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その悪女に気を付けてください【第44話】のネタバレ・感想|ピッコマ

その悪女に気をつけてください ネタバレ

その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。

交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。

メリッサは森に隠れていた弟ジェイクに魔法をかけて、小さく可愛い白兎の変身にさせてしまうのでした

ここからは、その悪女に気をつけてください、の第44話のネタバレになりますので、ご注意ください。

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その悪女に気をつけてください【第44話】のネタバレ

『どうして・・いったい何が』と、白兎になってしまったジェイクは森の狼から逃げ回ります。

「私の可愛い弟ちゃ〜ん!どこにいるの〜?」と、馬に乗ってそれを追うのは姉のメリッサです。

ジェイクは物陰に隠れて恐怖で震えながら、『どうなってんだ!!』と混乱するのでした。

狩り大会の始まり

ラッパの音を合図に、狩り大会は開始されました。

ヒロインのユーリは、飛び出していく参加者たちではなく、メリッサが乗る予定の馬を眺めていました。

馬の周りで侍従達がメリッサを待っているのが見えます。

『まだ来ない・・。まさか魔法に失敗したとか?』と嫌な想像にユーリは顔を曇らせます。

メリッサの計画

それは狩り大会の1ヶ月前のことでした。

メリッサはユーリに、魔法を使いたいと相談したのです。

ユーリは、メリッサのミジンコくらいの魔力では、無理矢理魔法を使えたとしても、その後一生魔法を使えなくなると説明しました。

しかしメリッサは、今もないに等しい魔力だから変わらない、と引き下がりません。

「頼みますよ、ユーリさん。ダメですか?頼れるのはユーリさんだけなんです」と少し寂しそうに笑うメリッサを見て、ユーリは思わずときめいてしまうのでした。

「・・わかりました!力になれるなら手伝います!1時間は魔法を維持できるようにしてみせますから!」と力強くユーリは宣言し、「うわ〜!天才魔術師カッコいい!」とメリッサは喜んだのでした。

ユーリの出番

「レディ・ユーリ。出発のお時間です」と話しかけられて、ユーリは今に意識を戻します。

魔法で動く木馬に跨ったユーリは、キョロキョロしながらゆっくり移動を開始しました。

そして、視線の先で走ってくるメリッサを見つけて「メリッサ様こっちです!」、と嬉しそうに声をかけます。

「あれ?ユーリさ・・ん、・・なんで、まだここ・・に」と、息を切らせたメリッサが不思議そうに尋ねます。

メリッサは、ユーリはとっくに出発したものだと思っていたのです。

「なんでって!心配しましたよ!その・・うまくいきました?」とユーリが尋ね、「それが・・思ってたよりラッパが早く鳴ってしまって。ここから結構距離があって遅れちゃいました。でも・・」と言ってメリッサは力強く親指を立てます。

うまくいったことがわかり、ユーリは嬉しそうに笑うのでした。

「そこから出発すればいいのに、どうしてわざわざ戻ったんですか?」と尋ねるユーリに、「狩り大会は馬に乗らないと!じゃなき格好つかないし。お尻を犠牲にして短期間で乗馬をマスターしたのもこの日のためなんですから」とメリッサは胸を張って答えます。

「では息を整えて私についてきてください。作戦通りに待ってますね!」とユーリが笑って言うのでした。

メリッサの乗馬

メリッサが乗っている黒い馬は、ハラグロという名前でした。

名前の由来は真っ黒な馬だったからですが、ポジェブラト家の馬の中でも最も性格が悪いと有名であり、メリッサは練習中に何度も落馬したのでした。

「ちゃんと力になってくれたら、ジェイクの髪の毛齧らせてあげる」とメリッサが言うと、ハラグロは鼻息荒くやる気を出します。

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メリッサが出発のために侍女のヨナたちに声をかけようとしますが、それを待たずしてハラグロは猛スピードで走り出してしまいます。

勢いが良い上に乗り手が枝にぶつかろうと構わず走り続けるハラグロに、「ハラグロォオ!!止まれこのバカ!!」と、メリッサは叫ぶのでした。

メリッサの暴走

ヨークシャー公爵家の長男は、ブツブツとメリッサに対する愚痴を言いながら馬に乗って移動していました。

メリッサに言い負かされたのがよほど気に入らないようでした。

「いつか絶対痛い目に遭わせてやる」とグチグチ言っていると、後方から何か大型の生き物が走ってくる音がしました。

『巨大な獲物か?狩りは苦手なんだけどな・・』と様子を伺っていると、「どけぇえ!!どいてって!!」とメリッサが飛び出してきました。

「レディ・メリッサ!?」と呆気に取られ、その悪魔のような気迫と威圧感に『あれがレディだと?あれのどこがか弱いレディだよ!!』と慄きます。

実際のメリッサは、言うことを聞かずに爆進するハラグロの上で四苦八苦していただけですが、側から見れば鬼気迫る勢いで馬を駆る猛者に見えていました。

風のように駆け抜けて行ったメリッサを見送った一軍は、その迫力に気圧されて固まるのでした。

ジェイクの視点

『いったい何がどうなってるんだ』と、白兎になったジェイクは泣きながら走っていました。

『いつものようにユーリを見守るため・・いや、守るために彼女についてきただけなのに』とジェイクは考えます。

『あの女がいきなり魔法で俺を・・!あいつがこんな魔法をかけられるはずがないのに。何が起きてるんだ』と、あの時の見下すようなメリッサを思い出して、ジェイクは震え上がります。

「あ〜!み〜っけ!」とメリッサの声が聞こえて、立ち止まっていたジェイクはまた逃げ出しました。

『正直油断してた』とジェイクは反省します。

「こっちにおいで〜、ひとりだと危ないでしょ」と、優しい声ではありますが、馬を駆って追いかけてくるメリッサは恐怖の塊でしかありません。

『変なことを言いながら狂った馬を乗り回すほどヤバい奴だとは思ってなかったから!メリッサってあんなにデカかったっけ!?』とジェイクは怯えながら逃げ続けます。

『さっきからずっと追いかけてくる狼はさほど怖くない。逃げ切る自信はあるし、どうせ獣だから』と、狼を避けながらジェイクは走り続けます。

「ここは怖い狼と狩人だらけよ!私が守ってあげるからこっちにおいで!」と笑顔でメリッサが馬上から声をかけます。

『けどあの女は・・。ふざけるな!一番怖いのはお前だよ!』と、ジェイクは振り返らずに一心に走ります。

『いくら逃げても、狼をまいても、どうしてずっと追ってくるんだ!』とジェイクは怯え、追いかけるメリッサはニタリと笑うのでした。

第45話に続く>>

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その悪女に気を付けてください【第44話】の感想

兎になったジェイクは可哀想ですが、とても可愛らしいですね。

メリッサは何でも全力で努力していて、応援したくなります。

ハラグロはなかなか扱いにくそうですが、メリッサはよく乗ってますね。

メリッサはどうやってジェイクを正確に追いかけられるのでしょうか。

次の話も気になりますね。

まとめ

今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第44話のネタバレと感想をご紹介しました。

「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。

他の漫画配信サービスでは読めません。

今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。

応援していきたいですね。