを傷つけてしまったんです」とドルーアは申し訳なさそうに答えます。
「僕自ら進んでしたことです。それから・・今日以降もずっと守ってあげたいです。さっきは全然頼りになりませんでしたが」とアーロンは笑い、「あはっ。今の言葉は・・プロポーズに聞こえますよ。じゃあ本当に結婚して守ってくれますか」とドルーアはからかいます。
「ええっ?」とアーロンは真っ赤になり、「あなたがそう望むのなら」と答えます。
アーロンの本音
「冗談ですよ!それにあなたには愛する人がいるじゃないですか」とドルーアが慌てると、アーロンは目を逸らして「彼女のお墓を見に行って、もう半年が経ちました。当時は他の人との結婚なんて考えることもできず、受け入れることもできませんでした」と言います。
『アリスもリモランドに来てもう半年経ったわね』とドルーアは考えます。
「一生結婚なんかできないと思ったのですが・・。ドルーア、あなたが好きです。友達として。恋人としての愛ではありませんが。あなたを守りたい気持ちは本当です」と、顔を上げて再び向き合ったアーロンは告白します。
「政略婚でも相手によっては人生の伴侶になれると思うんです」とドルーアが言えば、「ってことはプロポーズを承諾するという意味ですか?」とアーロンは問いかけます。
ドルーアはアーロンが嫌いではありませんでしたが、すぐに「はい」と受け入れることができる気分でもありません。
『アーロンが愛する人はアリス。そして「アリス」の心の中にも「エド」がいるかもしれない』とドルーアは考え、「アーロン、その前に話しておきたいことがあります。アリス・リモラン」と名前を口に出します。
その名前を聞いたアーロンは「はい!?」と驚き、「あなたがアリス・リモランドを避けてる理由を教えてください。会うのを恐れているような・・」とドルーアは尋ねます。
再びアーロンは顔を背けて立ち上がり、ドルーアに背を向けて答えません。
『もう分かってるんでしょ、アーロン!あの子があなたが愛してるその人だって』と、ドルーアはその態度の確信します。
「・・別の人です。名前が同じなだけで・・お墓まで見ました」とようやくアーロンが振り返って言い、「死んだ人が生き返ってリモランド公爵家の令嬢になるなんて・・!」と叫びます。
アーロンは、信じたい気持ちと信じられない気持ちが未だ葛藤しているようでした。
「その話はもういいです。プロポーズの返事を頂けますか?」としゅんとしたアーロンを見て、『私にはアーロンとの婚約が必要だわ。ノクターンに片思いしてアリスを暗殺しようとしたっていう濡れ衣を着せられないためには』とドルーアは考えます。
アーロンとの結婚も悪くなんじゃないかと気持ちは傾き、『ノクターンが怖い。私の最期が原作のようになってしまうのが怖い。守ってくれるっていってるじゃない。結婚してくれるって言ってるじゃない』とドルーアは目をつぶります。
けれど、ドルーアは決めました。
「ごめんなさい、アーロン。やっぱりできません」とドルーアはきっぱりと断ります。
ドルーアの決意
アーロンに対する罪悪感、友達のアリスへの愛、自身のプライドなど、様々な要因がドルーアを思いとどまらせました。
「えっ?ですが・・」とアーロンは意外そうな顔をしますが、「でも、結婚してくれると言ってくれてありがとうございます。こんなことを冗談にしてごめんなさい」とドルーアは謝罪します。
「あ・・こちらこそ・・婚約を破棄すると言っておいてまたプロポーズしてすみません」と、ドルーアの毅然とした態度を見てアーロンも引くのでした。
「アーロン、あなたが知らんぷりし続ければアリスは本当にノクターンと結婚するかもしれませんよ」とドルーアが脅しても、「ドルーア、さっきも言いましたが・・」とアーロンはまだ認めません。
「そうです。違う人だって」とアーロンの言葉を補いながら、『アーロンにアリスを初恋の人だと認めさせるのは諦めた』とドルーアは思います。
「でもアリスは私の友人です」とドルーアは言って、『その代わり、あなたに私の友人紹介するわ』と作戦を変えることにしました。
アーロンは渋い顔をします。
「あなたの初恋ではなく私の友達のアリスに。逃げないで」と、赤面して固まるアーロンにドルーアは釘を刺します。
「・・わかりました」と観念するアーロンに、「そしてずっと私を好きでいてください。勿論友達として」とドルーアは笑い、「はい、ドルーア」と赤い顔のままアーロンは応じます。
ノクターンの帰宅
帰宅したノクターンはふらふらとしており、まだ荒い息を吐いていました。
咳き込めばまだ吐血します。
『体調が悪い状態で魔法を使うと後遺症が・・』とノクターンは血がついた手を見つめます。
『バカなマネをしてしまった。調子が悪いと知りながら、アーロン・クレイモアが来たと聞いてつい反応してしまって。あいつはバローズの婚約者だ。2人はこれから長い日々を共にするだろう』とノクターンは現状を考えます。
ノクターンはチリンと鈴を鳴らして使用人を呼ぶと、「トロールの血を持ってこい」と命じます。
第16話に続く>>
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全ては勘違いだった【第15話】の感想
聖水は本物だったようで、やはりドルーアを心配して持ってきたのですね。
アーロンはなかなか往生際が悪いですが、ドルーアのが一枚上手です。
ノクターンはトロールの血を何に使うのでしょうか。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第15話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。