お嬢さんの執事は、ピッコマで配信されている原作HA YaeJi・漫画cheomjiの作品で、お気に入りの小説の主人公・シャルロッテになってしまった夢莉が、お気に入りのキャラクターであるランスロットを死なせずに幸せにするため奮闘する恋愛漫画です。
勝った方の願いを聞くことをかけて剣術の練習試合を行った夢莉とランスロット。
勝利したランスロットは「僕と婚約してください」とお願いしてきて……
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お嬢さんの執事【9話】のネタバレ
ランスロットの突然すぎるお願いの内容に呆然としてしまう夢莉。
「あぁ、ごめん。私どうやら聞き間違えたみたい。婚約しようって言ったのかと思っちゃった…」と夢莉は笑って聞きなおしますが、「いえ、聞き間違いではありません。僕と婚約してください。シャルロッテお嬢さん」とランスロットはもう一度言いました。
夢莉の葛藤
ランスロットにときめきながら、夢莉はランスロットがちゃんと告白するという小説を読みながらずっと願っていた展開に心の中ではしゃいでしまうほど喜びます。
しかしすぐに「でも私は彼が思ってるシャルロッテじゃない…‼」と問題にぶちあたりました。
ランスロットの心からの告白は本当のシャルロッテに対するものなのに自分が受けていいのか、ランスロットに自分はシャルロッテじゃないと知られたり、後で本当のシャルロッテが戻ってきたりしたらどうするのか、夢莉は答えに迷ってしまいます。
ランスロットは夢莉の手を取ると、「僕の願いは大それすぎてますか…?」と言いながら自分の顔の近くへと持っていきました。
掴まれた手は温かく本当にランスロットと一緒にいるのだと夢莉は実感でき、ランスロットの目を見つめていると頭の中でグルグルと悩んでたことが消えていくのを感じます。
今あるどんな壁も消えていくような気持ちになり、夢莉は「シャルロッテが戻ってきたとしても恋人になったランスロットと一緒に過ごしてみれば、きっと彼のひたむきな気持ちに気付くはず。そうすれば自然にお互いがハッピーになれるわ」と考えました。
それにせっかく小説の中に入ったからには、推しのランスロットと楽しい思い出を作りたいという願望に理屈は勝てませんでした。
婚約を受けようと決意したところで、「そんなに難しく考える必要はありませんよ」とランスロットは言います。
ランスロットの言葉に夢莉が戸惑っていると、「僕が言ったのはただ形式的にってことですよ」とランスロットは続けました。
ランスロットの説明
「それどういう意味…?婚約を形式的にってどうして?」と夢莉が聞くと、ランスロットは笑みを浮かべます。
夢莉は笑ってごまかすことを不服に思いつつ、ちょっとホッとした気持ちになりました。
「ベスティーア公爵以外の人を好きになったと聞いたとき本当に驚きました。そしてその方とお嬢さんの身分の違いがあることにも…」と笑いながら話すランスロットに、夢莉はなぜか嫌な寒気を感じます。
「ランスロットもしかして嫉妬してる?」と思ったことをつい口に出してしまい、夢莉はシャルロッテとあまりに違いすぎると慌てます。
「ごめん、今のは失言…」と言いかけたところで、ランスロットは「…そうです。嫉妬…です」と目を伏せながら答えました。
「ランスロット!あなたどうしちゃったの⁉今までシャルロッテに対してこんなふうに言ったことなかったじゃない!」と夢莉は嬉しさで軽く混乱します。
「長い間、大事にお世話してきたお嬢さんにそういう気持ちになるのも当然でしょう。誰かは知りませんがお嬢さんの心を奪うなんて運のいい奴です。シャルロッテお嬢さんのような人は他にいませんから」ともじもじしながら話すランスロット。
「それが自分のことだなんて本当にこれっぽっちも思ってないのね…」と夢莉は少し悲しくなります。
「僕と婚約することはお嬢さんにとって悪いことではありません。お嬢さんが愛するその人にとっても。どういうことか今からご説明いたします」とランスロットは言いました。
身分違いの恋に落ちた人はみんな全てを投げ捨てるけど結局は不幸な結末を迎えてしまうから、そうならないように一族をしっかり立て直してから愛する人と堂々と連れてくればいい。
ランスロットが魔塔の主としてレイナウトと婚約したと言えば一族の再建はより強固なものになり、もともとティエリスが魔法を排除したのも強さを恐れていたからなので、魔法のトップである魔塔がレイナウトのバックについていれば誰も下手に手出しすることはできない。
無事に一族が復活したら婚約は破棄にして、愛する方を連れてくればいいとランスロットは説明しました。
「その後もお許しいただけるのなら僕はお嬢さんのお傍で見守っていますから、不満があってもそれを言える相手は僕以外にいないでしょう?」と続けたランスロットに、夢莉はため息を吐きます。
夢莉はランスロットの腕を掴み「本当にあなたはそれでいいの?シャルロッテ…私のためにそこまで犠牲になって利用されて用が済んだら引き下がるなんて、それでもいいって言うの?」と問いました。
「そんなことしたって自分にとっていいことなんか何一つないじゃない…」と夢莉は心配そうな顔でランスロットを見上げます。
「いいんです。お嬢さんがご心配なさるほど僕は弱くありませんよ」と言いながらランスロットは夢莉の手を自身の腕から離しました。
「私はあなたに失望してほしくないの」と夢莉は視線をランスロットから外します。
「…心配しないでください。お嬢さんの幸せこそが僕の幸せなんですから」と微笑むランスロットに夢莉は何も言い返せず、自分だけを見つめる瞳に何でもしてあげたくなりました。
「…わかったわ。その願い聞いてあげる」と夢莉は婚約を受け入れました。
婚約の手続き
夜、部屋に戻った夢莉は「ところで婚約ってどうするつもりなの?」とランスロットに聞きました。
ランスロットは夢莉の髪を丁寧に櫛で梳きながら、「まずは魔塔の印章を押して正式な婚約を知らせる手紙を皇宮に送ろうと思います」と答えます。
「皇宮…その次は?」と夢莉が聞くと、「気になりますか?」とランスロットは笑みを浮かべました。
ランスロットの冷たい目つきに何をしようとしているのか不安を抱きつつ、「別に気にならないわ」と夢莉は聞くことを止めました。
「焦らずに待っててください。しっかり準備しますから」と言うランスロットに、自分が知らない展開になって少しの怖さも感じつつ「待っててあげなきゃ」と夢莉は思いました。
数日後、華やかなドレスを身にまとった夢莉と式典用の服を着たランスロットがティエリス皇宮に訪れました。
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お嬢さんの執事【9話】の感想
シャルロッテとしてではありますが、夢莉がランスロットと婚約できて良かったです。
しかし、シャルロッテの中身は夢莉だと知っているランスロットには、夢莉に話した建前とは違う目的がありそうで、現状では素直に喜びにくくもあります。
この婚約が今後どういう展開を迎えるのか今後も楽しみです!
まとめ
今回はピッコマで配信されている「お嬢さんの執事」の9話のネタバレと感想をご紹介しました。
「お嬢さんの執事」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれませんので、応援していきたいですね