全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
ノクターンはアリスを呼び出して、ドルーアついて聞き出そうとします。
ここからは、全ては勘違いだった、の第10話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第10話】のネタバレ
違和感を感じたアリスでしたが、すぐに思い直します。
『エドガー公爵がドルーアの友達だってことは皆が知ってることだから、ドルーアについて話しても問題になることはないわ・・。大丈夫、私はエドガー公爵に話さなきゃいけない』と、どこかぼんやりした頭でアリスは考えます。
「ドルーアはクレイモアを愛してないと言ってました。条件が合っただけだと・・」とアリスが言えば、「条件ってどんな?」とノクターンは尋ねます。
「外見や声、性格とか・・」とアリスが言えば、「そうか。凄い良さそうでもなかったけどな」とノクターンは呟きます。
「バローズが子供の頃から手紙のやり取りをしていた友達は確かにあなたですか?」とノクターンは問いかけ、「はい、そうです」とアリスは答えます。
「リモランド令嬢は体調が悪く療養していたと聞きましたが、バローズとはどうやって知り合ったんですか?」とノクターンは問いかけ、「それは・・」とアリスは言葉に詰まります。
エルンハルトのことは話したくないという心理的ブレーキがかかったのです。
それを見たノクターンはクスッと笑い、「大丈夫です。令嬢がバローズの大切な友達だと知っているのに、僕が危害を加える意図で聞くはずないでしょう。もし悪用しようと思ったら、リモランド令嬢に聞かず誰かに調べさせたでしょう。それでも僕が信じられませんか?」と穏やかに問いかけます。
アリスはそれを聞いて確かにそうだと思い、ドルーアとの出会いを話し始めようとしました。
その時ドアを開いてアリスの兄が部屋に飛び込んできて、「お話中申し訳ありません」と謝罪します。
そこでアリスは我に帰ります。
アリスを連れて行かないといけない急用があると兄は言い、「失礼だとは存じますが、お話は今度にしていただけますか?」とノクターンに説明します。
『な・・何!?私に何が起きたの・・?』と、絶対に喋らないようなことをノクターンに言おうとしていたことに気づいて、アリスは動揺します。
「仕方ないですね。時間はたっぷりありますので。では失礼します」とノクターンは立ち去り、兄は不思議そうになりノクターンを見送ります。
ノクターンがアリスの予知夢に出始めたのはその日からでした。
そして、ドルーアが見るノクターンと、実際のノクターンがどれほど違うのかアリスは身をもって実感しました。
メモリアの糸かせ
ドルーアは手に入れたメモリアの糸かせを眺めて、使用を躊躇っていました。
執事のジベルは「これを飲んだら場合によっては一週間程意識が戻らないこともあります」と言っていました。
ドルーアの全財産の半分を使って手に入れた貴重なものでしたが、その副作用を思うとドルーアは悩みます。
しかしノクターンが主人公なのか、悪役なのか、そしてアーロンが小説のなかでどんな役割だったのかを確かめるにはこれしか方法がありません。
ドルーアは、ノクターンが悪い人ではないと確かめたいと思っていました。
意を決してその紫色のネバネバとした液体をドルーアは飲み干します。
すぐに目の前の光景が歪みだしてドルーアはベッドに倒れ込みます。
脳内では古い記憶がどんどんと蘇って整理され、やがて生まれた頃の記憶に辿り着き、突破します。
ドルーアは前世で読んだ小説に到達しました。
タイトルは「彼とアリス」。
前世で死ぬ3年前に読んだ小説でした。
3巻までの小説の2巻までを読んだのです。
小説の内容
エルンハルトにいたアリスは酷い扱いを受けるモメント男爵家から逃げ出すために、逃避資金を市場でこっそり貯めていました。
その市場で出会った「エド」という人物は、黒髪で、魔法の道具を使ったのか顔がぼやけて見える青年でした。
話し方や雰囲気で、アリスは彼が騎士の修業中だろうと分りました。
アリスはこの少年に恋をします。
そのうちに、アリスがリモランド家の一員になって首都に行くことになりました。
ちょうどアリスが首都に行く数日前にエドはいなくなってしまい、アリスはエドに真実を話すことができませんでした。
アリスはエドを諦めかけていましたが、首都でアーロンとノクターンを見るたびに「エド」のことが思い浮かびました。
ノクターンの黒髪を見る時、アーロンの騎士らしい言動を見る時に、エドとの思い出が蘇ってきました。
アリスをいじめる悪役ドルーア・バローズがノクターンを愛していたので、多くの読者はノクターンを「エド」だと推測しました。
やがてノクターンは、アリスを殺そうとするドルーアの罪を明かしてアリスと婚約します。
しかし、「彼とアリス」の51話で真実が明らかになります。
ノクターンはドルーアを洗脳しており、アリスを殺そうとしたこともノクターンの指示だったのです。
理由は、皇帝を洗脳するのを邪魔してくるリモランド公爵に近づくために、アリスの心を掴む必要があったからでした。
ドルーアは度重なる洗脳のせいで、最後の方は自我が崩壊していました。
そんなドルーアにノクターンは「僕のために死んでくれる?」と笑いかけたのです。
ドルーアはメモリアの糸かせを使うことで、ノクターンは冷たくて性格の悪い友達ではない、絶対に仲良くしてはいけない人だったと気付きます。
第11話に続く>>
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全ては勘違いだった【第10話】の感想
ノクターンの力の前では嘘をつくのは難しそうですね。
アリスとアーロンは無事にお互いをわかりあうことができるのでしょうか。
ノクターンが悪役だったと知ったドルーアがどう行動するのか気になりますね。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第10話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。