全ては勘違いだった、はG-ANNE原作、MIM作画の恋愛漫画です。
前世で読んだ小説の悪女ドルーア・バローズに生まれ変わっていることに気付いた主人公は、処刑を避けるために動き出します。
ドルーアの知らないところで、ノクターンは何度も家族に殺されそうになっていたのでした。
ここからは、全ては勘違いだった、の第17話のネタバレになりますので、ご注意ください。
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全ては勘違いだった【第17話】のネタバレ
使用人のベロは毒入りのティーカップを口元まで持ってきたまま、躊躇っていました。
「自分からお茶を飲む気はないようだな」とノクターンは言って、『僕が手伝ってやる』と魔法を発動します。
自分の意に反して手が動き、お茶が口に入ったベロは慌てふためきます。
「バローズ、お茶があまり美味しくないみたいだよ」とノクターンは言って、「そうね。謝ったほうがいいかしら?」と毒のことに気づいていないドルーアは申し訳なくなります。
「うえっ!!」とベロはお茶を吐き出し、その勢いでティーカップも床に落ちて割れてしまいます。
そのままベロは部屋から逃げるように出て行ってしまって、ドルーアは驚きます。
「たかだか使用人に謝る必要はない。迷惑かけたね。そろそろ帰ったほうがいいよ」とノクターンは告げます。
ドルーアはノクターンをキッと睨むと出口に向かい、そんなドルーアをノクターンは無言で見送ります。
『凄く怒ってる?このままもう来なかったりはしないだろうな?・・次は会いにきてくれなさそうな、気がする』と、その背中をノクターンはただ見ていました。
『ドルーア』と心の中で呼びかけると胸が痛み、『・・ドルーア』とそれでももう一度ノクターンは声に出さず呼びます。
「・・また来てね、バローズ」と、ノクターンは最後に小さく呼びかけるのでした。
『気分悪くしただろうな。でも仕方ない
。パトシア・エドガー・・、僕の実の母親が僕を殺そうとしてるだなんて到底言えない』とノクターンは考えます。
『それ以来、バローズは僕に二度とお茶を淹れてくれなかった』と、ノクターンはこの時の出来事を未だによく覚えているのでした。
ドルーアとアーロン
ノクターンが帰った後、ドルーアとアーロンは和気藹々と団欒していました。
「エドガー閣下のことですが元々あんなに・」とアーロンは言葉を濁し、「殺伐としてるかって?そうですね」とドルーアは答えます。
「昔は怖くなかったんですよ。憎たらしい時はありましたけど」とドルーアは小さい頃を思い出します。
「あ!それで聖水は本物でしたか?」とドルーアが思い出したように尋ねれば、「はい。マナを押し出す反応があるので間違いなく聖水です。純度も高いのに量もこんなに沢山。すごく高価だと思います」とアーロンは答えます。
『ノクターンはなぜ私にそんなものをくれたの・・?』とドルーアは疑問に思うのでした。
アーロンが帰ろうした時、使用人のカリサが扉を叩いてアリスの訪問を報告します。
ドルーアは、アーロンの服に血がついていること、そして応接室から出て行ったのを誰も見ていないノクターンについての説明をどうしようかと戸惑います。
「カリサ、私が声をかけるまでもう少し待ってくれる?」とドルーアは頼んで、「どうしましょう、アーロン」と尋ねます。
「急用でテレポートでお帰りになったと言ったら。あ!閣下が魔法を使ってることは秘密ですか?魔法の道具を使ったと言えばいいんじゃないでしょうか」とアーロンは言って、「それはそうだとしてもあなたの顔・・、そんな血がついて・・。2人が喧嘩したって思われるわ」とドルーアは何か手がないかと見渡します。
ドルーアは余っている聖水で洗い流すことを思いつき、アーロンはそんな貴重なものをと止めようとします。
そうこうしている間に扉が再び叩かれる音がして、「長くなるようでしたらリモランド令嬢が折り返し連絡すると仰ってますがどうしましょうか?」とカリサが尋ねます。
『アリスとはなるべく早く会って話した方がいい』と思ったドルーアは、「血のことは適当に言ってください、アーロン」と言ってアリスを部屋に入れることにしました。
アーロンが戸惑っているうちにアリスが入室し、挨拶を交わします。
アリスは部屋の中にドルーアだけではなくアーロンもいることに戸惑っているようでした。
アーロンの服についた血に気づいて驚くアリスに、アーロンは「修練中にマナの流れが急に変になりまして・・」とあたふたと説明します。
アリスのアーロンに対する態度を見て、『過去の正体を知ってるのはアーロンだけかな?』とドルーアは推測します。
「そろそろ帰ります」と説明を終えたアーロンがドルーアに伝えていると、「これで拭いて下さい」とアリスはハンカチを差し出しました。
顔を赤くしてお礼を言うアーロンを見て、『可愛いところもあるわね』とドルーアは観察します。
「あ!それからおふたりに・・プレゼントです」とアリスはバッグの中からペンダントを取り出すと 「婚約おめでとう」と微笑みました。
アーロンの気持ち
ドルーアとアリスに見送られ、アーロンは馬車で帰途につきます。
『アリス・・あなたに言いたかった・・。ドルーアと僕は愛し合う仲ではなく友達だって。自分に誓った言葉のせいで。そしてあなたの反応が怖くて。自分がエドだと言えませんでした』と、アーロンは後悔をしていました。
『エドとしてあなたと重ねた思い出を諦めたら、ドルーアの友達としてお近づきになってもいいでしょうか?アリス、あなたへの誓いを守らなくてはいけないのに・・』と、アーロンはアリスもらったペンダントを愛おしそうに顔に当てます。
「アリスは本当にノクターンと結婚するかもしれません」というドルーアの言葉がアーロンの決心を揺るがすのでした。
ペンダントの効果
ドルーアとアリスはアーロンを見送ったあと、部屋でまた話をしていました。
「黒魔法から身を守る聖物なの」とアリスはペンダントについて説明します。
「アーロンもノクターンからの保護が必要なの?」とドルーアが問えば、「ええ」とアリスは答えます。
「エドガー閣下も来てるって聞いたけどもう帰ったの?」とアリスが問いかけ、「ノクターンが一番早く来てたの。魔法を使って帰ったから使用人達は知らないけどね」とドルーアは答えます。
「ドルーア・バローズ、アーロン・クレイモア、そしてノクターン・エドガーの皆が同じ場所に・・」とアリスが呟き、『アリス、今なんて?』とドルーアは気になるのでした。
第18話に続く>>
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全ては勘違いだった【第17話】の感想
ノクターンはドルーアを昔から大切に思っていたようですね。
アーロンはやはりアリスへの熱い想いをまだ抱えていそうです。
アリスはエドとは気づいていないけど、アーロンまでも心配しているようですね。
次に話も楽しみです。
まとめ
今回は、ピッコマで配信されている「全ては勘違いだった」の第17話のネタバレと感想をご紹介しました。
「全ては勘違いだった」は、現在のところピッコマでの独占配信です。
他の漫画配信サービスでは読めません。
今後人気が出てきたら電子書籍化されるかもしれません。
応援していきたいですね。