全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
アーロンがお茶会に参加する意思があることを知り、ドルーアはアリスも参加すると知らないのだろうかと不思議に思います。
ここからは、全ては勘違いだった、の第8話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第8話】のネタバレ
『急いで手紙を出したからアーロンにアリスの話をするのを忘れちゃった。アリスも来るけどそれでも行く?って聞くのは今更おかしいよね』と、ドルーアはアーロンからの手紙を持って悩みます。
ドルーアはアリスにもお茶会に関する話を確認するために手紙を送っていましたが、まだ返事がありません。
「アリスから返事は来てない?」と侍女に聞けば、「リモランド令嬢様は体調不良でしばらくエルンハルトに療養に行かれたようです」と侍女は答えます。
エルンハルトは、アリスがリモランド家の令嬢だと知らなかった時に住んでいた領地でした。
アリスの子供の頃の話は、皆には秘密の事柄です。
リモランド公爵家にアリスが引き取られた時、「アリスは別荘で療養していたが元気になって首都に戻った」と、皆に紹介されていました。
リモランド公爵家は元々内部の事情を表に出さない家だったので、疑われることもありませんでした。
なのでアリスが元々モメント男爵家にいたということを知っているのは、リモランド公爵家とモメント男爵家以外ではドルーアだけでした。
エルンハルトは首都からだいぶ離れており、ドルーアはアリスを心配します。
「目的地は内緒だから、お嬢様にだけこっそり伝えるよう言われました」と侍女は言います。
『そこに行けばアリスを知って人もいるのに、変装でもして行ったのかな?』とドルーアは考えます。
「それから、お嬢様から借りたショールを返して欲しいとも言われました」と侍女がショールを取り出し、ドルーアはショールを貸したことを思い出します。
ショールを受け取ったドルーアは、中に紙が仕込まれていることに気付きます。
侍女が部屋を出た後にそれを開くと、【絶対にお茶会に行かないで】と書かれていました。
アリスの逃亡
アリスは馬車のと外の光景を眺めながら、『エルンハルト・・来たくなかったけど』と考えます。
ノクターン・エドガー公爵のお茶会から逃げようと考えた時に、真っ先にアリスの頭に浮かんだのがエルンハルトでした。
幼少期を過ごしたモメント男爵家は、男爵夫人と姉たちに嫌がらせを受けながら育ちました。
主犯であるモメント男爵のことを一時は自分の父だと思っていましたが、今では卑劣な人間としかアリスは思っていません。
モメント男爵は自分がした誘拐が公になった途端に、どこかに逃げてしまいました。
アリスはエルンハルトでは、モメント男爵が外から連れてきた子というだけで嫌われていました。
アリス・モメントだった頃は、嫌われたくないから辛くても笑っているしかありませんでした。
そしてそれは、ドルーアに会ったことで大きく変化するのです。
アリスとドルーア
アリスがドルーアと出会ったのは、空腹で彷徨っていた頃でした。
ふらりと道に出てしまったアリスは、走ってきた馬車に轢かれてしまいそうになります。
ギリギリで止まった馬車から降りてきた赤毛の少女を見て、アリスは3日前に見た夢と同じだと気づきます。
夢の中ではその顔も声も聞こえませんでしたが、幸せになれる希望の光だということははっきりわかっていました。
アリスはドルーアと初めて会う瞬間も、予知夢で見ていたのでした。
ドルーアはアリスに近寄り、自己紹介をしました。
アリス・モメントだとアリスが名乗った瞬間、ドルーアは変な顔をします。
アリスは、ドルーアがアリスを私生児だと知って嫌うのではないかと不安になりました。
その時まさにドルーアは前世の記憶を確信したのですが、アリスにはそれは分かりません。
あの瞬間のドルーアが驚いたことは、アリスは今でも不思議に思っていました。
「到着しました。お嬢様」と言われてアリスが馬車から降ります。
黒髪のカツラに帽子、そして人の思考を紛らわす魔法のペンダントまでアリスは用意しました。
これだけ準備をすればモメント男爵でさえ、アリスのことを気づけないと考えられました。
アリスが敢えてエルンハルトを逃亡先に選んだ理由は、ノクターンのお茶会を避けるためだけではなく、「エド」という人物に会いたいためでした。
ドルーアとアーロン
ドルーアはクレイモア家の部屋の中をウロウロと歩きまわっていました。
やがて、目的の人物が部屋に入ってきます。
「アーロン!」とドルーアが呼び掛ければ、「ドルーア?なんでここに・・」と婚約者のアーロンは不思議そうです。
お茶会の返信についてドルーアが聞けば、まだ出していないとアーロンは答えます。
アーロンは人払いをして、ドルーアと向き合います。
「お便りをもらいましたがまた何かあったんですか?」とアーロンは問いかけ、「それが・・何かがあったの確かですが詳しいことは言えません」とドルーアは答えます。
戸惑うアーロンに、「冗談を言っている訳ではありません」とドルーアは視線を伏せます。
「何を仰っているのかさっぱり分かりません」とアーロンは言い、「とにかくお茶会に参加しないと返信してください。いえ、いっそのこと当日まで返信しないでください」とドルーアは言います。
「それはエドガー公爵に失礼なんじゃ・・?一体どうして・・」とアーロンは納得のいかない様子ですが、『アリスが行くなと警告したとは言えないよね。命に係わることかもしれないのに!』とドルーアは考えます。
「おかしいと思われるでしょうが、ノクターン・エドガーに気をつけてください」と、ドルーアはそう伝えます。
少し考えてから「わかりました」とアーロンは同意して、ドルーアはホッとします。
すぐに帰ろうとしたドルーアでしたが、「美味しい料理が出来たところです。付き合っていただけませんか?」とアーロンが引き止めます。
『えっ?今2人で食事しようって?』とドルーアが驚くのでした。
第9話に続く>>
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全ては勘違いだった【第8話】の感想
アーロンとアリスの関係が気になりますね。
アリスは原作と違ってどうして予知夢をみるのでしょうか。
原作にないアーロンとドルーアの婚約は、物語に影響を与えていそうです。
次の話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第8話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。