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その悪女に気を付けてください【第63話】のネタバレ・感想|ピッコマ

その悪女に気をつけてください ネタバレ

その悪女に気をつけてください、はSoda Ice原作、Berry脚色、Blue Canna作画のファンタジー漫画です。

交通事故にあった平凡な女子大学生の主人公は、恋愛小説「愛するアイツら」の悪女である公爵令嬢メリッサ・ポジェブラトに憑依してしまいます。

ピーコックを引っ掛けるための作戦を話すメリッサでしたが、ナインの怒ったような表情にメリッサは戸惑うのでした。

ここからは、その悪女に気をつけてください、の第63話のネタバレになりますので、ご注意ください。

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その悪女に気をつけてください【第63話】のネタバレ

「ユーリさんに解毒魔法をお願いしたけど、何の毒を盛るかわかんなくてさ。だからそれを調べてちょうだい。現行犯で逮捕するには私が毒を」とメリッサが言いかけたところで、「メリッサ様」とナインが遮るように呼びかけます。

怒ったような、泣きそうな、そんな顔のナインを見て、『ん?あれ・・?・・まさか怒ってる?』とメリッサは戸惑い、「うん・・」と答えます。

「毒だと知りながら飲むつもりですか?」とナインに問われて、「そう・・ね。多分、私のお茶に毒を盛るだろうから」とメリッサは答えます。

「何かあったらどうしようと?」とナインが問えば、「何もないに決まってるでしょ。ユーリの魔法は完璧だからね」メリッサは笑います。

「なんの毒かわかればどうってことないし。わかんなくても命を守る魔法があるって聞いたわ。だから本当に死のうとしてるんじゃなくて・・」と話しているうちに、『・・なんで私、言い訳してんの』とメリッサは気づきます。

「あなたは・・あなたはどうして・・」と絞り出すような声でナインは言って、メリッサはその握りしめる手が震えていることに気づきます。

「自分を大切にできないんですか。なぜ自らを危険にさらすのですか・・!」とナインは怒るような声で言いますが、『え?それは違うよ。私ほど自分を大切にしてる人はなかなかいないと思うけど』とメリッサは戸惑うばかりです。

『今回だってユーリの魔法に頼りきってるし、死なないって保証があるから実行するのよ?「人に頼りすぎ」って言われるのならまだわかるけど・・』とメリッサは考えていました。

「どんなに強くたって怪我を負ったり死んでしまうことだってあるんです!あなたは人間じゃないですか!メリッサ様・・僕は・・あなたのそんな姿を見るたびに自分の無力さを痛感します・・!」と俯いたままナインは訴えます。

しかしその言葉は、メリッサには自分を馬鹿にしているように聞こえてしまいました。

メリッサの気持ち

「待ってナイン」とメリッサは言って、『どうしてナインが打ちひしがれるの?』と理解ができません。

「私がやりたいようにするわ。頭は悪いけどそこまで馬鹿な真似はしないし。死なないって保証があるからやるんじゃない」と冷たい眼差しでメリッサは言って、『守らなきゃいけない「弱い人間」だから?』とガラス人形のような扱いに不満を覚えます。

「メリッサ様、僕は・・」と下げていた頭を上げてナインはメリッサを見ますが、続く言葉はメリッサに遮られます。

「ナイン。ナインに私を守る義務はない。むしろ私があなたを守るべきよ。雇い主だからね。自分の立場わかってる?あなたは執事、強いて言うなら友達よ」とメリッサは言い、ナインの表情が曇ります。

「だから責任は負わなくていい。自分が蒔いた種は自分で刈り取るわ。だから私を信じて楽に・・」と話しながら、メリッサは『・・つい熱くなっちゃった』と強く言いすぎたことを少し後悔していました。

すると、急に大きな椅子の音を立ててナインが立ち上がり、メリッサは驚きます。

「そうですかわかりました。でもひとつだけ・・前に言いましたよね。僕はメリッサ様がくださるお茶ならたとえ毒でも飲むと。でも・・メリッサ様には飲んで欲しくないんです」と話すナインは、泣きそうな顔をしていました。

『あ・・』と戸惑うメリッサを前に、「なぜなら僕は・・僕は・・」となにかを言いかけてナインは口を閉じ、立ち去ろうとします。

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「ナイン・・!」とメリッサが呼び掛けても立ち止まらず、「すみません。いかなる処分もお受けしますが、メリッサ様のお願いは聞けそうにありません。ゆっくりお休みください」とナインは部屋を後にするのでした。

メリッサの戸惑い

メリッサはナインが怒ったことが信じられませんでした。

「最近何かあったんですか?あの執事さんと」と剣の師匠のカルティーナがメリッサに尋ねます。

2人はまた訓練中でした。

「・・わかります?」とメリッサが問えば、「ええ、ものすごく」とカルティーナは答えます。

「いつもなら一戦交えるたびに駆け寄ってくるのに、今日は・・」とカルティーナは視線をナインに向けます。

ナインはそっぽを向いて遠いところに立っていました。

「昨日喧嘩した後からずっとあの調子なんです」とメリッサが言うと、「主が使用人を解雇すれば済む話なのにお嬢様はそうされないんですか?」とカルティーナは問いかけます。

解雇のことなど考えたこともなかったメリッサは驚きます。

ナインと春からずっと一緒にいたため、メリッサにとっていて当たり前の存在になっていたのです。

考え込む様子のメリッサを見て、カルティーナはニヤッと笑います。

「どうして怒っているのかわかりません。このままだと何も解決しないのに」とメリッサが言えば、「あら、女泣かせみたいなこと仰いますね」とカルティーナはニヤニヤするばかりです。

メリッサが「私を遊び人に仕立て上げないでくださいよ」と困ったように反論すれば、「いったい何があったんです?」とカルティーナが側に腰掛けます。

メリッサは詳細をぼかしながらカルティーナに昨日の出来事を説明しました。

戸惑うカルティーナ

話を聞き終えたカルティーナは暗い顔をして、「あの・・お嬢様・・。鈍感だってよく言われませんか?」とストレートにメリッサに問います。

『鈍感!?察しが良いと言われたことはないけど、かといって鈍感だとも言われたことないよ!?』とメリッサはショックを受けました。

「それでナイン様が怒ったのか・・あらま・・可哀想に・・」とカルティーナはため息をついて、「どうしてナインに同情するんですか!?」とメリッサは困惑します。

「難しくて考えないでください。ナインさんはお嬢様を心配してるんです」とカルティーナは言いますが、「それは私もわかってます。でも私を心配する理由なんてあります?師匠もお分かりの通り私は弱くないし」とメリッサは反論します。

「弱いから心配しているのではなく、その強さゆえに無謀なことをするからですよ」とカルティーナが説明すれば、「それって怒るようなこと?ナインが怒ることなんて滅多にないのに」とメリッサは疑問で一杯です。

『お嬢様はまだ気づいていないんだ』とカルティーナは気付き、どうすればメリッサが気づけるかと思案します。

直接見せるしかないと思い付いたカルティーナは、「さあ立ってください。時間がもったいないから訓練の続きを!」とメリッサに言い渡します。

「おしゃべりを始めたのは師匠でしょう・・!」とイラつく様子を見せるメリッサに対して、カルティーナはにっこり笑います。

「・・本気でいきますから」メリッサが言えば、「喜んで。受けて立ちましょう!」とカルティーナは斬りかかるのでした。

第64話に続く>>

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その悪女に気を付けてください【第63話】の感想

ナインとメリッサの想いは相変わらずすれ違っていますね。

メリッサはなんでも一人でやり過ぎると確かに思います。

まさかのカルティーナがナインとメリッサの仲介をするとは予想外です。

次の話も楽しみですね。

まとめ

今回は、ピッコマで配信されている「その悪女に気をつけてください」の第63話のネタバレと感想をご紹介しました。

「その悪女に気をつけてください」は、現在のところピッコマでの独占配信です。

他の漫画配信サービスでは読めません。

今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。

応援していきたいですね。