その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。
交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。
メリッサは公爵に「金、好きですか?」と提案するのでした。
ここからは、その悪女に気をつけてください、の第60話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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その悪女に気をつけてください【第60話】のネタバレ
本来、読み終えた小説の世界に憑依するのは楽であり、思うがままにする王道のストーリーは人気です。
しかし、どうやらメリッサが憑依したこの世界は違うようでした。
知っている金の鉱脈があると言うメリッサの話に、公爵は驚きます。
その金鉱脈は、本来なら来年の春にピーコックが見つけて、ヒロインのユーリに結婚祝いとして贈るものでした。
「金鉱の場所に印をつけたのでそこに坑夫を送ってください。頼みます。そっちに人脈がないもので」とメリッサが言えば、「人脈なんてありましたっけ?」とメイドのヨナが辛辣にも囁きます。
『ミゼン事件の時に報酬をかなり上乗せしたせいかやたら図に乗って・・。聖物代を高くしすぎたかな』とメリッサは思います。
しかし、そもそもヨナがどこから聖物を持ってきたのか結局メリッサは知りませんでした。
メリッサが払った謝礼金の何倍もする価値が聖物にはあり、そんなことができるヨナの正体は、メリッサにも正確に把握できてはいません。
そんなメリッサとヨナのやりとりを見つつ、公爵はため息をつきます。
「・・そうだな。では確認後に開発を進めよう。開発にはかなりの時間がかかるはずだ」と公爵は言ってメリッサの話を受け入れ、どうしてそんなことを知っているのか尋ねもしません。
干渉されない方が楽で良いと、そんな公爵にメリッサも何も言わないのでした。
メリッサの記憶
メリッサの頭の中には、憑依前のメリッサの幼い頃の記憶が残っていました。
娘に無関心な公爵を父親と思えるはずもなく、「私は愛されたい」と大人になってからもずっと願っている記憶です。
元のメリッサはあっけなく、身体を今のメリッサに明け渡しました。
「今みんなに呼ばれてるのは、私じゃなくてあんたよ」と言う夢の中の幼いメリッサは寂しげに見えました。
金鉱の話をすんなり受け入れた公爵は、娘を信用しているようにも見えました。
しかし今のメリッサは、周りの人たちにどう思われようと、よほどのことがない限り公爵を父親とは認めないつもりでした。
『これ以上考えるのはやめよう』と、メリッサは公爵についての思考を止めます。
部屋に戻ったメリッサは、「ナインは出張中だっけ?なら先にふたりに話すね。お願いしたいことがあるの」とヨナとヘイニーに話すのでした。
メリッサとカルティーナ
「剣は斬るものであって叩きつけるものではありません!」とカルティーナはメリッサに叫び、「あの・・相手さえ倒せればなんでもよくないですか?」とメリッサは尋ねます。
カルティーナはメリッサの新しい剣術の先生であり、元近衛兵団の女性です。
「いいえ。このままですと近衛兵団には入れませんよ!」というカルティーナに、「え?騎士団に入る?もしかして公爵・・様がそう仰いました?」とメリッサは問います。
「あ・・そういうわけでは・・。レディが剣術を始める一番の理由が大体それですから・・」とカルティーナは申し訳なさそうに答えます。
「そうなんですね。私は違います。ただ剣術が好きなのと、役に立つことも多いのでやってるんです。なので実践で使えるような技を中心に教えてください。訓練内容は専門家の師匠にお任せします」とメリッサが言うと、カルティーナは驚いたような顔をします。
「・・申し訳ありません!」とカルティーナは頭を下げて謝り、メリッサが今度は驚きます。
「剣術を習う理由を勝手に決めつけてしまったから・・」と言うカルティーナに、「構いませんよ」とメリッサは言いますが、カルティーナの気は済まないようです。
カルティーナ自身も、名誉欲しさに騎士団に入ったと言われた過去があったのでした。
謝り続ける姿が真面目なナインそっくりだとメリッサはちょっと呆れ、「これから考えを改めればいい話でしょう?私は女性に寛大なので気にせず訓練の続きを。剣で人を叩いちゃいけない理由もまだ納得できてないし」と告げます。
カルティーナはそれを聞いて笑顔になり、「本当は叩いても構いません」と答えます。
「えぇ?なら嘘をついた罰として、賭けでもしましょう。私が勝ったら師匠が騎士団を辞めた理由を教えてもらいます」とメリッサは剣を構えます。
「いいでしょう。なんでも答えますよ。勝てればですけどね」とカルティーナは剣を構え、『どう見ても借りを作るのは嫌いなタイプだ』とメリッサは推測します。
『やめた理由なんて気にならないけど、少し図々しいくらいの賭けがお互い楽だからね。私もこんなことで借りなんか作りたくないし、この対決でいい関係を築けるのなら安いもんよ!』とメリッサは考えていました。
「いきますよ!」の掛け声でお互いの剣を打ち合わせるのでした。
第61話に続く>>
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その悪女に気を付けてください【第60話】の感想
ヨナの正体は相変わらず謎ですね。
メリッサの公爵に対する想いは、受け継いだ記憶も相まってなかなか複雑なものがありそうです。
新しく出てきた剣の師匠もなかなかキャラ立ちした方のようです。
メリッサが侍女たちにしたお願いがどんなものなのか、次の話も気になりますね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第60話のネタバレと感想をご紹介しました。
「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。