その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。
交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。
金鉱をピーコックを占領されてしまったメリッサでしたが、公爵家に回し者がいると指摘するのでした。
ここからは、その悪女に気をつけてください、の第62話のネタバレになりますので、ご注意ください。
\随時更新中!/
その悪女に気をつけてください【第62話】のネタバレ
メリッサは以前から公爵家に回し者がいると推測していました。
回し者が金で抱き込まれたのか、元からピーコックの味方だったのかは定かではありません。
メリッサがそう推測した理由は、今までピーコックがあまりにも静かだったからです。
前回の対決で、メリッサはピーコックのプライドに全治三週間の傷を負わせました。
しかし、普通の人でも激怒するほどの出来事だったにも関わらず、ピーコックはその後何もしてきませんでした。
『一応は男主人公のうちのひとりだし・・何もしなくても私たちの状況は把握してるはず』とメリッサは考えていました。
一度のチャンスを虎視眈々と狙い確実に仕留める、それこそがピーコックが富豪になれた秘訣でした。
「証拠がなかったから確信を得るために罠を仕掛けたの。金鉱っていうのはじつは嘘なのよ」とメリッサは説明します。
そこはナインが何日もかけて探し出した場所であり、メリッサとナインしか知らない場所でした。
なのにピーコックが率いる貿易商「クジャク」はすぐにそこを占拠し始めました。
つまり金鉱の話をした食事の時間に回し者がいたと考えられます。
今ここにはナイン、ヨナ、ヘイニーがいます。
あの場にいた使用人で今目の前にいない人物は1人だけでした。
それは、公爵付きの侍女のベリンダです。
「あんなに優しい人がそんなことするわけない!」とヘイニーは叫び、「・・回し者ってのは性格で選ぶものじゃないのよ、ヘイニー」とメリッサは言います。
「ではこの前の話も回し者をあぶり出すためのものですか?」とヨナが問いかけ、「いや、あれは今後のために言っただけよ」とメリッサは返します。
仲間外れのナイン
「この前の話とは・・?」とナインが口を挟み、『ナインに言うのすっかり忘れてた!』とメリッサは焦ります。
「・・ちゃんと言おうと思ってたわ!」とメリッサは言いますが、『完全に忘れてたよな』と使用人たちには見抜かれています。
「拗ねた?」とメリッサが問えば、「拗ねてません」とナインは答えます。
けれど、ナインはメリッサと目を合わせようとしません。
『こういう時は食べ物で機嫌を取るのが一番!』とメリッサは考えて、「美味しいもの奢ってあげる。だから機嫌直して?」と話しかけます。
「そういえばナインの好物ってなんだっけ。何でもよく食べるからわかんないや」とメリッサが言えば、「メリッサ様が買ってくださるものなら何でも好きです」とナインは言います。
メリッサはそんなナインを少しからかい、「話が終わったら食べに行こうね」と頭を撫でました。
「本題に入るわね。ナインにお願いしたいことがあって」とメリッサが言えば、ナインは張り切ります。
「ここ最近闇市で毒薬を買った人の中に『クジャク』か『ピーコック』と関わりのある人物がいないかを探して、その毒薬が何かを調べて欲しいの」とメリッサは言います。
「え・・?」とナインは戸惑い、「どうして私が、鉱山を奴に占拠させて回し者を追い出さないんだと思う?ピーコックが私を殺すよう仕向けるためよ」とメリッサは答えます。
ピーコックの「メリッサ暗殺計画」は小説にも出てきていました。
金銭面だけでもユーリに勝とうとメリッサは無理に事業を起こし、ピーコックに邪魔されて全て失敗するのです。
家名を汚すと非難を浴びたメリッサは、ピーコックとユーリを恨み、どうにかして邪魔しようとします。
ユーリに嫌がらせをするそんなメリッサが癪に障ったピーコックは、愛情がなければ殺しもしないという自分のルールを破ってまで殺そうとしました。
しかし、ユーリがピーコックを止めるのです。
「ユーリ、君は私に二度もルールを破らせたよ」とピーコックがタメ口で言ってメリッサの毒殺を諦めるシーンは、読者達の間で格好いいと注目の箇所でした。
『今考えたらただの生意気野郎じゃん』とメリッサは思い返します。
「もちろん本当に死にはしないわ。だからって未然に防止するだけってのもつまんないし」とメリッサが言えば、「メリッサ様」と小さくナインは抗議します。
しかし、「いい機会だもの!」とメリッサはそれに気づかず上機嫌で笑います。
物語の影響力が大きいこの世界では大人しくしていれば死ぬことはないとメリッサは判断していました。
しかしメリッサは大人しくしている気など全くありません。
『この機会にピーコックをユーリから引き離して、お金もちょっと貯めないと。公爵令嬢の暗殺未遂なんてかなりの重罪よ!』と、いいアイディアにメリッサはニヤリと頬を緩めます
今まで数々の不法行為をピーコックは金で解決してきましたが、今回ばかりは逃げられないとメリッサは考えていました。
多額の賠償金こそが、メリッサの目的です。
そのため、メリッサはピーコックを極限までイライラさせる気でした。
「ユーリさんに解毒魔法をお願いしたけど、何の毒を盛るかわかんなくてさ。だからそれを調べてちょうだい。現行犯で逮捕するには私が毒を」とメリッサが言いかけたところで、「メリッサ様」とナインが遮るように呼びかけます。
怒ったような、泣きそうな、そんな顔のナインを見て、『ん?あれ・・?』とメリッサは戸惑うのでした。
第63話に続く>>
\随時更新中!/
その悪女に気を付けてください【第62話】の感想
公爵付きの侍女が回し者のようですね。
金鉱が罠だとは思いませんでした。
メリッサはピーコックをまたやっつけるつもりのようですね。
ナインはお怒りのようですが、メリッサは弁解できるのでしょうか。
次の話が楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第62話のネタバレと感想をご紹介しました。
「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。